タミヤ エレファント

2012年9月11日 (火)

タミヤ エレファント その18 <完成>

フィギュアを乗せていよいよ完成です。
いつもは、フィギュアは乗せるだけなのですが、今回は外すこともないだろうと接着しました。
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こうしてフィギュアを置いてみると、この車両の巨大さが改めて分かりますね。まるで1DKぐらいのアパートの部屋がそのまま動いているような感じです。高さ的にはそれ以上かも。


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車体上面に、もうちょっとホコリ汚れをのせたほうがよかったかもしれません。




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よく見たら、黒目が互い違いになっちゃってます…。




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何だかヘッドホンが巨大に見えます。タミヤのフィギュアって、基本的に小顔な気がします。

制作を始めてから、ちょうど1ヶ月。途中でいったん中断しましたから、実質20日ほどで完成しました。
組み立てそのものは、コーティングを除けば比較的短期間で終わりますから、塗装にじっくり時間をかけるか情景に仕立てるのが王道の楽しみ方かなと思います。
また、メクラ穴がいくつかありましたので、なんらかのバリエーションの展開もあるのかなという気もします。

さて、次に作るキットはもう決まっています。1ヶ月半後の、クラブの展示会用のテーマ作品を作らないといけないので。

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2012年9月10日 (月)

タミヤ エレファント その17 <フィギュアの塗装>

フィギュアは好きですし、うまく塗れるようになりたいと常々思っているのですが、いざ塗るとなるとおっくうで、いつも車両ができた時点で「できた! 終わりっ!」となってしまいます。やらないとうまくならないと分かってはいるのですが…。
今回は、完成品見本でもあるためハッチを開けてしまいましたから、フィギュアを乗せないわけにはいきません。ここまで自分を追い込まないとやらないようではいけませんね。

ところで、私もいつの間にか老眼になってきておりまして、目と鼻の先にピントが合わせづらくなっています。で、以前安売りで買ったままどこかにしまい込んでいる(コレを使うようになったら負けだと思っていたので)ヘッドルーペをついに出そうと決心したのですが、探すとこれが見つからないんですね。仕方なく肉眼で作業です。

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ということで、ヤル気があるうちに塗り始めました。私の場合、まずは顔からです。
下塗りとしてラッカーのフレッシュをエアブラシで吹き付けておきます。本塗りはすべてタミヤ・エナメル塗料で行います。(集中が途切れるので、写真は割愛しています。)

白目→アイライン→黒目→顔の順で塗りました。また、影入れにはヴァレホ・ウォッシュフレッシュトーンシェイドを、フィギュアには初めて使ってみましたが、名前のとおり、なんの工夫もなく肌の色らしい影が入るのでなかなか快適です。水性ですのでエナメルの上に塗っても影響がないのも便利です。
ハイライトは、エナメル塗料で明るいフレッシュを作り、眉の上・目尻~頬骨・鼻筋・鼻の下・アゴに入れます。少しずつ色を変えながら何段階も重ねれば、それだけ滑らかなグラデーションがついて仕上がりも良くなるのでしょうけれど、根性がない私は2段階程度で終了です。

それにしても、我ながら下手ですね~(顔色悪すぎ)。これ以上のアップには耐えられません。1体余計なもの(立像)が混じっていますが、これは先日『i-modellers』用に作ったパンサーG型に付属のフィギュアです。組んではあったものの、放置してしまっていました。3体塗るのも4体塗るのも大して変わりませんから、この際一気にやっつけることにしました。都合よく、服の色も同じですので。

また、筆には、私の店で扱っている「レンブラント」の#100コリンスキー毛筆を試してみました。1本1,000円程度で買える、コリンスキー毛としては比較的低価格の筆です。たしかに、ラファエルやウィンザー&ニュートン(模型業界ではこれが一番有名でしょうか)等の1,500円近い筆と比べると、穂先の揃いや描き味で劣る気がしますが、何の不満もなく使えました。模型制作では十分オススメできる筆ですよ。

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こうして、いきなりですが完成しました。
階級章は、タミヤのデカールを初めて使ってみました。ただ、肩章はキットによってモールドの大きさがまちまちなので、サイズが全然合わないんですね。
フィギュアって、私ごときのウデですと、写真に撮るとすごく荒が目立ってしょうがありません。そう思うと、かなり引き伸ばしても普通に見れてしまう作品は、とんでもないウマサだなあと感心します。ただ、私の拙いシロモノでも、現物を肉眼で見るぶんには何とか見れる出来だと思います。
やっぱり目がヘタですねぇ。もっと練習するしかないなぁ…。

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2012年9月 9日 (日)

タミヤ エレファント その16 <車両の完成>

これで、エレファンントは完成しました。

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後ろの扇風機が見苦しいですが、勘弁してやってください。ほかに撮るところがないんです。
車体横の牽引ロープがありませんが、ちょっとした手違いがありまして、わざと付けてません。

