ウェーブ Ma.K KRÖTE(クレーテ)

2010年9月 3日 (金)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その14 <完成>

フェーディングの油絵具も乾燥しましたので、仕上げに足回りの汚しです。
普通にAFVっぽく汚すつもりでいたのですが、やはり上下の新旧っぽさを強調したかったのと、油絵具でのフィルターが思いのほかイイ感じに仕上がったので汚しでつぶすのがもったいなくなりました。そこで、軽くピグメントで埃をかけるに留めました。というより、どう汚せばいいのか分からなくなったんです…。
まあ、「情景作品ではないので、あっさり仕上げのほうが見やすくていいのだ」という言い訳をさせてください。
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ということで、クレーテ完成です。
この奇妙な塗装も、見慣れてきたら何だかカッコよく思えてきましたよ。



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ガトリング砲横のセンサー(?)、ちょっと失敗してドギツイ色にしてしまいました。




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苦労してくりぬいたデッチアゲ部分です。あんまり奥までは見えませんが、何とか密度感が出せたでしょうか。



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歴戦の傷がなかなか男前(?)な顔つきです。ガンメタル色にはクレオスのメタルブラックがお気に入りです。
チッピングは、エッジ部は筆で、広い面の浮いたサビはスポンジで行いました。塗料はタミヤ・エナメルです。

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ハッチ開放してます。整備中の情景にすればよかったんですけどね。ワタシャ情景が苦手なんです。というか、ただのメンドクサがりなんです…。


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手前味噌ですが、全体にフィルターはうまい具合にかけられたと思っています。簡単にできて効果バツグンですよ。面白くて病みつきになりそうです。
写真ではテカって分かりにくいですが、腰上はツヤ消しで腰下は半ツヤにしています。

ただ、完成とはいってみたものの、実はフィギュアがまだなんです。
でも、とりあえずこれで一区切りつけて、展示会用の作品制作にかかりたいと思います。次作はなんとバイクに挑戦です!!

なお、前作のM3リーとこのクレーテも展示会には出品いたしますので、ご笑覧いただければ幸いです。

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2010年8月31日 (火)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その13 <フェーディング>

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ガトリング砲とライトを取り付けました。ライトは、ドイツ・ボッシュライト風のカバーを切り抜いてメッシュを貼りました。また、あまりよく見えませんが、ライトのレンズは裏の凸モールドを削ってピカピカにしてあります。

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また、今回は「フェーディング」にも初挑戦してみました。
ランダムに点々と置いた油絵具を、ペトロールを含ませた筆でそっと伸ばして退色感を出す技法です。
アイボリーホワイト、イエローオーカー、ブラウン、ウルトラマリンブルーディープの4色を使っています。ブルーだけはサンド色部分につけないように注意します。(写真は割愛しました。すみません。)
フェーディングは、この作品では腰上にだけ施すことにしました。腰下に比べ腰上をより使いこまれた感じにして、「上下別々感」をもっと演出できないかと思ったのですが、果たして狙い通りになりましたでしょうか。

さあ、あとはチッピングを入れたあと汚しをして完成です。やっとゴールが見えてきました。

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2010年8月28日 (土)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その12 <ウェザリング>

基本塗装の際、表面が荒れてガサガサになってしまったので、デカールを貼った後にツヤありクリヤーをたっぷり吹いておきました。それが十分乾燥しましたので、ウェザリングに進みます。

ウェザリングは、「フィルター→スミ入れ→(フェーディング)→汚し」の順に行います。この手順については前作のM3リーで実践したことで自分のものになりましたので、もう迷いはありません。
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まず、フィルターには写真の油絵具を使います。M3リーでは塗色がオリーブドラブのうえ下地のこげ茶もよく効いていたので、暗くなりすぎるブラウン系のフィルターはかけませんでしたが、今回はブラウンも使います。
スミ入れにはMIGウォッシュを使いますが、このニュートラルウォッシュではちょっと弱いので、これに油絵具の黒などを加えて濃くします。タミヤ・エナメルとはうまく混ざりませんので要注意。

