制作工房

2017年5月23日 (火)

ホルベイン ブラックリセーブル筆

以前から(というか、弊店開業当初から)、プラモ塗装にはリス毛の水彩筆が、相性がよろしいですよと、かなりしつこくご紹介してきましたが、こういうものを声高にオススメしているのが、たぶんウチくらいしかないようで、とてももったいないので、動画に撮ってみました。

誤解を与えるといけませんので念押しいたしますが、私の塗装の腕前とか、そういうことをアピールしたいのではなく、あくまでも筆の良さを知っていただきたくて撮っています。

あまり手元がアップに映っていないので、分かりにくくて恐縮ですが、ご興味が出たら、ぜひ一度店頭で実際にお試しください。
道具なんて、使ってみないと分からないですからねぇ。

| | コメント (0)

2017年5月10日 (水)

タミヤ 1/24 ロードスター その5

いよいよ内装を組み付けていきます。

Img_7934001
アルカンターラの質感が、だいたい思惑どおりにできたので、床のカーペットの部分も、モケモケの毛の質感の違いを出してみたいと思い、なにかいいものはないかなと探しました。

そうしたら、リキテックスの「ブレンデッドファイバー」というメディウムを見つけました。説明には、「繊維状の毛羽立った表現ができる下地材」とあります。
これはよさそうかもと思い、さっそく買ってきて使ってみました。

ただ、思っていたような毛羽立ち感ではなく、ボテッとした、荒っぽい表現となってしまい、あまり狙いどおりにはいきませんでした。
まあ、使い方に工夫の余地があるように思いますので、今回は実験ということで、よしとしておきます。
それに、ここにシートが入るとほとんど見えなくなっちゃうでしょうから、リアルとは程遠いですが、模型的演出と考えれば、これぐらい大げさでもいいのかもしれません。

Img_7929001
ヘッドレストの後ろのA型のバーは、実車のオプションにもあるシルバーにしてみました。
メッキ調ばかりでは面白くないので、AKインタラクティブの「ポリッシュアルミ」で塗装しました。

サイドブレーキ横のコントロールノブは、周囲がシルバーなのですが、あまりにも小さく、じっくり取り組まないとうまく塗れる気がしませんので、今回は割愛です。

Img_7937001
シートは白にしてみました。ガイアカラーの「レディッシュウォームホワイト」です。
写真では白飛びして真っ白に写ってしまいましたが、実際はほんの少しピンクがかった、柔らかい白です。
タミヤエナメル塗料のグレイとデッキタンを混ぜた色でスミ入れし、ハミ出しを、筆でていねいに拭き取ります。

Img_7940001
ドア内張り上部の、ボディ同色となる部分は、別パーツ化されているおかげで、マスキングすることなく塗装できます。
アルカンターラ内装にはブラックとなるようなので、グロスの黒の上から、メタリックブラックを軽く吹いてから、クリヤーでコートしました。


Img_7942001
案の定、カーペットはシートで隠れてほとんど見えなくなり、よく見ると何かしてあるなということが分かってもらえる感じになってくれました。

これでシャシー部分は出来上がりました。
後は、外装の小物を塗装しながら組み付けていき、フィニッシュに向けてラストスパートです。

| | コメント (0)

2017年4月17日 (月)

接着連結式履帯の組み立てのヒント 続き

P4165759001
接着剤塗布後45分経ちましたので、作業を再開…って、夜中になっちゃいました。







P4165769001
詳しい作業は、弊店フェイスブックページから動画をご覧ください。かなりヨタヨタやってますが苦笑。
乾燥だけでも1時間かかるうえに、片側ずつしかできませんので、2時間以上かかる作業です。終わったのは夜中の3時を過ぎてました。
乾燥中は、溶剤の揮発により、組んだ履帯が縮んで外側へ湾曲してしまうことがあるので、外へ広がらないようにテープで軽く留めておきます。

今回は、タミヤのリモネン接着剤を、初めてこの作業に使ってみました。
クレオスのそれに比べて、ちょっと乾燥が遅いのかなという気がしました。最初45分の乾燥時間をおきましたが、まだ固まりが不十分でしたので、反対側は60分おきました。それでも、まだ柔らかすぎるという印象で、しっかり塗って90分ぐらいおくほうがいいかもしれません。これは試行錯誤するしかないです。

また、タミヤのはかなりサラサラで粘度が低いので、キャップに添付の細いハケではなく、少し太めの筆を使って流し込むほうがよいかもしれません。
流し込み接着剤は完全に揮発するので、筆が固まってしまうことはありません。

| | コメント (0)

2017年4月16日 (日)

接着連結式履帯の組み立てのヒント 続き

準備の続きです。

P4155749001
アルミのL字アングル材を用意します。ホームセンターで、それほど高くない値段で売ってると思います。







P4155750001
これに、履帯の長さ分のマスキングテープを、裏返して(糊面を表にして)貼り付けます。
この上に、必要な枚数の履帯のコマを貼り付けて並べていくわけです。L字面をガイドにして、まっすぐに並べることができます。
このキットでは、片側100枚使います。

