当店のお客様数人が、「黄色いスーパーカーを作って、『名古屋オートモデラーの集い(略してオー集)』に一緒に出品しよう!」という悪だくみをなさっていて、店主さんもどう?と誘われてしまいました。
実は偶然にも、以前に『カーズ3』という映画を観て、黄色いスーパーカーを作りたくなり、思いつきで作り始めていたキットがありました。
ところが、思いつきというのは長続きしません。途中まで進めて当然のように放置してしまっていたのですが、これをきっかけにヤル気が再燃し、それをササッと進めてノルマは早々に達成しました。きっかけというのは大事なものです。
そうしたら、その発起人の一人である模型転倒虫さんが、フジミのフェラーリ365を作り始めたとのこと。
で、これまた以前に知人からおすそ分けいただいたキット群を眺めておりましたら、同じフジミのフェラーリ赤箱シリーズ軍団の中に512BBがありました。
そこで、まったく同じではないものの、同じメーカーのよく似たキットを、違う制作スタイルの2人で作り、お互いのブログで制作記をアップしていったら面白いし励みになるし、また読者さんにも、スタイルの違いで制作過程や作品がこう違う、という参考にしてもらえるのではないかと思いつき(すぐなにか思いつく、悪いクセ…)、氏におうかがいを立ててみたところ、快諾いただきました。
そういうわけで、これから、【名古屋オー集への道・編】と題して、このカーモデルの制作記を書いていこうと思います。

キットはこちら。
そういうば、フジミから、この窓付きパッケージでフェラーリが大量に発売されてましたね。
当時はプラモに出戻った頃で、しかもカーモデルにはあまり興味がなかったので、自分で買ったことはありませんでした。

部品数は少なめで、それほど凝った造りではなさそうです。
でもフジミかよ~大丈夫かなぁと思うところですが、転倒虫さん情報によると、当時このシリーズは造りの良さが評判になり、「どーしたフジミよ、ナニがあった!?」という騒ぎになったんだそうです。ちょっぴり期待感が高まります。
今回は、軽くイントロを。

足回りはこの簡略さ。潔くてよろしい。
見えないところまで造り込まれたキットは、「おお~!」という感激がありますが、造られている以上はやっぱりちゃんと塗って作ってあげたくなります。
どうせ完成後は見えないんから真っ黒に塗る、または無塗装という手もあるのですが、せっかく買ったんだから、それではもったいないという気になってしまいます。
高級レストランに行ってステーキを頼み、肉の一番うまいところだけを食べて、あとは残すなんて、できないですから。
その点、これぐらい割り切ってくれてると、なんの罪悪感もなく、大手を振って手抜きできます。バンザイです!

とはいえ、シャシーはタイヤハウスが一体成型されていて、上物のボディとの隙間がほとんどありません。ボディの裏側が隙間から丸見えって、安っぽく見えてちょっと興ざめだったりしますから、これは嬉しい。

後ろの灯火類は、色つきのクリヤーパーツです。
ただ、もしかして真ん中が、本来はクリヤーで丸く抜けてるんじゃないの?という心配が…。
今回はここまで。次回から制作に入っていきますね。
私は、毎度ながら、「実物に忠実な模型の制作」ではなく、説明図に従った素組み、せいぜいプラスアルファくらいの、「ベーシックなプラモデル制作」スタイルで進めます。
スーパーカー世代ではありますが、とくにこのクルマが好きというわけでもないので、気楽なもんです。
かたや、思い入れたっぷりに、細やかなリサーチとていねいな作り込みの転倒虫さんの制作記は、こちらから見に行ってください。
工程の緻密さと作品の完成度は圧倒的に氏のほうが高いので、そういう作風がお好みのかたは、氏のスタイルが合うかと思いますが、私の拙い制作記のほうも、ぜひあわせてご笑覧、応援いただければ嬉しいです。
タイムリミットは、11月半ば。頑張って作りきろうと思います。
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