ロードスター・コンベンション

2017年6月 2日 (金)

お客様の作品のご紹介

ご紹介が遅れてしまいましたが、先月末で締め切りの「ロードスターコンベンション敗者復活戦」に、滑り込みで最後のご応募がありました。どうもありがとうございます。

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Katsuさん作品
ロードスターRF

最後に、とんでもない作品が来てしまいました。
先日の静岡ホビーショーでお披露目されたので、すでにご覧になった方も多いと思います。 

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いつもは完全スクラッチの作者さんなのですが、昨年の一次募集のときにも、絵画的に塗装した作品で応募くださいました。
今回は、実車が発売されたばかりの開閉ルーフ仕様のRFに、タミヤのプラモデルキットをベースに改造です。

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複雑な曲線の造形を、見事に再現されています。チリ合わせもピッタリです。





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「プラモデルは苦手」とのことですが、工作だけでなく塗装も美しく仕上げられてます。
こうして見ると、かなりリアに寄ったデザインなんですね。昔のスーパーカーみたい。

・・・と。これだけでも相当スゴイんですが、実はこれ、ルーフが実車とほぼ同様に開閉するんです! しかも、電動で。

実は、開閉式にするというのは前もって教えてもらっていたのですが、まさか自動にするとは思っていませんでした。
中を見せていただいたところ、意外なほどアナログな作り(例えばパソコンで設計して工作機械で削り出しました、みたいなのではなく)で、手作り感満載なんですが、発想できるところがスゴイです。

本家動画はこちらです。

少し動きがカクカクしているところもありますが、最初はもっと滑らかでした。
お願いして中を見せてもらった後、急いで組み立てられたので、どこかの動きが渋くなったのかもしれません。

しばらく店頭に飾らせていただいています。作者さんの許可をいただいておりますので、ぜひスイッチを押してみてください。
気に入らない部分があるので、半月ほど展示後に回収して修正されるそうです。ご覧になりたいかたは、お早めにどうぞ。

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これで、2年がかりの大イベントとなったコンベンションは終了です。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

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2017年5月14日 (日)

タミヤ 1/24 ロードスター <完成>

せっかく完成したので、一応記念に撮影しておきます。

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いつもは青の背景で撮っているのですが、青が映り込むと、不自然な色合いになってしまうので、黒の背景を急造しました。




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ベースは、市販のアクリルベースに、プラバンを切り出してチタン色で塗装したものをはさみ込みました。



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今回は、色入れの段階からクリヤーカラーを何層も重ね、最後にクリヤーを吹いたせいか、吹きっぱなしでもなんだかピカピカになってしまい、個人的には満足してしまったので、研ぎと磨きは省略しました。
いわゆる「吹きっぱなし」ってやつです。

仕上げに、タミヤの「つや出しコーティング剤」を塗ってみました。模型を直接触っても、指紋とかが付きにくくなって、悪くない感じです。

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ホイールは、指定はガンメタルなのですが、先日お客様の実車を拝見しましたら、結構黒いという印象でしたので、黒で塗った上から、タミヤTSカラーのメタリックブラックをエアーブラシで薄く吹いて、クリヤーを重ねてツヤを出しました。
ほぼ真っ黒に見えますが、光の当たり方でメタが見えます。

ドアハンドルと、シート後ろのバーは、メッキやアルミ調の塗料で塗ってみました。

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最近のマツダ車イチオシのレッドを、なんとかそれらしい雰囲気で塗りたいと思って取り組みましたが、自分のスキルでやれる範囲内では「こんな感じじゃなかろうか」と、満足しています。


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ちなみに、実車がこちら。









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内装は、アルカンターラのスエード調表現とカーペットの質感表現に挑戦しました。
カーペットのほうは自分でもイマイチな出来でしたが、アルカンターラのほうはいい感じに出来た気がします。これも個人的には満足です。
惜しいのは、ドア内張り上部の黒い部分が、ツヤが足りませんでした。ボディと同じくらいのツヤを出したかったです。


このキットは、床下のパネルとハンドルの塗り分けが難しかったですが、キットそのものはとてもよく出来ていて、気持ちよく作れるプラモデルだと感心しました。特に灯火類のハメ合わせの良さは、感動的ですらあります。
機会が許せば、色を変えてもう1、2台作ってみたいくらいです。

