タミヤ 1/48 キングタイガー(ポルシェ砲塔) その22 <完成>
最後に、いくらかチッピング(塗装ハガレ)表現をします。
前にも書いたように、今回はまだあまり稼働していない車両っぽくしたいので、あまり大げさにならない程度にとどめたいところです。
実車の白黒写真では、どの部位でどの程度塗装がはがれるものなのか、よく判別がつきません。
乗員が、おそらくこのあたりを踏んだだろうとか触っただろうと、ひたすら想像して、ハガレを表現します。
最近のAFV模型では、ガビガビに錆びついたり撃破されて鉄くずになってしまった車両をリアルに再現した作品がとても多くなっていて、いかにそれらしく表現するかでいろんな方法があります。
中でも、実際に塗装をはがして表現する方法は、いかにもリアルで素晴らしいのですが、ハガレのコントロールが自分にとっては難しくて苦手です。
そこで、昔ながらのハガレを描き込んでいく方法が、性に合っていてやりやすいですね。とても地味ですが、思うように表現できるので、結局はここに落ち着いてしまいます。
タミヤ・エナメル塗料のグレイ系やブラウン系の色で、まだ若い傷の色を想像して作り、極細の面相筆で、点を打つ要領で描いていきます。大きめの傷も、基本的には点をつなげて描いていきます。
大きな傷を入れるつもりがないうえに模型も小さいので、パッと見では気付いてもらえないような極小のチッピングを、ちまちまと入れていきます。
エンジンハッチの周囲は、乗員がよく踏みつけたりして、比較的ハガレも起こりやすかっただろうと思い、少し大きめに描きました。
話は違いますが、やっぱりグリルの網は欲しいところですねぇ。
あと、写真は撮りませんでしたが、サイドフェンダーにも引っかき傷を入れておきました。
砲塔は、車体に比べて汚しが控えめでおとなしいので、キューポラを中心に、ハガレは少し大きめにしてみました。
そんなわけで、とりあえずいったん完成です。
まだ、少し物足りない点はあるので、また後ほど手を加えるつもりではいます。
砲塔の機銃用リングには、後で機銃架だけ付けようと思っています。
それにしても、キングタイガーはやっぱりカッコイイですねぇ。さすが、キングだけのことはあります。
ホントは9月までに作りたかったんですが、なんてことはない、1か月オーバーしました。
やっぱり、ウェザリングまでやるとなると、そこで一気に牛歩になってしまいますね。
でも、それが面白いところなんですけどね。
キングタイガーは、なんといっても後ろ姿が最高です。
汚しまで入れての戦車模型制作は、3年ぐらい前に作った、1/48タイガー以来でしょうか? 久しぶりすぎて、手もアタマもいろいろ忘れていますが、それでも結局は自分の作風になっちゃうんですね。いつまで経っても、上達しないです…。
(おしまい)
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