HGUC ズゴック

2011年11月18日 (金)

HGUCズゴック その13 <完成>

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最後に、ピグメントを使って脚の部分にホコリ汚れをつけます。
ピグメントは文字通りの顔料ですので、そのままでは定着しません。そこで溶剤で溶いて使います。
ただし、エナメル溶剤で溶いても分散せず、ピグメントは分離して沈澱するだけです。そこでエナメルのクリアを数滴落とすとある程度混ざるようになります。

アクリル溶剤を使えば、溶剤だけでもある程度分散しますが、やはりクリアを混ぜたほうがよく混ざるようです。

エナメル溶剤よりもアクリル溶剤を使ったほうがよく分散するので、着色力が高くなります。エナメル溶剤の場合は液の流れにしたがってピグメントが泳ぎますので、泥が流れたような表現に向きます。


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乾くとこんな感じ。
凹部に沿って溜まっているのはエナメル溶液、全体に薄く色が着いているのがアクリル溶液のそれぞれの効果です。


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ということで、完成です。

ズゴック、なかなかカッコイイじゃないですか~!? ちょっと前かがみにして腕をダラッと垂らした感じのポーズが好きです。

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後ろ姿です。





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自作モノアイの効果。
光が当たらないと真っ暗ですが…、




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正面から光を当てるとキラリーン!!です。


今年に入ってガンプラは2作目で、前作のシャアザクはアニメの設定どおりに作りましたが、今回はいわゆる「オレ設定」で作ってみました。どちらも楽しいですが、スケールモデルと違い実物が存在しないからこその楽しみがありますね。

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2011年11月17日 (木)

HGUCズゴック その12 <チッピング>

汚し塗装について、もう少し水陸両用っぽい表現も加えたいと考えていたのですが、ブルー系の色でかけたフィルターがそれらしく効いているので、これで十分と判断しました。

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続いてチッピングです。
ミリタリー系模型の塗装では定番の作業となりましたので、このズゴックにもやってみたいと思います。

戦車模型に施すときは適度に錆びた感じの色にしたいので、あまりギラギラした色は避けるのですが、さすがに「果たしてモビルスーツが錆びるか?」という気もするので、ちょっと色は変えました。

タミヤ・エナメルのチタンシルバーにガンメタルを加えて、近未来の金属地肌らしく鈍く光る色にしてみました。
チッピングのコツは、とにかく「均等にせず、メリハリを付けること」に尽きると思います。場所によって集中させるところを設けることで、リアリティーが出ます。
今回ですと、足のつま先と腰の部分に大きめに施しています。また腕のクロウはもっと思い切ってやってもよかったぐらいです。
大きく施す場合は筆の代わりにスポンジを使うとラクに、かつリアルにできます。

また、スケール感も大切です。1/35でも小さく描き込みますが、今回はなんせ1/144ですからね。ただ、そうは言っても正確なサイズでなんて描けるはずもありませんから、とにかく小さく点を打つことを心がけます。これは筆でもスポンジでも同様です。

最後にチタンシルバーでハイライトを入れて終了です。

さあ、あと一息で完成です。

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2011年11月16日 (水)

HGUCズゴック その11 <アクシデント発生>

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本棚から資料を出そうとして、手前に置いてあったズゴックを引っかけて落としてしまいました。落下時のショックで腕と脚のジャバラ部のあちこちにクラックが入りまくりです…。ここだけは構造上スナップフィットを殺すことができずストレスがかかっているので、エナメル溶剤でもろくなっていました。これだからガンプラってヤツは…。
とりあえず応急処置だけしておきましたが、けっこう痛々しいです。

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2011年11月15日 (火)

HGUCズゴック その10 <まだフィルター塗装>

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フィルター塗装をもう少し続けます。
クリアーのレッド、ブルー、イエローを混ぜてクリアーブラウンを作り、全体に塗ります。今度は、乾燥後にシンナーを含ませた筆で慎重に上下方向に伸ばして筋状の汚れにしていきます。

モビルスーツに上下も何もないとは思いますが、そこはまあ演出効果ですから深く考えずにいきましょう。

さあ、これでずいぶん汚れた感じが出てきました。

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2011年11月14日 (月)