静岡ホビーショー後で、ショーケース内がガランとして寂しいので、賑やかしにしばらく飾らせていただきます。もしよろしければ、見てやっていただいて、ご意見やご感想をお聞かせ下さると嬉しいです。

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2017年5月11日 (木)

タミヤ 1/24 ロードスター その6

ボディーは、基本塗装がずいぶん前に終わっているので、あとは細かい部分の塗り分けを残すだけです。
ウィンドウのストリップゴムの部分を黒で塗り分ける際に、マスキングが少し甘かったのでハミ出してしまい、乾燥後に削り取りましたが、少し汚くなってしまいました。
ゴールが見えてくると、いつもつい雑になってしまいます。いやぁ、急いではダメですね~。

ボディ下部のリップ部分は、半ツヤ黒で塗り分けなのですが、グロス黒で塗装後にメタリックブラックを吹いて、ホイールと合わせてみました。

灯火類の部品は、ビックリするくらいピッタリ合います。すり合わせの必要はまったくなく、とても気持ちいいです。
接着剤がハミ出して汚くなるのが怖いので、念のためプラ用接着剤は使わずに模型用ハイグレードだけで接着しましたが、接着しろがちゃんと作ってくれてあるので、つけすぎさえしなければ、たぶん大丈夫だったのではないかと思います。

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これは予定外だったのですが、アンテナは、ワイヤーがクルクルと巻かれているので、再現することにしました。

髪の毛くらいの細さに伸ばしたランナーを作り、巻き付けて接着します。


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その後、被覆っぽさを出すために、ちょっと濃い目のエナメル塗料を筆で塗って出来上がりです。
う~ん、もうちょっと埋めてもよかったですね。





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インレットを貼り、ミラー等を接着して、完成しました!(※この時点では、ナンバープレートがまだ付いてません)
しかし、インレットマークというのは、ホントに実感が高いですね。考えた人は偉いと思います。

カタログをバックに、記念写真。

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赤のボディに白のシート、似合ってますでしょうか?
今回は、ラッカー塗料を使って、研がずに仕上げました。ボディもホイールも、吹きっぱなしです。
フロントのガラスだけは、少し傷があったので磨きましたが。



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ナンバーも付けましたよ。

一部、塗り分けが面倒なところはありますが、カーモデルではある程度は仕方のないところかも。
でも、今のメーカーの技術なら、パーツ分割できそうな気もします(ガソリンタンクは、絶対にできるはず)。
それ以上に、シートのヘッドレスト裏の肉抜きを隠すフタは、ぜひ入れてほしいものです。逆に、なぜ入っていないのか聞きたいくらいです。特にオープンカーで肉抜き穴が丸見えなのは悲しい…。

さて、これでコンベンションは、言いだしっぺが今度こそ無事にフィニッシュできました。肩の荷が下りましたよ。

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2017年5月10日 (水)

タミヤ 1/24 ロードスター その5

いよいよ内装を組み付けていきます。

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アルカンターラの質感が、だいたい思惑どおりにできたので、床のカーペットの部分も、モケモケの毛の質感の違いを出してみたいと思い、なにかいいものはないかなと探しました。

そうしたら、リキテックスの「ブレンデッドファイバー」というメディウムを見つけました。説明には、「繊維状の毛羽立った表現ができる下地材」とあります。
これはよさそうかもと思い、さっそく買ってきて使ってみました。

ただ、思っていたような毛羽立ち感ではなく、ボテッとした、荒っぽい表現となってしまい、あまり狙いどおりにはいきませんでした。
まあ、使い方に工夫の余地があるように思いますので、今回は実験ということで、よしとしておきます。
それに、ここにシートが入るとほとんど見えなくなっちゃうでしょうから、リアルとは程遠いですが、模型的演出と考えれば、これぐらい大げさでもいいのかもしれません。

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ヘッドレストの後ろのA型のバーは、実車のオプションにもあるシルバーにしてみました。
メッキ調ばかりでは面白くないので、AKインタラクティブの「ポリッシュアルミ」で塗装しました。

サイドブレーキ横のコントロールノブは、周囲がシルバーなのですが、あまりにも小さく、じっくり取り組まないとうまく塗れる気がしませんので、今回は割愛です。

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シートは白にしてみました。ガイアカラーの「レディッシュウォームホワイト」です。
写真では白飛びして真っ白に写ってしまいましたが、実際はほんの少しピンクがかった、柔らかい白です。
タミヤエナメル塗料のグレイとデッキタンを混ぜた色でスミ入れし、ハミ出しを、筆でていねいに拭き取ります。

