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2013年2月27日 (水)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その7

Img_8151001
ベルト部分を、XF49カーキで塗り分けます。
もう少しグリーンっぽい色でもいいかもしれませんね。
下塗りなので、それほど几帳面に、キッチリと塗る必要はありません。

このフィギュアは、いよいよ老眼になり始めた私の眼にもやさしいサイズです。


筆塗りには、ラファエルのリス毛筆を使います。プラモの塗装にはこれがバツグンに使いやすく、もう手放せません。お客様にも、基本的には一番にオススメいたしております。

模型業界では、コリンスキー毛の筆(特にウィンザー&ニュートン製)が最高だともてはやされています。たしかにコリンスキー毛の筆は、筆の中では最高級の品質ですが、模型塗装全般に最適とは限りません。やはり適性があるのです。

コリンスキー毛の特長は、含みの良さと適度なコシの強さです。また、高級筆であるため大抵は作りもよく、穂先がしっかり揃います。そのため、穂先を利かしての微細な描き込みでは他の追随を許しません。フィギュアの眼入れなどがそうですね。
しかし、少し大きい面を塗るために筆圧をかけて塗ると、塗料を掻いてしまい、塗料がうまく乗りません。
プラスチックは塗料を吸ってくれないので、塗料を塗りつけるのではなく、乗せるように塗ることが大切なのです。

リス毛筆は、含みがバツグンによいのと、毛が柔らかく、頼りないほどにコシがないことが特長です。これが、乗せるように塗るというプラモ塗装の特性にはピッタリなのです。
下の塗膜を壊さないので、慣れれば、溶剤のきついラッカー塗料でも重ね塗りができるほどです。

ちょっと大げさかもしれませんが、プラモデラーでこのリス毛筆の使い心地をご存じないのは、不幸だと申し上げておきましょう。

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