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機体番号などのデカールは、スケールは違いますがタミヤ・ヤークトタイガーの余りを使ってみました。腰下にも違うナンバーを貼って、「上下別々感」を演出してみたつもりです。表面がかなり荒れていたのでマークソフターを使ってもデカールが密着せずシルバリングしてしまいました。
でも、そんなときはデカールの上からデザインナイフの先で突いてたくさん穴をあけ、タミヤ・エナメルのクリヤーを薄めて流し込めばOKです。シルバリングの原因は気泡ですので、そこへクリヤーが流れ込んで埋めてくれます。浸透性のあるエナメル塗料(溶剤)ならではのワザです。

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フィルターは、サンド色・グレイ色共に同じ色をかけましたが、スミ入れはグレイ部には黒を多めに混ぜています。



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グレイ部は、グリーン系とホワイト系のフィルターでなかなか味のある感じになりました。

このまま油絵具をしっかり乾燥させたら、汚しに進みます。

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2010年8月24日 (火)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その11 <基本塗装>

M3リーを締切に間に合わせるためにしばらく中断していましたが、再開です。
どこまでいってたか自分でも忘れかけてましたが、下塗りまで済んでましたので、次は基本色の塗装ですね。
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どんな色にするかなかなか決まらなかったのですが、とりあえずグレイ系でいくことに。
ただ、一度は塗ってみたもののイマイチしっくりきません。というかあまりにも平凡な感じで物足りません。

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で、いろいろ考えた結果、最近外国人モデラーのAFV作品でしばしば見る、「とって付けた感の演出」をしてみることにしました。
腰上をサンド系の2色迷彩に塗り直して、「機体の腰上を被弾・損傷したため、使用可能な別の機体の腰上に換装した」という設定にしてみました。
デカールを貼って乾燥させたら、ウェザリングです。

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2010年8月 1日 (日)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その10

塗装のプランを練っている間に、フィギュアを少し進めます。
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元はドイツ軍の戦車兵に準じたユニフォームがモールドされていますが、これを作業服風に改造してみました。

まず、上半身前側のモールドを削り取ります。モナカ合わせのフィギュアの体を組んだ時点ではこうすることを想定していなかったためパテで裏打ちしていません。大きい凸モールドを削ると穴が開いてしまいますので、パテで塞ぎます。
パテが固まったら、エポキシパテを延ばした生地を切って貼り付け、適当にシワをつけます。続いて胸ポケットと襟を同様に付けました。
最後に、サフを吹いて出来栄えを確認です。
フィギュアの改造は生まれて初めてですので、出来は子供だましですが、欲を言えばきりがないのでこれでよしとします。
ただ、この方法で「着ている服」を表現する場合は、ツィメリットコーティングのようにパテを薄く延ばすと服らしい柔らかいシワがつけにくくなりますので、少し厚めのほうが良さそうです。何度かやって、最適な延ばし具合をつかむ必要がありますね。

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2010年7月30日 (金)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その9

いよいよ塗装に」取り掛かります。

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まずは下地塗装からです。
各種パテや金属線を使っていますので、下地色を揃えるために最初にサフを吹いておきます。

続いて、黒で全体を塗りつぶしてから茶色を塗り重ねます。ガイアカラーの「ブラウン」に「ジャーマングレイ(正しい商品名は「ドゥンケルグラウ」ですが、いちいちメンドクサイんですよ)」を少し混ぜました。
こういう、全体に太吹きでフワッとかぶせていくのには、先日いろいろ試した「ベーシックエアブラシ」がなかなか良い働きっぷりです。このとおり、見事にカブトムシのようになりました。

この先の基本色をどうするかが決まらず、手が止まってます・・・。

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2010年7月24日 (土)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その8 <ちょっと追加工作>

前回で工作は終了したつもりだったのですが、実はまだ塗装に入っていません。どうも気に入らない部分がありまして、結局妥協できませんでした。
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脚部のシリンダーです。使わなかった部品とプラ材でまたもやデッチアゲました。
シリンダー部は、ピストンロッドが自然に動くように、タミヤの5ミリと3ミリのプラパイプを入れ子にして作りました。

さあ、これでホントに工作終了です。いよいよ塗装に移ります(ホンマかいな・・・)。

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2010年7月18日 (日)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その7 <組み立て完了>