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ドア内張り上部の、ボディ同色となる部分は、別パーツ化されているおかげで、マスキングすることなく塗装できます。
アルカンターラ内装にはブラックとなるようなので、グロスの黒の上から、メタリックブラックを軽く吹いてから、クリヤーでコートしました。


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案の定、カーペットはシートで隠れてほとんど見えなくなり、よく見ると何かしてあるなということが分かってもらえる感じになってくれました。

これでシャシー部分は出来上がりました。
後は、外装の小物を塗装しながら組み付けていき、フィニッシュに向けてラストスパートです。

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2017年5月 4日 (木)

タミヤ 1/24 ロードスター その4


内装を塗装しました。
シャシーと違って黒1色なので、ラクチンです。

ただ、一つだけ試してみたいことがありました。
高級な内張り素材でアルカンターラというスエード調の生地がありますが、このクルマにもオプション設定されてます。
なんとか、それを再現できないかと思いまして。それも、誰でも出来る方法で。

まずプラの状態で、流し込み接着剤を塗り、刷毛で叩くように荒らします。乾きの遅いリモネンタイプが最適です。
AFVプラモで、装甲板の荒れを表現するのによく用いる方法です。なので、やりすぎて、裏革ではなく鋼板のような質感になってしまわないように注意しました。

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全体を半ツヤ黒で塗った後、アルカンターラにしたい部分をマスキングで残して、タミヤアクリルのXF85ラバーブラックを吹き付け塗装してみました。写真では写りが悪くて分かりにくいのですが、少し色が違う部分です。



P5045827001ただ、ラバーブラック自体が、粒子の粗いテクスチャー的な塗料なので、下地に施した荒れ表現が、控えめだったこともあって隠れてしまい、今ひとつな仕上がりに。少し厚く塗りすぎたようで、文字通り、ゴムっぽくなっちゃいました。

でも、この方法でそれらしさは狙えそうです。
次回は、塗り方を変えてチャレンジしてみたいと思います。

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2017年5月 3日 (水)

タミヤ 1/24 ロードスター その3

本日3日から4日までの2日間、お休みをいただきます。

さて、ロードスターのほうは、店主権限で締め切りを延長し、塗装機器を家にも持ち込んで、やっと進みつつあります。ただ、塗料とかはその都度いるものを持ち運ばないといけないので不便ですが。

足回りと同様に、少々メンドウなのが床下の塗り分けです。
作って置いてしまえば、もう見えなくなる部分なので、細かいことは無視して、黒1色で塗ってしまおうかと、よっぽど思ったのですが、せっかく足回りもよくできたキットなので、やっぱり塗り分けたい-でも、メンドクサがりなんで、どうやったらやりやすいかを考えてばかりいて、手が止まったまま時間だけが過ぎていきます。

それじゃあいけないんで、せめて黒1色にするのだけをやめて進めましょう、と。

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まず、全体をガイアカラーのニュートラルグレイで塗り(ツヤありなので、いかにもクルマの下地塗装っぽくなりますね)、黒の部分を塗り分けることにします。
ホントはグレイがもう1色あるんですが、そっちは割愛です。

それにしても、シャシーと色が違うタンクだけは別部品にしてもらえないものなんかいなと、いつも思ってしまいます。
彫りが深くて狭いので、マスキングして吹きつけるにしてもフリーハンドで筆塗りするにしても、とても難しいです。

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養生だけで8割がたの時間がかかってしまいますね。

後ろのタイヤハウス内は、指定ではグレイなんですが、前が樹脂カバーで黒いので、統一したほうがカッコイイかなということで、勝手に黒く塗りました。


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ここは、塗り分けの境い目が単純で、助かります。








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足回りを組み込みました。
複雑な形状の部品群ですが、ズレもガタもなくピッタリと収まって、気持ちイイです。

それにしても、ミッションケースの部分はAKインタラクティブのアルミで塗装しましたが、めっちゃ光りますね。タミヤのクロームシルバーより輝いていて、ちょっとまぶしすぎなくらいです。
デフケースや足回りのアーム類は、ガイアカラーのブライトシルバーです。名前とは裏腹に、落ち着いた白目の銀で、アルミの表現にピッタリです。筆塗りですが、ムラにもなりにくく、塗りやすい銀です。
あ、タンクの真ん中、遮熱の金属板があるところを銀で塗るのを忘れてました…。

