タミヤ ヤークトパンサー
2014年11月19日 (水)
2014年11月14日 (金)
タミヤ ヤークトパンサー その13
汚し表現に入ります。
車体の裏や下部に、ホコリ色をエアーブラシで吹きつけます。タミヤ・アクリルのフラットアースやサンディブラウンなどをランダムに吹きつけます。このとき、キレイに吹きつけてしまっては「汚し」にならず、「単なるホコリ色での塗装」になってしまいます。
そこで、エアー圧をうんと絞って、いわゆる「砂吹き」でビチビチと粗い粒子を飛ばします。
また、先にトリガーボタンを一瞬引いてすぐに押すと、ノズル先端にたまった塗料がビチャッと飛び散って、泥跳ねを表現できます。
この二つの方法だけで、けっこう「らしい」表現が可能です。「汚しはピグメントやパステルを使うもので、扱いが難しい」と決めつけているかたがいたら、是非この方法をおススメします。
今回は、モデスポ2014で販売するエアーブラシのデモ作品にするので、それに持っていくために、エアーブラシで表現可能な汚しにとどめます。
とはいえ、後で汚しを進めたくなった時のために、車体の奥のほうや転輪は、ピグメントなどを使って汚しておきました。こういうところは、後からでは筆が入らなっかったりしてどうしようもなくなりますからね。
履帯は立体感のある汚れ表現が欲しいので、ピグメントを使っいます。
ピグメントは、そのままでは定着力がなく、触ったり吹いたりすれば取れてしまいますので、画材のフィキサチーフに混ぜて塗ることで定着させます。フィキサチーフは十分な定着力がありますが、ちょっと乾燥が早いのが難点です。また、乾くといかにも「塗りました」って感じになるので、上からピグメントを振りかけたりして「ぼかす」ことも必要です。
表側の接地面と、裏側の転輪が通る部分は、全体にグラファイト鉛筆を擦りつけて、磨かれた金属感を表現します。
滑り止めの「ハの字」のところは、紙にクロームシルバーを塗りつけ、乾く前にペーパーがけの要領でこするつけてやると、この部分だけにギラギラの銀がのって、よいアクセントがカンタンに付きます。筆を使うドライブラシでは、余計なところにまで銀が付いて、クドくなってしまいます。
これで、履帯も完成です。あとは車体に取り付ければ完成ですね!
2014年11月12日 (水)
タミヤ ヤークトパンサー その12
写真をこまめに撮ってなかったので、ちょっと飛んでしまいますが、色を変えて数回フィルターをかけます。やり方は同じで、薄く塗って、溶剤が飛んだところで、筆にペトロールを軽く含ませて、上から下に向かってさらに伸ばします。平面は上下がありませんから、軽く押さえるようにしてなじませるというか、ぼんやりとムラができるようにしていきます。
「エイヤッ!」と勢いだけでやると雑に仕上がりますので、実は結構ていねいな筆使いが必要なんですよ。
ブラウンピンクやアイボリーホワイトなどを使って、1色ずつ根気よく塗っては乾かしを繰り返します。
油絵具は、タミヤエナメルと違って、乾くと溶剤で溶けなくなるので、上から重ねてフィルターをかけられるという利点があるのが大きいですね。その分、時間はかかってしまいますが。
白系は、ホコリがたまったような表現も兼ねることができますが、やりすぎると真っ白になってしまうので、そこは要注意です。
2014年11月11日 (火)
タミヤ ヤークトパンサー その11
ちまちまとネタを小出しにしてお送りしております…。
車体の仕上げとウェザリングに進みます。
まず、各部にスミ入れを行います。自分の場合は、スミ入れでメリハリをつけたいほうなので、けっこうクドめに濃い色でスミ入れします。今回は、AKのNATO迷彩用ウォッシュを使いました。
しばらく使わずにいたら、けっこう粘度が高くなっていたので、皿に移してペトロールで適度に薄めます。
ハミ出しを筆で拭き取り、十分に乾燥させた後、フィルター塗装です。
今回は、久しぶりに油絵具を使いました。まず、バーントアンバーをペトロールで薄めて、全体に塗っていきます。含みのいいラファエルのリス毛筆か、ホルベインのブラックリセーブル毛がおススメです。
ペトロールが飛んで半乾きになったところで、筆で軽くなでるようにして伸ばします。上から下へ、筆の跡が残るようにすると、汚れが流れたような感じにもなります。これも、ブラックリセーブル毛のフィルバート筆がたいへんやりやすいです。
これを数回繰り返して、好みの濃さにおさまったら、いったん乾燥させます。
2014年11月 9日 (日)
2014年11月 6日 (木)
2014年11月 1日 (土)
2014年10月29日 (水)
タミヤ ヤークトパンサー その7
迷彩2色目にブラウンを吹きました。
グリーンと同様に、場所によって色調を変えてみました。あんまり分かりませんけどね…。
最後に、ダークイエローの線を吹いて、迷彩は終了です。
ちなみに、ここまでのエアーブラシ塗装は、当店で扱っているオリジナルエアーブラシ1本ですべて吹いています。実は今回、このエアーブラシが、ニードルを使い分けることで戦車の下地塗装から迷彩まで使えるかどうかのテストも兼ねた、デモ作品として作ってるんですよ。
ですので、この作品は、11月2~3日のモデラーズエキスポ2014会場の、当店ブースで展示します。ぜひ実物をご覧になりに来てください!
2014年10月28日 (火)
2014年10月25日 (土)
より以前の記事一覧
- タミヤ ヤークトパンサー その4 2014.10.23
- タミヤ ヤークトパンサー その3 2014.10.22
- タミヤ ヤークトパンサー その2 2014.10.21
- タミヤ ヤークトパンサー その1 2014.10.19
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