HGUCズゴック その9 <フィルター塗装>

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フィルター塗装の続きです。
2色めはイエローグリーンをベースにクリアブルーとブラウンを混ぜた色で行いました。
また、クリアブルー単色を部分的に散らして薄く伸ばしてみました。

水陸MSらしく薄汚れてきましたよ。フィルター塗装は楽しいので、もう少し続けます。

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2011年11月13日 (日)

HGUCズゴック その8 <フィルター塗装>


続いてフィルター塗装です。
フィルターをかける色には特に決まりはなく、気のおもむくままに行えばいいと思います。

塗料は、乾燥後に溶剤の影響を受けない油絵具がいいとは思います。ただ、乾燥に時間がかかりすぎるのとリンシードオイルの被膜が意外と厚くなるので最近は使わなくなり、タミヤエナメルを使います。

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まずはデッキタンをベースに白っぽい色で退色感を出します。ウォッシング技法で全体に塗りますが、スミ入れとは違って拭き取りません。塗りすぎてしたたり落ちたり溜まったりする分は筆で吸い取ります。
乾いた後はラッカー等のクリアを吹いてコートしておきます。

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2011年11月 9日 (水)

HGUCズゴック その7 <スミ入れ>

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基本塗装が終了したので、仕上げ塗装に入ります。

まずはスミ入れです。ボディのブルーという色はミリタリーモデルでは馴染みがないので、どんな色でスミ入れするか迷います。
フィールドブルーとフラットブラックを使い、ブルーの部分は黒を少なめに、グレイの部分では逆に黒を多めにしてみました。

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スミ入れが終了した状態です。
はみ出たところがありますので、乾いてから溶剤で拭き取っていきます。

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2011年11月 7日 (月)

HGUCズゴック その6 <基本塗装終了>

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基本塗装の最後はボディです。
ミスターカラーの117ライトブルーを使いました。



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乾燥後、各部を組み合わせて完成です。とりあえず生塗りのままで、スミ入れもしてません。
腕がボディになかなかハマらず苦労しました。

ガンプラは、この最後の組み上げ時にかなりの力が必要で、当然強く持たなければなりません。塗膜が弱いと指紋や傷が付いてしまって、最後の最後で台無しになります。
ですので、乾きが著しく遅くて塗膜も弱い水性アクリル塗料の使用は、個人的にはおすすめできません。

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光を正面から当てるとモノアイがキラッと光ります。




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背中から。
指定色のイメージではありますがまったくの「俺カラーリング」です。こいういのが楽しいのです。

さて、ここからミリタリーモデラーのはしくれらしく、お約束のあんなコトやこんなコトをしてみたいと思っています。

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2011年11月 6日 (日)

HGUCズゴック その5

モノアイを取り付けます。周囲の黒い部分は、成型色を利用してツヤ消しクリアーを吹いただけです。
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写真では分かりにくいですが、Hアイズ等と違って奥行き感が出ます。




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角度によって見え方が変わります。斜めから見るとピンクがほとんど見えませんね。




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正面からだと奥のピンクが見えてきます。

頭部ミサイルの弾頭はフィールドグレイで塗装しました。

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2011年11月 5日 (土)

HGUCズゴック その4

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腕と脚のジャバラ(?)部は、ミスターカラーの72ミディアムブルーでと思ったのですが、ちょっとおとなしすぎる気がしたので少量のシアンを混ぜて塗装しました。


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組み上げるとこんな感じ。指定色ではありませんが、カラーコーディネートは悪くないですよね。

それにしても、このジャバラ部の構造には感心しました。よく思い付くもんですね。

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胸の排気フラップ(かな?)は、ガイアのスターブライトジュラルミンで塗装後、クリアブラウンとクリアブルーで焼けた感じにしてみました。
このスターブライトジュラルミンは、店のお客様からもどんな色かとよく聞かれるので試しに使ってみました。
ジュラルミンっぽいかどうかはともかく、パールが配合されているせいか非常に輝度の高いキレイなシルバーという印象です。クレオス・スーパーメタリックのクロームシルバーにも匹敵するのではと思うほどです。ちょっと高価な塗料ではありますが、よい色だと思います。

また、クリアブラウンはほかにない色で、意外な用途があり、オススメです。

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