並べたら、つなぎ目に流し込み接着剤を塗ります。乾燥時間の長い、リモネン系の接着剤が、焦らずに作業ができてオススメです。
付属の筆で流し込んでいると、目を離したときにどこまでいったか分からなくなる(ワタシだけ?)ので、もう少し太めの筆で一気に塗るほうがいいかもしれません。

P4165757001
この後、たっぷりと乾燥時間を取ります。少なくとも45分~1時間は放置します。

| | コメント (0)

接着連結式履帯の組み立てのヒント

先日は、ベルト式履帯で重量感を出すための、私なりのヒントを書いてみましたが、今回は連結式についてです。

可動式であれば勝手に重量感が出てくれるので、きちんと動くように組めばいいだけなのですが、接着式は文字通り固まってしまいますので、後から手直しは効きません。また、そもそもどうやって組み立てて戦車に取り付けるのか分からないという声も、よく頂戴します。
そこで、接着連結式の履帯についても、再度取り上げてみますね。

まず、準備です。これはタイガーだけでなくキングタイガーやパンサー等のドイツ車両のキットにも応用できる場合がありますよ。

P4135730002a
これは、誘導輪(アイドラーホイール)のアームです。
タミヤのキットの場合、本来は写真の位置で固定です。
これですと、履帯の張り調整はできません。




P4135731004a
そこで、差し込み部を少し削って、後ろに回せるようにしておきます。これで、実車同様に軸が後ろに引けるので、履帯を張ることができるようになります。
つまり、上下の写真の状態の間で張り調整ができるようになるわけです。
この細工は必須ではありませんが、やっておくと役に立つ場合がありますよ。

| | コメント (0)

2017年4月13日 (木)

コーティング中です

初期型に続いて、中期型も制作しています。

こちらは、ツィンメリットコーティングが必須となる車両ですね。
今までしつこいぐらいに記事にしてきましたが、かなり昔の記事になり、ブログではさかのぼって見るのが難しいので、フェイスブックページに、新たに動画を上げています。ご興味のあるかたは、左のリンクからご覧になってください。
ブログに埋め込もうとすると、データサイズの関係で、一度動画サイトにアップしないといけないのですが、これだとすぐ済むので便利ですね。
(※今回の動画は音声が出ませんが、わざと入れていませんのでご安心ください。)

これをご覧になったかたで、過去の動画もご覧になりたいかたは、YouTubeサイトでご覧下さい。もう少し詳細な動画になっています。右下のバナーから飛べるはずです。

| | コメント (0)

2017年4月 9日 (日)

ベルト履帯のその後

履帯を接着・固定して、一晩経ちました。詰め物を外してみます。

Img_7822001
いかがでしょう?
個人的には、十分自然な感じだと思うのですが。
起動輪の直後が少し波打ってますが、これは元々の曲がりグセなので、仕方ないですね。


Img_7823001
こっちは大丈夫でした。
下側はふくらんでも構わないので、上側さえ浮いていなければOKです(一部浮いていますが、これは後で接着しますよ)。



Img_7850001
ついでに、簡単表現をもう一つ。

白木の木目は、ミスターカラーのサンディブラウンを塗料皿に入れ、そこにガイアのクリアーブラウンを垂らして雑に混ぜたもの(均一になるまで混ぜない)を筆にとり、筆目でムラを作るように塗ると、なんだかそれっぽい(個人の見解ですよ)縞模様ができます。

| | コメント (0)

ベルト履帯の弛ませ方のヒント

今、2年ぶりに戦車プラモを制作中です。お題は、タミヤの1/35タイガー1型初期型です。
転輪がいっぱいあって(片側4列ありますからね)、しかもゴム縁なので、塗装がメンドクサイですね~(笑)。

このキットには、ベルト式の履帯がセットされています。昔のベルト履帯は、接着剤が効かない材質で、接続ピンを差し込んで、熱した釘等でつぶしてつなげる「焼き止め」が主流でしたが、最近のは接着剤が効く素材に変わり、塗装もできるようになりました。
ただ、経年変化には弱い面もあるようで、とことん嫌いというかたもいらっしゃるようです。
幸い、私自身は、過去の作品で履帯がちぎれてしまったという苦い経験はまだないのですが、作りかけのキットで、箱の中ですでに切れている、というのを見たことがあります。

閑話休題。

ところで、ベルト式は、組み立てそのものは手間いらずで簡単ですし、前述のように接着も塗装もできるようになって、採用しているメーカーも多いのですが、輪ゴムのように丸まってしまって自由に形付けができないので、連結式に比べて、重量感を表現しにくいのが難点です。
特にタイガーやキングタイガー、パンサーのような、上部転輪がない車両の場合、この弛みをいかに自然な感じに再現するかがカッコよさのキモなので、連結式が重宝されることが多いです。私も、実際は連結式のほうが好きです。