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泥はねが、ハッチの上のほうにまで飛んじゃってますね。
筆にとった塗料をエアで吹き飛ばす方法でつけたのですが、この方法の難点は、狙ったところへ泥が飛ばないことです。

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側面は、わりといい感じに変化がつきました。

さて、車両は出来上がりましたが、まだおしまいじゃないんですよ。今回は、なんたってフィギュアがありますからね。

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2012年9月 8日 (土)

タミヤ エレファント その15 <足周りの汚し>

最後に、足周りにピグメントを使って、たまった土汚れを表現します。

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履帯と同じく、リキテックスのマットメディウムをピグメントの定着に使います。乾燥後は名前のとおりツヤ消しになってほとんど分からなくなるスグレモノです。
ピグメントを混ぜ込んでもいいし、ピグメントを撒いた上から筆で流してもいいです。
メディウムがほぼ乾いたら、さらに数色のピグメントをまぶして筆で擦り込むようにして単調さをなくします。

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先に汚し処理を済ませた車体下部の奥のほうは、こんな感じ。かなりザラザラした感じで固まっています(分かりやすいように、画像にシャープ加工をしています)。

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2012年9月 7日 (金)

タミヤ エレファント その14 <チッピング>

続いて、チッピングを入れていきます。
乗員が触れそうな部分を想像して、筆でできるだけ小さな点を描くように入れていきます。塗料はタミヤ・エナメルのダークアイアンです。アクリル塗料は乗りが悪く、筆を当てても塗料が付きにくいので、細かな塗装には不向きだと思います。

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逆にハッチ周りは集中的に描くようにしています。ちょっとやりすぎのような気もしますが、これぐらいメリハリをつけるようにしています。
広い面積にはスポンジを使ってスタンプします。

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こちらも、乗員が乗り降りしそうなところに描いていきます。本当はどこから乗り降りするのかは知りませんが。

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2012年9月 6日 (木)

タミヤ エレファント その13 <ウェザリング>

履帯の取り付けに備えて、車体下部に先にウェザリングを施します。
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タミヤ・アクリル塗料のXF-52とXF-72を混ぜた色をエアブラシで吹き付けました。普通に吹き付けるとムラなくキレイに塗れてしまい、「汚し」ではなく単なる「塗装」になってしまうので、均一にならないよう、圧を落として砂吹きします。
その後、明るめに調子を変えた色を同様に吹き付けます。

また、ノズルにわざと溜めた塗料をエアで飛ばして、さらに荒い飛沫を表現したりします。

この後、ピグメントを使ったウェザリングをするので一気に履帯のウェザリングもしてしまいましたが、手が汚れてしまうので写真は割愛しました。
リキテックスマットメディウムにピグメントを混ぜ込んで塗り、アクリル塗料用の溶剤を筆で置いて少し伸ばします。履帯はこれにモデリングペーストも混ぜて塗り込みました。乾くと見事に定着するので、最近お気に入りのやり方です。

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履帯を取り付けました。これで、やっとエレファントの形になりました。

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2012年9月 5日 (水)

タミヤ エレファント その12 <ちょっと修正>

続いて、汚しらしい仕上げをしていくのですが、ここで失敗をしてしまいました。

AKインタラクティブのストリーキング液で縦じま状の汚れの筋を描いていくんですが、塗装表面が思っていたよりザラザラしていてうまく拭き取りができず、溶剤で全体にうすく染み付いてしまいました。
そのため、セピアでフィルター掛けした上にさらに赤茶色のフィルターがかかったようになってしまって、ちょっと大げさですがカブトムシのような模型になってきました。
このまま進めてもいいような気もしますが、フィルター前の写真と比べるとあまりにも変わってしまい、もはやダークイエローとは呼べない部分が多くなってきたのが残念です。また、コーティング面にも思った以上にフィルターがかかり過ぎていました。

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そこで、せめてものリカバリーをしようと、ダークイエローの部分だけエアブラシで軽くタッチアップして明るさを回復することにしました。
といっても、やり過ぎるとエイジング効果が全部隠れてまたやり直しになるので、あくまでも茶色っぽさが薄れる程度まで軽く吹きました。ところどころ不自然になってしまいましたが、ま、いいでしょう…。

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2012年9月 2日 (日)

タミヤ エレファント その11 <スミ入れとフィルター>

それでは、仕上げ塗装に入っていきます。
まずはスミ入れから始めました。
スミ入れには新商品のAKインタラクティブ・ダークイエロー用ウォッシュを使います。これを待ち望んだAFVモデラーも多いのではないでしょうか。まさに真打ちの登場です。

