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2017年3月

2017年3月29日 (水)

お客様の作品のご紹介

最近は、お客様からの作品のお持ち込みをたくさんいただき、ご紹介が追いつきません。
ご紹介する順番が、持ち込まれた順番と後先になることもありますが、すべてご紹介いたしますので、ご容赦ください。

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ヤマサキさん作品
タミヤ 1/12 ドゥカティパニガーレ

タミヤの、比較的新しいキットを作ってきてくださいました。

制作期間も早く、お買い上げいただいてからそれほど間がありません。
「え?もう出来たの?」って感じでしたが、とてもキッチリ作られていて、実にカッコイイバイクに仕上がっています。

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作者さんは、キャラものからカーモデル、最近はバイクと、守備範囲の広いかたなのですが、どれもソツなく仕上げる腕前の持ち主です。





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フロントフォークのみ、純正のディティールアップパーツを使っていますが、それ以外は、めちゃめちゃこだわって作り込んだという印象は受けません。それでもこの完成度。
作者さんの技量ももちろんですが、これだけ複雑な面構成のバイクが、ヨレたりすることなく組み上がるというのは、やっぱりバイクプラモはタミヤ!と、感心してしまいます。

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タミヤのキットは、前後から見たときの整然とした感じが別格です。
これが、タイヤやカウルが傾いていたり、全体が歪んで、前後のタイヤが整列していなかったりすると、まさに興ざめ。ほんとにガッカリしてしまいます。







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ナンバープレートがちょっと曲がっちゃたのはご愛敬ですね。
でも、車体は大きくひねったりはしていませんので、とてもカッコイイです。

それに、以前のバイクタイヤは、中心にバッチリパーティンぐラインがあって、ゴム製なので消すのに苦労しましたが、最近のはほとんどないんですね。というか、キットが新しいから余計なんでしょうか。
作るつもりなら、発売間もないころに買っておくのがいいのかもしれませんね。

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片持ちのスイングアームなので、左右の表情が違っていて、どこから見ても楽しめます。







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この辺の、メカメカしい部分も密度感があり、私ならこれで十分じゃないかと思えてしまいます。

バイクキットは、ステアリングヤスイングアーム等の組みつけに、金属ビスを使用しますが、そのネジ頭が見えてしまって興ざめだという声がよく聞かれた気がしますが、最近のはちゃんと隠す工夫がしてあります。進化してますね。(あ、よく見たら、それ以外のところは、けっこう丸見えですね笑。)

実物を知らなくても、特に大きく手を加えなくても、ストレートに作ってこんなにカッコイイ模型が出来上がる~プラモデルっていいなぁと、思わせてくれる作品でした。

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2017年3月27日 (月)

お客様の作品のご紹介

お客様から、作品のお持ち込みがありました。ありがとうございます。

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登さん作品

タミヤ
1/24 NSX

いつもクオリティの高い作品を制作される作者様で、最近はカーモデルのお持ち込みをマメにしてくださいます。

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今回も、たいへん美しいというか、「カッコいいブルー」が映える作品です。





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写真では、スバルのブルーみたいに写ってしまいますが、実物はもっと濃いというか、気持ちパープルがかった感じに見えます。
実車のNSXにもあるブルーに、とても雰囲気が似てる感じです。


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この4方向からの写真を見て分かるのですが、ホイールの位置(角度)を、4輪ともちゃんと揃えて固定しています。これ、上手なモデラーさんでも無頓着なかたが多くて意外なのですが、見栄えよく見せるために、とても大事なポイントだと思います。
私店主も、こういう、スポークの向きがよく分かるホイールの場合は、必ず揃えるようにしています(例えば5本スポークなら、「大」の字になるように)。実車のカタログやモーターショーの展示車も、大体そうしていると思いますよ。

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ルーフはやはりカーボン調に。内装は白とグレーのツートンですが、真っ白ではない色合いとツヤ具合で、革らしい質感に仕上げられています。

ご本人いわく、ある部分を失敗したとのことですが、言われないと分かりません。

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2017年3月25日 (土)

アスカモデル 1/24 ツュンダップKS750 パート1 その4

続いて、エンジンをフレームに載せていきます。

本当は、先にフレームを組んでしまってからエンジン挟み込めると、フレーム前側の合わせ目が消せるし、フレーム単体で塗装もできてよいのですが、先にエンジンを全部組んでしまったため、両側に出っ張ったシリンダーがジャマで無理でした。
そこで、フレームはあらかじめ塗装しておく必要があります。

