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2016年7月

2016年7月31日 (日)

【イベントのご案内】ガンプラ組み立て体験会

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バンダイ主催の「ガンプラ組み立て体験会」が、この夏、全国のホビーショップで開催されます。
これに、あろうことか当店もエントリーしてみました。これでも一応、プロショップなんです、ウチ。

開催場所につきましては、当店をご存知の方はお分かりかと思いますが、店内には大人数分の制作スペースがありませんので、市内の下記公共施設を借りて行います。
それぞれの日で会場が異なりますので、ご注意ください。

日時と場所 : 
8月13日(土) 橋南市民センター2階 小ホール
8月14日(日) 津市中央公民館(津センターパレス2階) 創作室
          両日とも13時~17時

参加対象 : 中学生以下の方のみ(保護者の同伴参加はOKです)
参加費・材料費 : 無料


作ったキットはそのままお持ち帰りください。
ただし、キットはその場で作っていただくためにご提供するもので、組み立てないままお持ち帰りはできません。イベントの趣旨をご理解くださいますよう、お願いします。

このキットは、ニッパー等の工具を必要としない仕組みになっております。手ぶらで気軽にご参加いただけます。

定員は、2日間で先着15名様限りとなっておりますので、特に14日にご参加をご希望の方は、ご予約をお勧めいたします。あらかじめ当店までお申し込みください。
まだプラモデルを作ったことなのないお子さんには、ぜひご参加いただき、モノ作りの楽しさを体験いただきたいと思います。

イベント詳細は、バンダイホビーサイトにて公開中です。

なお、両日とも、店はイベント終了後(18時頃)からの営業になりますのでご注意ください。

しかし、よく見ましたら、近くの大型量販店さんと、日程が丸かぶり(汗)!! 最近そんなんばっか!
てゆうか、全国的に量販店さん主体なのね…。


なので、この日は、通常のプラモ製作会も兼ねたいと思います。こちらは、子供から大人まで、どなたでも参加できます。もちろん参加費は無料ですが、作るプラモや工作はお客様でご用意くださいね。

お願いですから、こっちにも来てください~! ぜひよろしくお願いいたします。

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2016年7月25日 (月)

マルモコ作品展2016 【おわりに】

以上で作品のご紹介は終了です。
写真に撮り忘れて作品をご紹介できなかった参加者の方に、お詫び申し上げます。
全部撮ったと思っていたのですが、お話をしたり、駐車券にスタンプを押しに行ったりしてるうちに、どこまで撮ったか分からなくなったみたいです…。


今回は、カーモデルが圧倒的に多く、AFVモデルが予想以上に少なかったのが、少々驚きでした。

また、今回の大きな反省点が、作品カードと名札をご用意しなかったこと。これは大失態でした。前日まで、ファルコン号の完成を間に合わせようとして、展示会の準備がおろそかになってしまいました。申し訳ありませんでした。


去年は作品展を行わなかったので、ここ2年ほどの間に私どもとお付き合いを始めてくださったお客様の中には、以前のことをご存じない方もいらっしゃいました。

この展示会は、模型サークルとかクラブのイベントではなく、特定のメンバーを対象にしていません。そのため、参加者全員にあらかじめ都合のいい日をうかがって「日程のすり合わせ」をすることができません。

したがって、先に日時を決めてしまい、その代わり早めに告知して、少しでも参加していただきやすいようにしてきたのです。
当店は6月25日が開業日なので、その周年感謝行事として作品展を始めたんですね。第1回目は店内で行いましたが、第2回目以降は、行うなら7月の「海の日」と決めてきました。

では、なぜ「海の日」かと言いますと、開催するのに、どこか施設を借りるとなると、それに近い休日で、しかも当店の定休日である月曜祝日が望ましいのです。日曜ですと、店を休業にしないといけませんからね。
そこで、ずっと「海の日」に作品展を行ってきたというわけです。

来年は、この日には、津市内でもうすでに別の模型イベントが予定されているそうなので、同日は避けるべきと考えています。
また、その前後には、毎年恒例の静岡ホビーショー合同展示会や伊勢フライングビーナスクラブさんの展示会がありますし、それ以外にも三重の近隣で大規模な展示会イベントが増えて、もう「やりどき」がなくなってきたんですよね…。