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単純な茶色ではなく、ご覧のように、少し離れたとこからでもハッキリと効果が見てとれます。でも、しつこくないところがさすがです。これは、ドイツ車両を作る方は必携の商品ではないかと思います。
また、AKのウォッシュシリーズは、タミヤ・エナメル塗料に比べてにじみや染みつきが少ないように感じます。同じ溶剤を使っても拭き取りがラクで、たいへん扱いやすい塗料です。

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フィルター塗装には、いつもタミヤ・エナメル塗料を使ってきましたが、今回はヴァレホのこれまたウォッシュシリーズを使ってみることにしました。
名前のとおり、これもスミ入れ用塗料なんですが、最大の特徴は半透明の水性アクリルカラーであること。つまり、塗料の重ね具合で色の濃さが調整できるわけです。
油性のエナメル塗料とは違い、スジ彫りに沿って毛細管現象で走っていくということはありませんので、、おそらく車両などのメカもののスジ彫りへのスミ入れより、フィギュアの服のシワのような部分への影付けに向いていると思います。
そこで、今回は面へのフィルターがけに使ってみようという魂胆です。ちなみに、ヴァレホから発売されている、ミグさんが実演するDVDの中でも、スミ入れ兼ウォッシングの要領で使われています。

まずはセピアを塗り、そのままではフィルターには濃いのでアクリル溶剤で伸ばしてみます。水性塗料とは言ってもタミヤやクレオスのそれとは成分的に違うせいか、ちょっと弾かれるようになりますが、筆でなでてやればなんとか馴染んでいきます。
何より、ジャブジャブやってもエナメル塗料のようにプラが割れる心配がないのがウレシイですね。

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影になったりする部分にはアンバーやブラックを、逆に明るいところや色味を加えたいところにはグレイを重ねて変化を付けました。

意外にしっかり色がつくので、思っていたより茶色くなりましたが、明るめの塗装にしてあって幸いして、結構イイ感じになりました。
これはなかなか使えるマテリアルですな。今度、ぜひフィギュアに使ってみよっ。

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2012年8月31日 (金)

タミヤ エレファント その10 <デカールとクリアがけ>

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昨日やってしまえばよかったのですが、デカールを貼りました。
細かい鋼板表現の凹モールドがあるため、軟化剤を塗ってもシルバリングが起きてしまったので、あとでデカールの上からナイフで突いてたくさんの穴をあけ、エナメルのクリヤーを流し込んでおきました。

デカールを貼ってから、装備品等の塗り分けです。すっかり忘れていました。
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ところが、塗っていて、後部のハンマーが何かおかしいことに気付きました。
受け具のモールドが、ハンマーの上面にまで施されていますね。「アレ!? なんかヘンだぞ?」と感じました。だって、これだと、いざ使うというときに、どうやってもハンマーを取ることができないことになるわけですよ。
「え~、こんなでエエんやっけ!?」と思いつつ、塗装図を確認しました。

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やっぱり確信犯です。塗装図でもモールドどおりの塗り分けになっています。
箱に「綿密な実車取材に基づいて」って書いてありますけど? でも、こんなの、実車考証云々以前の問題で、実車のことなんか知らなくたって分かりますよ。
ちなみに、組説図中でこのハンマーの塗装色指示がまるまる一部抜けています。前にも書きましたが、このキットの説明図は、タミヤとは思えないほど分かりにくいです(とは言っても、あくまで「タミヤにしては」の話。ドラゴンとかよりははるかに親切ですが)。

今さら気付いてもどうしようもないので、モールドはそのままに塗りでごまかしました。これから作るかたは、ハンマーを接着する前にモールドを削って修正してください。

デカールが乾いたら、半ツヤのクリアでコートしておきました。ホントは1晩は乾かさないといけないんですが。
半ツヤコートにしたのは、ツヤありだと表面が滑らかすぎて、フィルター塗装の際に塗料の「引っかかり」がなくてやりにくいし、ツヤ消しだとスミ入れが面にまで染みて汚くなるから、その間をとってみました。

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2012年8月29日 (水)

タミヤ エレファント その9 <迷彩塗装>

続いて迷彩塗装です。
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私は、キングタイガーのような大きな雲形の迷彩パターンはいいのですが、このような細かいパターンの迷彩はたいへん苦手で、なかなかうまく描けません。
今回も、最初はグリーンとブラウンそれぞれが小さすぎて何かヘンでしたので、再度描き足しました。

色は、ガイアのドイツ戦車色のオリーブグリーンとレッドブラウンに、それぞれダークイエローを少量混ぜた物を使いました。

ベースカラーのカラーモジュレーションは、このように迷彩色を塗ると面積が減って、ほとんど効果が分からなくなってしまます。本当なら、それぞれの迷彩色にも階調を付けるべきなんでしょうね。

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