アスカモデル 1/24 ツュンダップKS750 パート1 その5
続いて、フロント周りを組み立てていきます。
ここでも、いろいろな問題が。
ここでは、ステム部品はフロントフォークに接着しないという工程になっています。
そのため、ここでの接着面(面というより点)は、たった4箇所。
フェンダーには位置決めのガイドはあるものの、車軸は後輪と同じく貫通していませんので、ダボにハメて接着するのはライトの部分だけ。これでは、強度を出す部分がほとんどありません。
(※余談ですが、ナンバープレートを付ける場合は、これもイモ付け。つまり、接着位置のガイドとなるものはありません。このキット、こういう箇所が多すぎます)
実は、後になって分かるのですが、ステムのハメ合いはスナップフィットのように若干きつめになっており、これで型崩れを防ぐようになっているようなのです。
でも、このキットはステム部品にメッキがかけられており、その膜厚のせいでオス側が太くなりすぎて、そもそもダボがハマりませんでした。どの道、接着するからとメッキをはがしたら今度はユルユルになってしまい、まさに上図の4箇所だけでくっついている状態となり、仮組みでも形が保持できません。
説明図では、まずフォークだけを形にし、後でステムの軸を下からフレームに通して、上のステムのトップをかぶせるという設計になっているのですが、その前にフォークがよれてしまいそうです。
それから、説明図にはなんの説明もありませんが、フェンダーには前後の向きがあります。
パッと見では分からないのですが、フォーク取り付け位置が少しだけ偏っています。取り付け位置から短いほうが前になります(写真左側が前)。
説明図の、原寸大の側面図に照らし合わせて、初めて分かります。
今回はメッキ部品のほうを使います。接着強度をかせぐためにも、プラ用接着剤で溶着する必要がありますので、接着部のメッキをはがしておきます。
ただし、はがし過ぎると見えてしまうので、最低限にとどめます。
フォークを組み立てたらそのままフレームに取り付けてしまいたいので、「ステムが通らない」なんてことがないように、あらかじめドリルを通しておきます。
ステムが通ることを確認しておきます。
そうしましたら、一気にこの状態まで組み進め、ステムのダボも流し込み接着剤で固めてしまいます。
それに、こうしないと、ライトの上下の角度も、いい向きに決まりません。
フォーク下部のピン状の部分は、私、てっきり車軸だと思い込んで、塗装の持ち手にしてしまっていたので、色が乗っていません…(これは、私が悪いんです)。
それから、エンジンに接着する左右のペダルですが、ここにもワナがあります。
ペダルは、早い段階でエンジンに接着するようになっています。
ところが、適当な角度に接着してしまうと、後の工程で、ステップを取り付けるときに干渉して、ステップが取り付けられなくなってしまいます。
接着剤が乾いて固まってしまっていると、その段階ではどうにもできなくなりますので注意が必要ですが、これも説明図に何の指示もありませんし、こういう事態を予測もできません。
説明図には従わず、後でステップ取り付け時に一緒に付けることをオススメします。
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