まあ、まったく見えないからいいか…。

次は内装。
色の塗り分けはないのでありがたいのですが、ちょっとやってみたいことがあるので、しばし考え中です。

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2017年4月27日 (木)

ロードスターコンベンション敗者復活…

「ロードスターコンベンション敗者復活戦」、締め切りまであとわずかとなってしまいました。
ほぼ、店主自身のための2回戦なのですが、残念ながらというかやっぱりというか、絶対に間に合いません。

そこで、店主権限で、締め切りを1カ月延長します(←やっぱりダメ店主)!。
皆さんの作品も、もちろんお待ちしておりますので、これを機に、ジャンジャン追加ご応募ください(プラス他力本願)。

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このキットで、たぶん一番メンドウな塗り分け部分ではないでしょうか。特に、裏の前側(写真では左)のところですね。マスキングして吹き分けたいところですが、形が複雑すぎです。

とはいえ、筆塗りするには面積が広いので、筆ムラが心配です。やはり、頑張ってマスクすることにしました。

ただ、足回りの細かい部分は、ほとんど筆塗りで塗り分けましたよ。塗料は、すべてラッカーです。

ここを乗り切ったので、あとは床下の塗り分けが少し面倒ですが、ここはいっそ手抜きでもいい気がします。

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2017年3月21日 (火)

ロードスターコンベンション 参加作品のご紹介

ロードスターコンベンションに、作品のご応募がありました。どうもありがとうございます。

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Kさん作品

同時開催中の「ネイキッドバイクコンベンション」にもエントリーいただいています。



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私店主と同じく、特別なことはなにもしない素組み派です。

それに、塗装も、上掛けクリアーも塗らない、色入れのみでの完成となっています。
たしかに、クリアーを吹きつけて研磨仕上げというのがカーモデルの王道スタイルですが、「そうしなければいけない」わけではないですからね。

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ヘッドライトのクリアーパーツの接着に瞬間接着剤を使ってしまったため、白化して真っ白に曇ってしまいました。

でも、これも多くの人が経験する失敗だと思います(私も、当然やったことがあります)。
瞬着を、密閉される箇所に使用すると、特に白化現象が起こりやすくなるので、要注意です。

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逆にいえば、経験の浅いかたでも、こんな模型ができあがるのがプラモデルのいいところですし、これから少しずつうまくなっていくのが楽しみでもあるわけです。
ぜひ、次回作も持ってきていただければと思います。

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2017年3月17日 (金)

ロードスターコンベンション 参加作品のご紹介

2次募集を始めております、「ロードスター・コンベンション敗者復活戦」。
私店主のほうはと言いますと、ボディ塗装が済んだところで止まっております。今回は、自分のための敗者復活戦でもあるので、なんとか2度目のDNFだけは避けたいところですが…。

さて、お客様のほうから先に、ご応募がありました。すでに2作品を展示中で、順次ご紹介いたしますね。

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Hさん作品
タミヤ 1/24 

今年も、Hさんの制作意欲は衰えることを知りません。去年のこのコンベンションがご縁で出戻られましたので、ND型はすでに制作済み。
そこで、今回は違う型のキットで応募いただきました。(※前回応募済みのかたは、ITEM24085でも応募可能です。タミヤのキットワンメイクですので、他メーカーのキットにつきましては対象外ですが、展示は喜んで承ります。)

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これって、何年前のクルマになるんでしょうかねぇ? あまり詳しくないのですが、私店主が20歳くらいのころにはありましたよね。
今見ても、美しいデザインだなぁと思います。


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ホワイトがベースのようですが、偏光パールがかかったような仕上がりになっています。





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ドライバーズシートは、別売のバケットに交換され、走り屋っぽい仕上げになっています。ホイールも、NDから移植だそうです(かなりキツかったらしいですが)。




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シートベルトは、相変わらずキッチリ追加されてます。

私の勝手な想像なのですが、Hさんは、必要以上に実物との違いに執着することなく、プラモデル制作を楽しんでいるというようにお見受けします。
ご本人にお会いして話すと、プラモが楽しくてたまらないという感じにあふれていて、こちらも楽しませていただいています。


クルマに限らず、スケールモデラー諸氏の多くは、「実物どおりに作る」ことに、とても熱心です。
プラモデルは、ただでさえ縮尺されているうえ、様々な制約があって、メーカーや製品によって程度の差はあれ、実物と形が違っていたり省略されていたりということが、必ずあるものです。そこを修正したり、ないものを再現して実物に近付ける作業がご本人にとって楽しいなら、もちろんそれでいいと思います。趣味なんですから。

