タミヤ 1/24 GTR(R32)ニスモカスタム その2
切り取ったエアロパーツの欠損部にはポリパテを盛り、硬化を待って形成に入ります。
最近のプラモ作りで、ゼッタイに手放せない切削工具。魚地球印のヤスリは、岩田のエアーブラシと同じくプロの職人さん用のヤスリなので、ホビー用等に安く売られているヤスリとは仕上がり具合や使用感が違います。
また、童友社のきさげカッターも、使ってみるとメチャメチャ便利! これを使い始めたら、これなしにプラモ作りはできないほど(個人の感想ですが、大げさに書いているわけではありません)。
たぶん、SNSでも雑誌でもほとんど取り上げられていないんだろうと思いますが(これらは、もはやほぼステマの場ですからね…)、プロモデラーが使っていまいが、ネットで触れてなかろうが、使えば分かる、隠れた逸品だと思います。
パーツの境い目にはマスキングテープを貼って目印にし、これに沿って、後でスジ彫りを入れます。
ほぼ形成が終わった状態。まあまあ滑らかにつながったようで、満足です。
下側は段差が大きかったので、アールを滑らかにとるのがなかなか難しく、左右で揃わなかったりして削りすぎ、何度かパテを盛り直してやり直しました。
この程度の工作は日常的で、なんてことないというかたも多いと思いますが、自分はめったにしないので、できるかどうか自信がありませんでした。
粗はありますが、自分なりにはなんとか満足のいく程度にできました。
キット自体は相当古いので、相応の金型の傷みもあるようで、パーティングラインはかなり大きいところがあります。
こういうところを、今まではナイフでさらっていましたが、きさげカッターを使うと、なんともよい感触で削ってくれます。
刃が鈍角なので食い込むことなく、また剛性感があるので力の入れ具合が分かりやすいのです。
シートのヘッドレスト部の穴も、表と裏でずいぶん食い違っていますので、ここも面取りします。
こういう、内アールを削るときこそ、きさげカッターは大活躍です。
ウソだと思うなら、ぜひ買って使ってみてください(工具の良し悪しなんて、使わなきゃゼッタイ分かんないです)。
シート横のパーティングラインも、山脈のようになっています。
きさげカッターでさらった後、スポンジヤスリで仕上げます。
こういう、金型の合わせ目が端にくるところも、バリの一歩手前ぐらいの状態です。
古いキットですと、さすがにタミヤとはいえ、こういう部品はやはり多いですね。
(つづく)
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