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脚部の組み立ても終わりましたので、一度全体を仮組みしてみます。
想像より少し大きいです。それにしても、カエルそっくりですね! しゃみーさんが「頭でっかちでカワイイ」と大喜びです。

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後ろ姿はなかなか機械っぽくていいですね。それにしても急所丸出しって感じです。

足首の関節は接着して固定しました。動かして遊ぶことはまずないと思いますし、意外と後ろに重心があって尻もちをつきそうになりましたので。
あと、脚につくショックアブソーバーは、どうしても納得がいかず外しました。後ろにシリンダーがあるので油圧で稼働していると思うのですが、それならショックアブソーバーは無意味のはず・・・。

さあ、楽しい工作が終了してしまい、いよいよ塗装です。どんな感じに攻めてみようかなと思案中ですが・・・。

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2010年7月17日 (土)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その6 <吸排気装置>

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腰部の後方の当初の状態です。キャブレータのような部品がついています。オリジナルではキャブとしてつけているのではないのかもしれませんが、一度キャブだと思ったらもうキャブにしか見えません。
そう思うと、このエンジンには排気管が見当たりません。もしかしてこれはエンジンではないのかもと思いましたが、パッケージにはエンジンの型式云々が謳われていて、どうやらエンジンで稼動するのは間違いないようです。やはり、エンジンが単体でポツンといるのは何か不自然に思えてきました。
そこで、思い切ってこのあたりの構造物を一新することにしました。

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まずキャブですが、どう見てもホリゾンタルタイプのキャブなのに横倒しではエンジンは始動しません。
そこで、一度ノコギリで切り離し、水平にしてつけ直します。続いて、背中の辺りに溶接されている台形の部分を燃料タンクと勝手に想定し、そこからキャブへ燃料を供給するパイプをつけました。
次にインテークマニホールドを、プラ棒を曲げて作りました。本当ならエンジンのシリンダーヘッド辺りへ接続すべきなのですが、吸気経路はシリンダーブロックに内蔵されているということにして、2ストロークエンジンのようにクランクケースに繋いでみました。何だか無茶な設定ですね。こんなエンジン、あり得るんかいな・・・?
最後に排気管を、同じくプラ棒で作ります。現物合わせでライターの火であぶって曲げていきます。
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こっちはちゃんとマニホールドを作って集合管にしましたよ。生産性・整備性をまったく無視した、とても長い取り回しですが、先のほうにステーも一応つけておきました。
タイコ(マフラー)がありません。直管・爆音仕様です。敵からも味方からも位置がよく分かります。

あと、少なくとも電装系と冷却系がいると思うのですが、もういいかなぁ・・・。

ところでこのエンジン、てっきりVT250の流用だと思ってましたが、シリンダー挟角が90度より狭いのでVTじゃありませんね。一体何のエンジンだろう・・・。クルマかな?

それからエポキシパテで溶接痕を強調しておきました

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砲塔に鋳造表現を施しましたが、このままでは全体が一体成型ですので、どう考えても中身が組み付けられないことになってしまいます。そこで、砲塔の両脇にも溶接跡をつけて分割線を設定してみました。
こちらはタミヤの瓶サフで行いました。ちょっとカッコ悪いですし、こんなところで溶接というのは強度的にもあり得ない気はするのですが、ほかに良さそうなラインを見出せませんでした。

果たして、ワタシの「脳内暴走機関車」は、どこまで走って行くのでしょうかねぇ・・・。

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2010年7月14日 (水)

1/20 Ma.K KRÖTE(クレーテ) その5 <鋳造表現>

流し込み接着剤でつけた鋳造表現ですが、1/20というスケールを考えるとやや物足りない気がしたので、タミヤパテとサーフェイサーでやり直しました。

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今度は逆に少しオーバースケールかも知れませんが、これぐらいのほうが見栄えがするかなと思います。



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腰部は、真ん中の筒状の部分は押し出し材という設定です。




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砲塔後部に付く小さなシーソー状の部品には、元々は安全ピンのようなバネがモールドしてあります。このバネを銅線で作り直そうと思って始めたのですが、構造変更することに。コイルスプリングにして、中の芯も少し長めの金属線に置き換え、装甲に穴を開けて中の機械へ通っているように説明づけしました。
脳内がやや暴走機関車と化してきております。

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