最近は、ネットの普及で、実物の写真や大いに手の込んだ素晴らしい作品といった情報があふれ返っており、資料の収集には不自由しません。
でも、それが原因で「未完成病」にかかっているかたも少なくないと感じます。それでは元も子もありません。

1)そもそも実物を知らない→作れない
2)資料がない→作れない
3)目的そのものが、いつの間にか、資料を集めることにすり変わってしまった→作れない
4)資料を集めた結果、「実物とキットの違い」が分かりすぎてしまい、自分のスキルでは手に負えなくなったが、かと言って、分かってしまった以上は見過ごせない→作れない
5)素晴らしい作品を見過ぎたせいで、打ちのめされてヤル気がなくなった→作れない
6)作ってはいるけれど、後から後から、あそこも違う・ここも直さないと、となって、きりがない→いつまでたっても完成しない(最悪、ゴールが見えなくなってしまって放置)

そんな話を、山のように耳にします。実にもったいない話です。
本来、「実物のことを知らなくても作れる模型」がプラモデルキットなのだと、私店主は考えています。
一から手作りするスクラッチのような模型なら、資料がなくては設計ができませんから、資料集めに奔走するのは当然のことです。
でも、プラモデルは、設計する必要もなければ部品を手作りする必要もありません。説明図に従って組み立てて色を塗るだけで、完成します。(まあ、キットによっては部品がちゃんと合わないとかありますが、それはまた別の話ですから・・・。)

私店主も、ここ数年はもっぱら素組みばかりです。わずかに手を加えることはありますが、せいぜいマフラーや機銃の開口部に穴を開ける程度のことくらい。これだって、「実物は穴が開いているのだから、開いていないのはおかしい」からではなく、穴を開けないと何か分からないから、というだけであって、実は穴の部分を黒く塗るだけでも、パッと見ならそれらしく見えたりするんですよ笑。
また、実物の資料を探すときも、あくまで「説明図が見にくくて、どうなっているのか分からない」ときの参考にする程度にして、「キットの間違い探し」はしないようにしています。
でも、このやり方で、プラモ作りがつまらないと思ったことはありません(前述のように、キットが作りづらくて悩むことはありますが)。

細部が実物と違っているという悔しさより、完成した作品を手にできた喜びのほうが、何倍も大きいと思います。

私どもの店のコンベンションは、そういうかたにまずは作っていただきたいという思いも込めて開催しています。
上の「未完成病」の原因に思い当たる方も、他のかたの素晴らしい作品に感化されすぎて手が動かなくなってしまったかたも、ぜひ一作、あまり気張らずに作ってみてほしいなと思います。
(作品のご紹介のはずが、つい話がそれてしまって、長文、失礼しました)

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2017年2月 1日 (水)

タミヤ 1/24 ロードスター その2

メタリックのベースは出来ましたので、ここから、実車同様にクリヤーカラーを重ねて赤色を出していきます。

タミヤTSカラーのクリヤーレッドでもよかったのですが、缶スプレーのクリヤーカラーは、どうしてもムラが出やすいのが弱点です。厚く、しっかり塗るならいいのですが、今回は薄く塗り重ねて少しずつ色を増していきたいので、エアーブラシで吹くことにしました。

ただし、タミヤのTSカラーは、模型用塗料の中では強溶剤塗料なので、私のウデでは、失敗して下地のメタリックの戻りムラを出してしまうのが心配です。そこで、今回はクレオスのミスターカラーを使うことにしました。

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カタログの色と見比べながら、何回も吹き重ねます。
クリヤーレッドをさらにクリヤーで割って色を薄め、一気に色が着きすぎないようにします。
途中から、クリヤーピンクも少量混ぜて、赤が濃くなりすぎないようにしてたんですが…、


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ただ、色の変化が小さい分、目がマヒしてくるので、ふと気づいたらちょっと赤くなりすぎた気がします(写真では明るく見えますが、実際はもっと濃いです)。

この色は、シェイド部の暗さが特徴的なので、そちらばかり気にしていて、「もうあと1回、どうするかな?」と思いつつ吹いたのですが、そこでいったんやめておいて、時間を置いて目を戻してから見直せばよかったかな~と思ってます。

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