エンジンを組む時は、シリンダーは付けずに置いておき、フレームに載せた後で接着するほうが、作業しやすいと思います。

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さて、この工程ですが、図から受ける印象とは違い、やってみるとかなりの難関です。
塗装前に仮組みしてみましたが、この図のとおりに作業するのは、正直言って困難です。

まず、接着代が、矢印の部分しかありません。また、エンジンとドライブシャフトは勘合がゆるく、図のような形で保持できません。

前述したように、エンジンの組み立ては合わせのガイドがなく目測ですので、左右の合わせが少しでもズレてしまっていると、フレームとの勘合がうまくいきません(正直、ここでズレに気付いても、もう手遅れなのですが…)。

ドライブシャフトとフレームの接着面にはダボがなく、塗装面どうしの面付けですから、流し込みタイプの接着剤は使えません。接着剤の塗布に十分気をつけないと、溶けた塗料やら接着剤やらがハミ出して、汚くなってしまいます。ですので、ここは、セメダインの「模型用ハイグレード」しかありません。

エンジンとドライブシャフトはグラグラですので、すぐに下からA57部品を接着して支えてあげないといけません。しかも、エンジンとの接着は、やはりイモ付け。

・・・という具合に、かなりハードルの高い作業となります。

そこで、まずA57部品をあらかじめ左右どちらかのフレーム部品に接着しておいたほういいと考え、いったん仮組みのままA57を右のフレームに接着して固定し、乾燥後フレームを塗装しました。

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ホイールは、中心に軸が通っているわけではなく、左右のわずかな突起で引っ掛かっているだけなので、接着しない指定ですが、強度を確保するためにも、早めに接着してしまいます。
別に、完成後に動かして遊ぶわけでもないので、タイヤが固定されても何の不都合もありません。

エンジンは半ツヤブラックで、フレームはガンダムカラーのシナンジュレッドで塗装しました。

実は、ここではまだ気付いていないワナがあるのです…。

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2017年3月22日 (水)

アスカモデル 1/24 ツュンダップKS750 パート1 その3

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ドライブシャフト部分は、アルミ肌に塗りたかったので、AKインタラクティブの「エクストリームメタル」シリーズの「AK479 アルミニウム」で塗装。
この「エクストリーム~」シリーズは、非常に金属質感が高い塗料で、今まで自分が使った同様の塗料の中では、出色の再現度かと思います(あくまで個人の見解です)。
色数も大変豊富で、一気にある程度買い揃えてみました。塗料は、使ってみないと何も分かりませんからね。1本900円で、皆さん「高い!」と口を揃えておっしゃいますが、クレオスのメッキシルバーNEXTと同価格で2倍近い内容量ですから、効果を考えても決して高くはありませんよ。

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排気管~マフラー部分は、AK476スチールです。こちらも、鉄らしい鈍い色がよく出ていると思います。他の従来品では、この感じは出ないと思います。




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この中で、フェンダー部品は本来のメッキ部品です。写真では曇って見えますが、メッキ調の「クローム」は、かなりメッキに近い質感が再現されていて、今までに使ったことのあるメッキ調塗料では、ここまでのメッキ感は見たことがありません。

ただ、実店舗で取り扱い店が非常に限られているのが残念です(当店も、取り扱いができません)。

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2017年3月21日 (火)

ロードスターコンベンション 参加作品のご紹介

ロードスターコンベンションに、作品のご応募がありました。どうもありがとうございます。

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Kさん作品

同時開催中の「ネイキッドバイクコンベンション」にもエントリーいただいています。



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私店主と同じく、特別なことはなにもしない素組み派です。

それに、塗装も、上掛けクリアーも塗らない、色入れのみでの完成となっています。
たしかに、クリアーを吹きつけて研磨仕上げというのがカーモデルの王道スタイルですが、「そうしなければいけない」わけではないですからね。

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ヘッドライトのクリアーパーツの接着に瞬間接着剤を使ってしまったため、白化して真っ白に曇ってしまいました。

でも、これも多くの人が経験する失敗だと思います(私も、当然やったことがあります)。
瞬着を、密閉される箇所に使用すると、特に白化現象が起こりやすくなるので、要注意です。

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逆にいえば、経験の浅いかたでも、こんな模型ができあがるのがプラモデルのいいところですし、これから少しずつうまくなっていくのが楽しみでもあるわけです。
ぜひ、次回作も持ってきていただければと思います。

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2017年3月19日 (日)