なので、来年以降のマルモコ作品展の開催につきましては、今のところまったくの白紙です。

次回開催については、また皆様のご意見もうかがって検討したいと思います。

ご参加、またご見学に来ていただいた皆様、どうもありがとうございました。
また開催の機会がありましたら、ぜひご参加ください。

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2016年7月24日 (日)

マルモコ作品展2016 覚書 その5

最後に、ロードスターコンの全体風景をご覧いただきたいと思います。

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こちらが、全出走車。
右の3台は、Katsuさんのフルスクラッチ作品で、タミヤのプラモデルキットではありませんので参考出品です。それと左から2台目のチャージマツダカラーの作品も、本日飛び入り参加のゲスト作品です。

しかし、キリよく10台並ぶと、なかなか壮観です。

エントリー自体はもう少しあったのですが、残念ながら間に合わなかったかたも。

コンベンション期間は終わりましたが、店内への作品のお持込みは、もちろん大歓迎です。遅れたからと気にせず、完成しましたらぜひ店までお持ち寄りください。

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コンベンション当初から、最後はこの作品展で全作品で集合写真を撮りたいというのが、個人的な楽しみでした。
ところが、この日は都合が合わず参加できないかもしれないという方がいらっしゃり、とてもガッカリしていたのですが、わざわざ時間を作って持ってきていただいたおかげで、念願が叶いました。
ただ、なぜかその作品だけ個別に撮っていませんでした(撮ったつもりでしたが、写真を整理していて気付きました)…。本当に申し訳ないです。


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余談ですが、転倒虫さんは、こんなことして電飾ライトで遊ばれてましたよ。

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2016年7月23日 (土)

マルモコ作品展2016 覚書 その4

すいません。ちょっと疲れが出ちゃったみたいで、ひどくしんどかったので、休業させていただきました。
1日横になってたら(とはいっても、晩ご飯は作りましたが)だいぶよくなったので、明日は通常営業できると思います。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。


ロードスターコンベンションの、最後のエントリー作品です。

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Katsuさん作品

作者さんは、普段はスクラッチでカーモデルを制作されているかたです。



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実は、このクルマも、タミヤのこのキットが発売になるよりもずっと前にスクラッチで作っておられまして、今回のコンベンションのために、とても久しぶりにプラモデルを作られたとのことでした。

ご自身のウェブサイトでも、「プラモデルよりスクラッチのほうがラク」と、意味の分からないことをぼやいておられました笑。

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店内ではないので、ほかの作品より写真が少なくてゴメンナサイ。

塗装色は、タミヤの専用カラーです。
ん? でも、なんか妙だと思いませんか?


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実はこの作品、ご本人いわく変態なギミックが仕掛けてあるんですね。ボディーのツヤに、違和感を感じるのではないでしょうか?



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隣りの作品と見比べてみましょう。左端がこの作品。
横の2台は、天井の景色が映りこんでいるのに、Katsuさんのにはありません。

そう、この作品には、カーモデルの一番の見せ場というべきツヤがないのです。ツヤ消し、マット仕上げなのです。

で、ハイライトやシャドウの部分を、色を変えて塗装で表現しているんですね。まるで、戦車模型のような、絵画的手法を取られています。

なので、どこから見てもハイライトの模様は同じなのです。立体として見るよりも、このように写真にして見たり、特定の方向から片目で見てこそ真価がわかるという、だまし絵のような作品です。

以前から、誰もやってないことをやりますとおっしゃってたのですが、こういうことは思ってもみませんでした。

(あと1回だけ続きます)

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2016年7月21日 (木)

マルモコ作品展2016 覚書 その3

今回、圧倒的に作品が多かったのは、カーモデルでした。
まあ、ロードスターコンベンションとかも開催しましたから、当然と言えば当然なんですが、それ以外でも新作が多く、盛り上げてくださいました。

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今、もっとも熱いモデラー・Hさんの、新作そろい踏み。

ロードスターコンベンションから始まって、5カ月ほどで5台の新作! 驚異的なハイペースにもかかわらず、クオリティーもたいへん高いです。

軽2シーターシリーズは、どれもガイアカラーの新色を使って塗装されています。まるでメーカーの塗色見本みたいになってます。

模型関連メーカーさんも、有名プロモデラーさんのSNSやら何やらばかりをもてはやしていないで、こういったエンドユーザーさんの作品を取り上げてほしいものです。
だって、実際に商品を買ってくれて、使ってくれるのはユーザーさん。しかも、頼んでもいないのにこんな分かりやすい見本に仕立ててくれて、これ以上ありがたいことはないじゃないですか? 

