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2017年9月25日 (月)

タミヤ 1/48 キングタイガー(ポルシェ砲塔) その17

ウェザリングカラーを使ってスミ入れは、色を変えて、明るい色を流して、谷の部分にホコリがたまったような表現もします。また、面の部分に、かなり薄めた塗料をチョンチョンと置いて、フィルター表現にも使えます。
ただ、明るめの色は着色力が強く、乾くと真っ白になってしまうことがあるので、かなり薄めて、乾かしながら様子を見て行います。
ですので、けっこう時間のかかる、根気のいる作業になります。

ある程度満足したら、いわゆる「ストリーキング」という筋状の汚れ表現をしていきたいと思います。

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そのために、ホルベインのオイルパステルを使ってみます。
以前に実験的に使ったことはありますが、今回初めて作品作りに投入です。

オイルパステルは、顔料を油とワックスで練った画材だそうで、固体ですが、ペトロールやテレピンといった石油系の溶剤で溶かして伸ばすこともできますので、ウェザリングに使えそうだと思って用意していました。

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12色セットを一つ買いましたが、残念ながらグレイ系の色が含まれていないので、単品でもう少し買い足しておきました。






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模型に、直接パステルで適当に縦方向に線を描き…、








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溶剤を含ませた筆でなでます。
液状の塗料と違い、溝に沿って流れていかないので、ツィンメリットのようなギザギザ面でも筋状の汚れを表現しやすいですね。

上の写真のように、パレットの上でパステルを溶かして混ぜ、色を作って塗ることもできます。
この方法で、迷彩塗装のムラを消すのにも使いました。

ただ、パステルを持った手に色がたくさん付くので、その手で模型を触らないよう、要注意です。

また、油絵具のような乾性油を使っていないので、乾くことがありません。
したがって、失敗してもやり直すことができて便利な半面、いつまでも溶剤で溶けてしまうため、重ね塗りができません。また、触ればとれてしまいます。そのため、クリアーコートが必要になります(※「クレヨンコート」という商品が出ていますが、あくまで手に付かないようにするための画面保護用なので、溶剤には溶けるかもしれません)。
そのあたりが短所ではありますが、なかなかおもしろいマテリアルだと思います。

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途中から、直接描くより、パレットにこすり付けた色を細筆ですくって描き、さらに溶剤を含ませた細筆で伸ばすほうがやりやすいと気付きました。

これも、根気のいる作業ですが、地道に何本も引いていきます。
色を変えるときは、とりあえずコートが必要なのは面倒ですが…。

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砲塔にも、サビ垂れの痕なども描き込んでいきます。

(つづく)

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