アスカモデル 1/24 ツュンダップKS750 パート1 その2

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メッキ部品のまま欲しかったのは主にタンクとフェンダーで、エンジンとフレームは最初から塗装する計画でした。
メッキの上からメタルプライマーで下処理してもいいのですが、組み立ての際に、いちいち接着面のメッキを剥がす手間もかかるので、全部剥がしてしまうほうがいっそ合理的ですよね。
といっても、別に難しいことでもなんでもなく、台所用漂白剤に漬けるだけ。数分できれいにはがれます。

ただ、メッキの下処理用の塗料が塗布されているので、これも除去したいかたは、プラモデル用塗料ハクリ剤かサンドブラストで除去してください。ラッカー用シンナーでも落ちるには落ちますが、容易には溶けないので、けっこう大変です。もしかすると、ハクリ剤では効かないかもしれないです。

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エンジンを組み立てます。

ただ、このキットは、この辺からアヤシイことになってきます。
エンジンも、位置決めのためのダボやガイドが一切なく、きちんと位置を合わせて接着するのに、とても神経を使います


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また、ここで、部品に不良を見つけてしまいました。
白色成形の矢印の部分は、メッキのほうでは、赤丸で囲んだ部分に湯が回っておらず欠損してます。
それに、あちこちバリやら大きなヒケだらけ。そんなに古い製品ではない(元キットのサイドカーでも、少なくとも当店が開業してから発売になった、むしろ新しめの製品です)のに、なんだか一昔前のキットを組んでいるような気になってきました。

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実際は後席があるのですが、シンプルなシングルシーターにしたいので、ステーは切り飛ばしてしまいました。

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2017年3月17日 (金)

ロードスターコンベンション 参加作品のご紹介

2次募集を始めております、「ロードスター・コンベンション敗者復活戦」。
私店主のほうはと言いますと、ボディ塗装が済んだところで止まっております。今回は、自分のための敗者復活戦でもあるので、なんとか2度目のDNFだけは避けたいところですが…。

さて、お客様のほうから先に、ご応募がありました。すでに2作品を展示中で、順次ご紹介いたしますね。

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Hさん作品
タミヤ 1/24 

今年も、Hさんの制作意欲は衰えることを知りません。去年のこのコンベンションがご縁で出戻られましたので、ND型はすでに制作済み。
そこで、今回は違う型のキットで応募いただきました。(※前回応募済みのかたは、ITEM24085でも応募可能です。タミヤのキットワンメイクですので、他メーカーのキットにつきましては対象外ですが、展示は喜んで承ります。)

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これって、何年前のクルマになるんでしょうかねぇ? あまり詳しくないのですが、私店主が20歳くらいのころにはありましたよね。
今見ても、美しいデザインだなぁと思います。


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ホワイトがベースのようですが、偏光パールがかかったような仕上がりになっています。





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ドライバーズシートは、別売のバケットに交換され、走り屋っぽい仕上げになっています。ホイールも、NDから移植だそうです(かなりキツかったらしいですが)。




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シートベルトは、相変わらずキッチリ追加されてます。

私の勝手な想像なのですが、Hさんは、必要以上に実物との違いに執着することなく、プラモデル制作を楽しんでいるというようにお見受けします。
ご本人にお会いして話すと、プラモが楽しくてたまらないという感じにあふれていて、こちらも楽しませていただいています。


クルマに限らず、スケールモデラー諸氏の多くは、「実物どおりに作る」ことに、とても熱心です。
プラモデルは、ただでさえ縮尺されているうえ、様々な制約があって、メーカーや製品によって程度の差はあれ、実物と形が違っていたり省略されていたりということが、必ずあるものです。そこを修正したり、ないものを再現して実物に近付ける作業がご本人にとって楽しいなら、もちろんそれでいいと思います。趣味なんですから。

最近は、ネットの普及で、実物の写真や大いに手の込んだ素晴らしい作品といった情報があふれ返っており、資料の収集には不自由しません。
でも、それが原因で「未完成病」にかかっているかたも少なくないと感じます。それでは元も子もありません。

1)そもそも実物を知らない→作れない
2)資料がない→作れない
3)目的そのものが、いつの間にか、資料を集めることにすり変わってしまった→作れない
4)資料を集めた結果、「実物とキットの違い」が分かりすぎてしまい、自分のスキルでは手に負えなくなったが、かと言って、分かってしまった以上は見過ごせない→作れない
5)素晴らしい作品を見過ぎたせいで、打ちのめされてヤル気がなくなった→作れない
6)作ってはいるけれど、後から後から、あそこも違う・ここも直さないと、となって、きりがない→いつまでたっても完成しない(最悪、ゴールが見えなくなってしまって放置)

