フィギュアは好きですし、うまく塗れるようになりたいと常々思っているのですが、いざ塗るとなるとおっくうで、いつも車両ができた時点で「できた! 終わりっ!」となってしまいます。やらないとうまくならないと分かってはいるのですが…。
今回は、完成品見本でもあるためハッチを開けてしまいましたから、フィギュアを乗せないわけにはいきません。ここまで自分を追い込まないとやらないようではいけませんね。
ところで、私もいつの間にか老眼になってきておりまして、目と鼻の先にピントが合わせづらくなっています。で、以前安売りで買ったままどこかにしまい込んでいる(コレを使うようになったら負けだと思っていたので)ヘッドルーペをついに出そうと決心したのですが、探すとこれが見つからないんですね。仕方なく肉眼で作業です。
ということで、ヤル気があるうちに塗り始めました。私の場合、まずは顔からです。
下塗りとしてラッカーのフレッシュをエアブラシで吹き付けておきます。本塗りはすべてタミヤ・エナメル塗料で行います。(集中が途切れるので、写真は割愛しています。)
白目→アイライン→黒目→顔の順で塗りました。また、影入れにはヴァレホ・ウォッシュのフレッシュトーンシェイドを、フィギュアには初めて使ってみましたが、名前のとおり、なんの工夫もなく肌の色らしい影が入るのでなかなか快適です。水性ですのでエナメルの上に塗っても影響がないのも便利です。
ハイライトは、エナメル塗料で明るいフレッシュを作り、眉の上・目尻~頬骨・鼻筋・鼻の下・アゴに入れます。少しずつ色を変えながら何段階も重ねれば、それだけ滑らかなグラデーションがついて仕上がりも良くなるのでしょうけれど、根性がない私は2段階程度で終了です。
それにしても、我ながら下手ですね~(顔色悪すぎ)。これ以上のアップには耐えられません。1体余計なもの(立像)が混じっていますが、これは先日『i-modellers』用に作ったパンサーG型に付属のフィギュアです。組んではあったものの、放置してしまっていました。3体塗るのも4体塗るのも大して変わりませんから、この際一気にやっつけることにしました。都合よく、服の色も同じですので。
また、筆には、私の店で扱っている「レンブラント」の#100コリンスキー毛筆を試してみました。1本1,000円程度で買える、コリンスキー毛としては比較的低価格の筆です。たしかに、ラファエルやウィンザー&ニュートン(模型業界ではこれが一番有名でしょうか)等の1,500円近い筆と比べると、穂先の揃いや描き味で劣る気がしますが、何の不満もなく使えました。模型制作では十分オススメできる筆ですよ。
こうして、いきなりですが完成しました。
階級章は、タミヤのデカールを初めて使ってみました。ただ、肩章はキットによってモールドの大きさがまちまちなので、サイズが全然合わないんですね。
フィギュアって、私ごときのウデですと、写真に撮るとすごく荒が目立ってしょうがありません。そう思うと、かなり引き伸ばしても普通に見れてしまう作品は、とんでもないウマサだなあと感心します。ただ、私の拙いシロモノでも、現物を肉眼で見るぶんには何とか見れる出来だと思います。
やっぱり目がヘタですねぇ。もっと練習するしかないなぁ…。
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