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直近作のコペンは、シルバー下地にクリアーホワイトで色を入れてます。このクリアーホワイトという色が発売になったときも、色名だけではまったくイメージが湧かず、まさに一か八か、買って塗ってみないと分からない商品でした。

これも、どのように塗ったのか、見ただけではおそらく誰も分からないと思います。なんとも不思議な、影の部分が水色に輝く仕上がりになり、写真ではうまく写すことができません。
上品なコペンにはピッタリですが、レクサスあたりでありそうな色という感想が多かったですね。

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おまけに、蛍光クリアーを上掛けしてるので、ブラックライトを当てると光ります。







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作品だけでなく、このディスプレイもすっかり有名になってしまった、模型転倒虫さん。






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ロードスターに次ぐ直近作のBMW。
古いキットに苦労されていましたが、完成作品を見てる分にはそれを感じさせません。相変わらずていねいな工作と塗装です。

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こちらは旧作。もしかして、実物を拝見するのは初めてだったでしょうか?





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アメリカレベルのコルベット。
これも、作品だけを見てるとウマイなぁとしか思わないんですが、元のキットは全然違うんですよ。知ってる方が見ると、「あのキットを、よくぞここまで」と唸るそうです。

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転倒虫さんの代名詞、コブラ。







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『湾岸ミッドナイト』3部作。
このポルシェを、店のショーケースで展示させていただいてたときに見て、あこがれてカーモデルを作るようになったという少年が来店してくれたことがありました。
実に「正しい影響の与えかた」ですね。

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転倒虫さんは、あくまでも「プラモデル作り」の範ちゅうを出ない作風で、それが人気の秘訣だと思うわけですが、正反対のこういう作品もあります。

左のF1を出されて「お~! エブローですね!」と言いましたら、「いえ、スクラッチです」とのこと。もう、「は?」でした。

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要するに、ケミカルウッドからの削り出しなんだそうです。
言葉にすると簡単ですが、さっぱりワケが分かりません。
もちろん、デカールもぜ~んぶ自作。


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こちらも同じく。
こんな複雑な形状のものを、しかもきっちり左右対称で削り出すって、どういうことなんでしょう?



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たなやんさんの作品。
新旧ハチロクです。






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こちらも、各地の展示会ですっかり有名人のKatsuさんの作品。

上のF1の作者さんのお知り合いで、やはりすべてスクラッチ作品。

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こういうハコの車で、内装がなくカタチだけなら、スクラッチって言われてもなんとなく合点がいくのですが、内装までキッチリ作られてるので、やっぱりワケが分かりません。三重県のカーモデラーさんは、ヘンなかたが多いのでしょうか笑?

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こちらも「車」つながりで、鉄道模型です。





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とても可愛らしい模型で、基本的に作品はキットだそうですが、この方も、なかなかにスゴイ工作をするかたなのです。私のようなプラモデラーは、あ然としてしまいます。ご興味のある方は、ぜひこちらをどうぞ。
でも、鉄道模型というのは、どんなに苦心して作り込んでも、「走らないと評価してもらえない」のだそうです。

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マルモコ作品展2016 覚書 その2

飛行機は、人数は少なめでしたが、出品数では頑張っていただきました。

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伊勢フライングビーナスクラブの会員さんなので、どれもよくまとめられた作風はさすがです。




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爆撃機って、デカイんですね。横のゼロ戦と同スケールとは思えません。






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こちらの紫電は、モーターが仕込んであって、プロペラが回ります。






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このゼロ戦も、お腹に穴が開いていたので、同様の細工がされているようです。






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続いてガンプラ。
新作は、この1点だけでした。
M3リーと同じ作者クンの、ガンタンク初期型です。
オリジナルのアニメとは違う色調で、迫力満点です。さりげなくグラデーション塗装までされていて、最近の少年は恐ろしいですね。

実は、もう一人小学生クンの参加があったのですが、うっかり作品の写真を取り損ねていました。ご紹介できず、申し訳ないです。
渋い選択の飛行機の作品でしたが、プラモデルだけではなく、自分で編んだ、編み物の飛行機まで持ってきてくれました。本当に、モノ作りが好きなんですね。
以前、エアーブラシ講座にも参加してくれ、とても熱心なお子さんでした。

