ドラゴン ブルムベア中期型 その2 <模型合宿>
5月4日に、有志による模型合宿が行われました。
まあ一日みんなでワイワイ模型を作ってみようという企画でして、合宿といっても泊り込みではありません。何かよい名称を考えたほうがよさそうです。
第1回目の今回は、とりあえず寄ってみようということで、私は人にお見せできる唯一の特技としてエポ生地ツィメリットコーティングをすることにしました。
会場の様子はこんな感じ。皆さん、かなりの大荷物で、ワタシなんかはデカいコンプレッサーまで持ち込んでしまいました。結局使わずじまいでしたが。
キングタイガーなどがだいたい2時間程度でコーティングできるので、「半日くらいで終わるから、あと何しようかな」とか思っていました。
しかし、ブルムベアは車体下部までびっしりコーティングされていますので、コーティングされない部分にかかったエポパテを切り取るのに手間がかかり、なかなか進みません。
また、パターン付け自体も、障害物を避けながらの作業となりますし、車体後部は特に入り組んでいてローラーが入らなかったりして、かなりしんどかったです。
でも、参加者の皆さんに「スゴイスゴイ」とおだてていただいたおかげで、モチベーションを維持できました。この日を選んで正解でした。どうもありがとうございました。
結局、予定よりかなり時間がかかってしまい、9時から5時くらいまでかかってフェンダーなど一部が間に合いませんでした。
しかし、今回新発見もありました。ローラーにパテがくっつかないようにするために、今まではベビーパウダーをまぶしながら作業していましたが、しばらく作業をするとどうしてもローラーに少しずつパテが付き、さらにそこへパテが雪ダルマ式に付いていってしまいました。
そこで、エナメル用シンナーを塗ってみたところ、これが調子よく、逆にローラーに付いたパテが車体側にくっついて、ローラーがキレイになったほどです。いろいろやってみるもんですね。
それから、この日のために安いレギュラータイプのミリプット(青い箱)を仕入れて、同様にやってみたのですが、これはダメでした。
最初触った感じでは大変柔らかく、ラクに延びそうで期待が持てたのですが、いざ練ってみるとただ柔らかいだけで粘りというかコシがなく、モロモロで薄く延ばせないんですね。やっぱり、高いですがグレードSタイプが必要です。
今回の模型合宿については、「平日模型親父」さんのところで詳しく紹介されています。よろしければ覗いてみてください。
ところで、この企画の何がよいかというと、それは何といっても「他人の作業そのものが実際に見れること」に尽きるでしょう。
各地の模型イベント(AFVの会やホビーショウなど)や模型サークルの展示会で、完成品を見る機会は多くあります。
でも、いかに見事な完成作品であっても、見ただけではどのようにそれが作られたかは分かりません。素晴らしくおいしい料理を食べただけで、その作り方まで当てることがシロウトにできるでしょうか。
もちろん、素晴らしい完成作品を見ることはそれ自体楽しいですし、目も肥えて勉強になることが多いのですが、そこまでなのです。こうしてお互いの手の内を見せ合うことはいわば手品のタネ明かしをしているようなもので、参考になることは単に作品を見るだけとは比べ物になりません。
アマチュア同志がこうして人の良いところを吸収できるまたとない機会として、これからもこうした動きが広まってほしいなあと思います。
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