そんな話を、山のように耳にします。実にもったいない話です。
本来、「実物のことを知らなくても作れる模型」がプラモデルキットなのだと、私店主は考えています。
一から手作りするスクラッチのような模型なら、資料がなくては設計ができませんから、資料集めに奔走するのは当然のことです。
でも、プラモデルは、設計する必要もなければ部品を手作りする必要もありません。説明図に従って組み立てて色を塗るだけで、完成します。(まあ、キットによっては部品がちゃんと合わないとかありますが、それはまた別の話ですから・・・。)

私店主も、ここ数年はもっぱら素組みばかりです。わずかに手を加えることはありますが、せいぜいマフラーや機銃の開口部に穴を開ける程度のことくらい。これだって、「実物は穴が開いているのだから、開いていないのはおかしい」からではなく、穴を開けないと何か分からないから、というだけであって、実は穴の部分を黒く塗るだけでも、パッと見ならそれらしく見えたりするんですよ笑。
また、実物の資料を探すときも、あくまで「説明図が見にくくて、どうなっているのか分からない」ときの参考にする程度にして、「キットの間違い探し」はしないようにしています。
でも、このやり方で、プラモ作りがつまらないと思ったことはありません(前述のように、キットが作りづらくて悩むことはありますが)。

細部が実物と違っているという悔しさより、完成した作品を手にできた喜びのほうが、何倍も大きいと思います。

私どもの店のコンベンションは、そういうかたにまずは作っていただきたいという思いも込めて開催しています。
上の「未完成病」の原因に思い当たる方も、他のかたの素晴らしい作品に感化されすぎて手が動かなくなってしまったかたも、ぜひ一作、あまり気張らずに作ってみてほしいなと思います。
(作品のご紹介のはずが、つい話がそれてしまって、長文、失礼しました)

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2017年3月15日 (水)

アスカモデル 1/24 ツュンダップKS750 パート1 その1

開催中の店内イベント「ネイキッドバイクコンベンション」に向けて、言いだしっぺですから何も作らないわけにもいきません。
昨年の「ロードスター~」のときはDNFに終わり、叱咤激励をいただいてしまいましたので、二の舞を踏むわけにはいきませんから、とりあえず何か一つ作ろうと思い、これに決めました。

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アスカモデルの、1/24ツュンダップKS750です。
軍用バイクなので、ミリタリーモデルのスタンダードである1/35なら、何社かからキット化されていますが、1/24は珍しいので、これに決定です。



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当初はサイドカーとして発売されたキットですが、フネを省略して、単車部分だけを2台分詰めた商品になっています。
一部のランナーが、メッキ仕様と成形色仕様になっていて、好みで選んで作れるようになっています。

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とにかく、考証とかにとらわれず、好きに作れってことです。ただ、デカールすら付いてないのはどうかと思いましたが…。
まずは、メッキ仕様のフレーム部品と、通常色のタイヤ部品の組み合わせで作ってみることにしました。



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タイヤは、面白い部品分割になっていますが、隙間もなくピッタリと組み上がります。なかなか楽しいです。
スポークも、極細でもしっかりプラで再現されています。




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ハンドル周りはメッキのまま使うことにしました。(※何人かのお客様には、メッキ調塗装したってウソ言っちゃってましたね。すいません。今気付きました。)
メッキとその下地処理の厚みで、ピンの径が太くなってしまっています。元々がかなりシビアな寸法で、わずかな厚みでも邪魔になってしまっていますので、メッキを削り落します。

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ホイールは黒にしたいので、全体をまず黒く塗ってしまい、マスキングしてタイヤを塗ります。
説明図に、原寸大のマスキング図が載っていますので、そこから採寸してマスキングテープを切り出します。


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タイヤは、モデルカステンの「タイヤカラー」を使ってみました。タイヤ色では、ラッカー塗料の中ではとてもいい色で、かなり実感が高いと思います。気に入りました。

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2017年3月 6日 (月)

営業時間のお知らせ

8日(水)は、所用につき、18時頃からの営業となります。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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2017年3月 1日 (水)

3月の営業のご案内

今月は、1日現在で分かっている不規則営業日はありません。
平日は16時から、日曜は14時からの営業です。

よろしくお願いいたします。

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