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こちらは、黒鉄色1色で塗られた、鉄の置物のようなガンタンク。







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う~ん、量産初期型のほうが強そうだなぁ…。







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ツヤツヤピカピカ! メタリック・パール塗装のガンキャノン。







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王道を行く感じの、キレイな塗装とていねいな工作のガンキャノン。












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やたらと重厚で渋いガンキャノン。













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右から左へ、なんだか成長を見るようです笑。

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2016年7月20日 (水)

マルモコ作品展2016 覚書 その1

今回のマルモコ作品展は2年ぶりの開催でしたが、そのせいか、たいへんな力作が揃い、見ごたえのある、素晴らしい作品展にしていただきました。

まずは、AFVです。

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1/35 35(t)

履帯は可動式に交換しています。





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色味はかなり明るめで、あえてオリジナル性を出されたとのことでした。






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1/35 タイガー1 極初期型

こちらも、履帯はフリウルに交換。





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2年前に拝見したこの作者さんの作品とは印象が違う気がしたので、作風が変わりましたかとたずねたところ、この2作は「ホワイト&ブラック法」で塗装されたとのこと。この技法で塗装された作品は、初めて拝見しました。
私は、このところAFVからすっかり離れてしまっているのであまり詳しくないんですが、要はあらかじめモノクロ状態で陰影とハイライトを塗装しておき、その上に薄く着色していく塗装法です。
細かいチッピング(塗料のハガレ)表現は、シリコンバリヤを使って、実際にコリコリ剥がしたんだそうです。

それにしても、メチャメチャにカッコイイ作品です! こんなハイレベルな作品が、こんな小さな作品展で拝見できるとは思いませんでした。

残念ながら、今回AFV系の新作のお持込みはこのお一人だけ。ちょっとほったらかし状態になってしまって申し訳なかったですが、もっとお話を聞かせていただけばよかったと後悔しています。
今度ご来店された時に、いろいろ教えていただくことにします。

あとは、以前からお預かりしている作品です。

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ガルパン仕様 4号D型

デフォルメされた戦車模型ですが、意外とよくできたキットです。
作者さんは、ガンプラからクルマから、もうなんでも作っちゃうかたなのですが、この作品もソツなく仕上げてこられています。

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1/35 M3リー

作者さんは、これを作った時は小学生。はじめての戦車プラモがこの作品でした。初めてでこれだけ作られたら、ちょっとかなわんですね。

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2016年7月18日 (月)

マルモコ作品展示会、無事終了しました

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本日は、丸之内モデラーズコンベンション作品展示会を無事開催できました。
参加者の皆さんと、ご来場くださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。




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2年ぶりの作品展となりましたが、今回は、今までになかたテーマ展示ができました。タミヤのロードスター発売に合わせた「ロードスターコンベンション」参加作品の一挙展示です。

コンベンション自体は5月末で締め切りましたが、今日全作品を一堂に展示するつもりで楽しみにしてきました。ただ、せっかく完成にこぎつけたものの、今日は参加できそうにないという方もいらっしゃって、個人的にはたいへん意気消沈していたのですが、無理をして駆けつけてくださいまして、無事に集合撮影ができました。皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
ただ、今回エントリーはしていただいたものの間に合わなかった方もいらっしゃいまして、そちらは残念でした。
え!? オマエが言うな? はい…。「で、Bluebellさんのはどこ?」と、かなりイジラれまして…。まことに面目ないです。申し訳ございませんでした。

作品数は60点ほど。なんと、その約2/3がカーモデルという、2年前とは想像もできなかった様相となり、皆さん驚かれていましたね。
しかも、そのまた約1/4ぐらいが、ケミカルウッドから削り出したフルスクラッチ作品という、当店としては分不相応なことになってました。三重周辺のカーモデラーさんって、かなりスゴイ人が多いんですよ。

その他のジャンルはほんのわずかずつ(フネはゼロ…)でしたが、どれもレベルが高いおかげで、たいへん見ごたえのある作品展にしていただきました。

また皆さんの作品が拝見できる機会が設けられればいいなぁと思います。

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2016年7月16日 (土)

すごいモールド!