そこで、ベルト式でも比較的簡単に弛み表現をつけられる方法をご紹介してみますね。

Img_7813001a
まず、起動輪の一部を、履帯に接着しちゃいます。
この部分は、あとから少し力を加えるので、外れないようにガッチリと接着し、慌てずによく乾かします。
プラ用接着剤が効かない素材の場合は、組み付けたら見えなくなる箇所なら多少汚くなってもいいので、瞬着や難接着素材用接着剤で固めましょう。

表になる部分も、流し込み接着剤で固めておきます。

左側の履帯で説明していきますね。赤矢印のところから左(つまり前ですね)に、歯3丁分くらいを接着しています。

Img_7815001a
片手持ちで撮ってるので、ブレブレで見苦しくてすいません。

起動輪を車体に接着します。このように、履帯が浮き上がってしまって、リアル云々以前に、カッコ悪いですね…。これをなんとかしたいわけです。

さて、先ほどの赤矢印のとこが、今ここに来ています。
このまま、起動輪を後ろ(水色矢印の方向)へ回していきます。

Img_7816001a
接着点が、真上を少し過ぎるあたりまで回すと、このように、勝手に下へ反り返って、弛んだようになってくれます。これだけ。簡単ですね!
タイガー1型の場合は、ここから橋がかかって、前から3つ目の転輪に接すればOKです。


Img_7818002
あと、忘れてはいけないのが後ろ。誘導輪のとこです。
起動輪と同じで、この前の部分が浮いてしまうと、やはり重量感がなくなるので、最後尾の転輪までが少し下へ反るように、接着します。

以上で終了~!
あとは、浮いている履帯を、車体の隙間に詰め物をするなどして押さえ、各転輪と接着するだけです。

戦車の種類やキットによって、細かいところは多少変わってきますが、たぶん、ほとんどの場合応用効くんじゃないかと思います(全部はやったことがないので分かりませんが…)。

よかったら、試してみてくださいませ~。

| | コメント (2)

その他のカテゴリー

1/12? ワールドファイター HGUC シャア専用ザク2 HGUC ズゴック HGUC ドムトローペン i-modellers LED電飾 MGガンダムver.OYW MGザク2 Ver2.0 あれこれ みんなで一緒にモデリング会 アオシマ Ninja/GPZ900R “TOP GUN” アオシマ 1/700 長門 アカデミー M3 リー アスカ 1/24 ツュンダップKS750 イベント ウェーブ Ma.K KRÖTE(クレーテ) エアブラシ オートバイ オープントップコンベンション カラーモジュレーション塗装 ガンプラコンベンション キャタピラ キャタピラ組み立てのコツ キャンプ コンベンション スカイライン・コンベンション ソビエト対戦車砲 タミヤ 1/12 ドゥカティ916 タミヤ 1/24 R32 GT-R ニスモカスタム タミヤ 1/24 R34 GT-R Vスペック2  タミヤ 1/24 TMAX タミヤ 1/24 セリカ タミヤ 1/24 ニュービートル タミヤ 1/24 ロードスター タミヤ 1/48 キングタイガー(ポルシェ砲塔) タミヤ 1/48 ケッテンクラート タミヤ 1/48 ジープ タミヤ 1/48 スタッフカー タミヤ 1/48 タイガー1後期型 タミヤ JS3 タミヤ M4A3E2ジャンボ タミヤ Sd.kfz.251/1 タミヤ ウニモグ タミヤ エレファント タミヤ キングタイガー(ポルシェ砲塔) タミヤ キングタイガー(ポルシェ砲塔)2nd タミヤ コマンドワーゲン タミヤ ストームタイガー タミヤ スペースシャトル タミヤ ピンクパンサー タミヤ ヤークトタイガー初期型 タミヤ ヤークトパンサー タミヤ ヨンパチ タミヤ 工作シリーズ ツィンメリット・コーティング ツィンメリット・コーティングのコツ ドラゴン 1号戦車A型 ドラゴン 3号突撃砲G型 ドラゴン Sd.Kfz.251/22 ドラゴン タイガー1後期型 ドラゴン パンサーA型 ドラゴン ブルムベア ドラゴン ヤークトパンサー初期型 ネイキッドバイク・コンベンション ネコ ハセガワ 1/24 ミニ・クロスオーバー ハセガワ 1/48 EA-18G ハセガワ 1/72 疾風 ハセガワ 1/72 零戦21型 ハセガワ サニトラ バイク バンダイ キャッスルクラフト バンダイ スターデストロイヤー バンダイ ミレニアムファルコン フジミ 1/24 フェラーリ512BB フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド フジミ 比叡 フジミ F2007 ブルーコンベンション ヘアースプレー技法 ミッドシップ&リアエンジン・コンベンション モデラーズフリマ リニア・鉄道館 レベル シトロエン 2CV ロードスター・コンベンション ワークショップ 三菱&スバル・コンベンション 丸之内モデラーズカンパニー 制作工房 商品情報 塗料 宇宙戦艦ヤマト2199 展示会 工作 工作シリーズ 模型制作会 童友社 1/500 松江城 道具 静岡ホビーショー