タミヤ 1/48 キングタイガー(ポルシェ砲塔) その7 <フェンダーの工作>
もう少し、工作を進めます。
ちょっと車体上部を合わせてみます。
キングタイガーのような幅広の履帯の戦車は、履帯が車体からハミ出して見えるのがカッコイイと、勝手に思っています。
サイドフェンダーをあてがうと、こんな感じ。履帯が隠れてしまうと、なんか迫力に欠けて、もったいない気がします。
ということで、フェンダーの一部を取ってしまうことにします。
前のほうの、垂れ下り部分は、何となく見せたい気がするので、まず一番前のフェンダーは左右とも取り除くことに。
前フェンダーにある接着代を切り取って、裏側も削り取ります。
続いて、サイドフェンダー。
プラモでは一体部品になっていますが、実際は6枚のフェンダーを重ね合わせる構造です。
分厚い鋼鉄の車体に対して、フェンダーは薄い鉄板ですから、実車では、無事に全部揃っているほうが珍しいぐらいです。そこで、これを部分的に間引いて取り付けてやると、実感が増して、模型的にも変化が出るので、よい演出になりますね。
ただ、ここで、切り取り方にはルールがあります。つまり、どこからどこまでが1枚なんでしょうか?ってことです。
6枚のフェンダーは、重なり合う部分にリブがありますが、順番に瓦ぶきのように重なっているのでありません。
上の写真の、偶数番号のフェンダーが下になり、その上に奇数番号のフェンダーが重なる、千鳥配置のような構造になっています。
したがって、リブは奇数番号のフェンダーにしかないわけです。(参考文献『アハトゥンクパンツァー』)
そこで、切り取る際は、リブがどこに残るかを考えて切り取ります。
偶数番のフェンダーを取る際は、リブは残して切り離し、奇数番の場合は、切り離した後でリブのモールドを削り取ります。
薄いエッチングノコで切り離します。
右側のフェンダーは、1枚目だけを切り取るので、2枚目に残るリブは削り落して平らにします(私はリブの真上で切っていますが、どこで切るのが正確なのか、キッチリやりたい方は、ちゃんと調べてくださいね)。
左側は、2枚目まで切り取るので、リブは3枚目に残りますから、境目で切り離せばOKです。
切り口は、当然分厚すぎますので、見える範囲だけでも、縁を薄く削ってやります。
ホントはもっと薄くてもいいんでしょうけど、元の状態と比べれば、この程度でも薄さは感じられると思います。
後ろ側は切り離していませんが、やはり分厚いので、同様に。
(つづく)
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