ファルコン号は、スミ入れまで終わりました。
パネルラインやモールドが全体を埋め尽くしていますが、その一つ一つに、ていねいにスミを入れます。

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スミ入れをすると、改めてこのキットのスゴさが明らかになります。







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何でしょう? この細かいモールドは!?
スケールモデルでも、ここまでのものは見たことない気がします。興味のないかたも、一度は作ってみる価値はあるプラモデルだと思いますよ。

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2016年7月13日 (水)

スジ彫り用工具、使い比べ その2

動画に撮ってみました。 ワークと体との間に カメラがあるせいで、非常に難しい態勢で作業してるので、手元がおぼつかないのはご容赦ください(老眼のせいで、ちょうど見えにくい距離なんです…)。

 

どれが良いとは一概には言えませんが、作業が早いのはラインチゼルです。唯一、刃の形状が違うので、断然よく彫れます。

次によく彫れるのは、ファンテックだと感じます。BMCタガネに比べて刃の角度が大きく、軸も太くて短いため、カッチリとした剛性感があるので、ある程度刃を立てた状態でも安心して彫れます。

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スジ彫り工具3種、使い比べ

先日、ファンテックから新しいスジ彫り用工具が発売されました。
スジ彫り用工具といえば、スジボリ堂の「BMCタガネ」がとても有名です。それ以外にも、様々なメーカーから発売されている工具です。それを承知の上で、後発メーカーながら新発売されただけに、この商品は気になっていました。

そこで、今手持ちの工具と、使い比べてみます。

ただ、工具というのは、単に「良い悪い」だけではなく、「好き嫌い」が反映されやすいので、これも、あくまでも私の個人的な感想として、参考のひとつにしていただければと思います。

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右から、BMCタガネ、クレオスのラインチゼル、そしてファンテックのスジ彫り用カーバイトです。











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ラインチゼルは、専用のハンドルで刃を保持します。

ファンテックも同様にホルダーが必要です。専用のホルダーが併売されていますが、3.2mmのドリルが使えるピンバイス等でも代用できます。

BMCタガネは、このままでも使えますが、別売の専用ホルダーを使うとうんと保持しやすくなるので、個人的にはこちらもホルダー併用をオススメします。

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ただ、ファンテックについては、このピンバイスで使うと、お尻のほうが重くなってバランスが悪いです。

そこで、ピンバイスのお尻の部分を外してしまいます。ただ、持つところが短くなってしまうので、工具を奥いっぱいまで挿入せずに少し余してくわえます。この状態で使うのが自分には合っています。




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横から見た先端の形状は、これだけ違います。すべて、刃幅は0.2mmです。

ファンテックとBMCタガネは、よく似た形ですが、BMCのほうが先が鋭利で、全体が薄くノミのような形をしているのに対し、ファンテックのほうは見ての通り刃に厚みがあり、ナイフのような形をしてます。刃を寝かせて、写真右下方向に引きずるようにひっかいて使います。

ラインチゼルは明らかに形が違い、鉤爪状です。こちらも、同じ方向にひっかくように使います。

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ハセガワの、ミニ・クロスオーバーのボディー部品です。カーモデルにしてはスジ彫りモールドが浅く、塗装してクリアーを上掛けしたら、ほとんど埋まってしまうでしょう。
こちらのスジ彫りを、彫り増ししてみます。


(つづく)

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2016年7月12日 (火)

ミレニアムファルコン号のパネル色分け

ファルコンは、下地の塗装が終わったので、パネルごとの色分け再現に進みます。
このキットでは、パネルが単なるスジ彫りではなく立体的なモールドで表現されていて、色の違うパネルは、糊付きシールか水転写デカールの好きなほうを選んで貼っていくことで再現できるようになっています。

もちろん、マスキングして塗装してもいいのですが、パネルの形状が微妙に入り組んでいて、マスキングに手間と時間がかかりすぎるので、今回はデカールを使うことにしました。

なお、もし塗装するのなら、先に色違いの部分を部分的に塗装しておき、次にシールを切り抜き済みマスキングシールとして使って全体の塗装をするほうがラクかもしれません。

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デカールのほうは、形状やサイズは、パネルのモールドとおそらくピッタリ合っていると思うので、余白部分がジャマになるため、すべて切り取っておきます。
(飼っている猫の毛が生え変わりの時期なので、部屋中、抜けた毛だらけです…。)

場所によっては、1枚のデカールに2パネル分を繋げているところがあります。これでは、凹凸のある部分をまたぐ形になって、かえって貼りにくいので、全部切り離します。これが大変手間でした。

思い切って余白はまったく残さないように、むしろ髪の毛1本分ぐらい内側に切り込むぐらいでちょうどいいようです。

ほとんどのパネルの上には、なにかしらの小さなモールドがあるので、軟化剤は必須です。タミヤのマークフィット強力タイプ、クレオスのマークソフター、グッスマの剛力軟化剤を併用しました。
グッスマのはたいへん効果が強いので、大きい凹凸部でもよく馴染みますが、デカールがクシャクシャになりやすく、注意が必要です。タミヤのは逆に少し物足らないので、クレオスのがちょうどいいのではと思います。

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こういう、「うっそ!?」と思えるような、無茶な指示が、しれっとしてあります。
こんな凹凸の激しい部分に、しかもこんな大きなデカールを貼るなんて、いくら軟化剤とかを使ってもできる気がしません。

ここは、いったん貼って軟化させたところで、配管のモールドに沿って切りました。

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ここもです。
ここはさすがに無理でした。あとで塗装します。

「塗装しなくても作れる」というのがバンダイのプラモデルの至上命題なので、デカールやシールが用意されているわけですが、貼れなくては意味がありません、もっとも、メーカー側も、無理は承知のうえなのかもしれませんが…。

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こうして、すべて貼り終えました。
枚数が多い上に、1枚ずつ余白を切って馴染ませながら貼るので、2日がかりでした。




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この程度の凹凸部は、なんとか馴染ませて貼りました。
でも、一部破れてしまったところもあるので、タッチアップして修正します。




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乾いたら、一度クリアーでコートして、ウェザリンングに備えることにします。

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2016年7月 8日 (金)

すごい立体感!

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ミレニアムファルコンは、工作が終わり、塗装に移ります。

このキットは、立体感の表現がスゴイので、それを生かそうと思い、グレイ立ち上げで塗ることにしました。



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黒立ち上げでもよかったんですが、それではあまりに真っ黒になってしまいそうな気がしたので、やめました。

写真は少し白飛びしているせいで真っ白に見えますが、実物はもう少しメリハリを効かせています。
とはいえ、ここ2年ほどはカーモデルばっかり作っていてベタ塗り一辺倒でしたから、こういう塗装は、やり方を忘れてしまってます。

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それにしても、この機体横の立体感と密度感がハンパじゃないです。
ところが、実はパーツ数自体は少なくて、たったの2層構造なんですよ。もしこれが最近の海外AFV系メーカーだったら、愚直にパーツ分割してスゴイことになりそうですが…。バンダイ、やりますね!

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2016年7月 3日 (日)

お客様の作品のご紹介

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作品のお持ち込みがありました。ありがとうございます。

アオシマ 1/24 カプチーノ

ヒラノさん、軽オープンカーの連作です。

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どれも、ガイアカラーのプリズムカラーで、すべて違う色で塗装されてます。





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この色、写真では色の変化がちょっと分かりにくいんですが、ブルーからグリーンに変化します。




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一見すると、この偏光パールシリーズでは一番地味な気がしたんですが、とても上品な感じになります。




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前回も書きましたが、実物を見ないと雰囲気の良さが伝わらないので、ぜひ作品をご覧になっていただきたいと思います。

この軽オープンカー3連作は、展示ベースまでキッチリ凝って、とても見栄えのある作品に仕上げっていますよ。

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2016年7月 2日 (土)

マルモコ作品展示会2016

(※この記事は、しばらくトップ表示で固定しております。新しい記事は、この下です。)

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7月18日は、いよいよマルモコ作品展示会です。

基本的には、当店のお客様へ作品発表の場をご提供するという趣旨ですが、もちろんそれ以外のかたのご参加も歓迎いたします。

ぜひ、お気軽にご参加くださり、モデラー同志の交流の場としてご活用いただければ幸いです。

プラモデル等キットの完成作品に限らず、自作の模型でも工作でもけっこうです。

それでは、ぜひ多くのかたがご参加くださいますよう、お願いいたします。

(お願い)
当イベントについてのお問い合わせ窓口は当店です。
会場のリージョンプラザへの、電話等でのお問い合わせはなさらないでいただきますよう、お願いいたします。

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