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2013年2月

2013年2月27日 (水)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その7

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ベルト部分を、XF49カーキで塗り分けます。
もう少しグリーンっぽい色でもいいかもしれませんね。
下塗りなので、それほど几帳面に、キッチリと塗る必要はありません。

このフィギュアは、いよいよ老眼になり始めた私の眼にもやさしいサイズです。


筆塗りには、ラファエルのリス毛筆を使います。プラモの塗装にはこれがバツグンに使いやすく、もう手放せません。お客様にも、基本的には一番にオススメいたしております。

模型業界では、コリンスキー毛の筆(特にウィンザー&ニュートン製)が最高だともてはやされています。たしかにコリンスキー毛の筆は、筆の中では最高級の品質ですが、模型塗装全般に最適とは限りません。やはり適性があるのです。

コリンスキー毛の特長は、含みの良さと適度なコシの強さです。また、高級筆であるため大抵は作りもよく、穂先がしっかり揃います。そのため、穂先を利かしての微細な描き込みでは他の追随を許しません。フィギュアの眼入れなどがそうですね。
しかし、少し大きい面を塗るために筆圧をかけて塗ると、塗料を掻いてしまい、塗料がうまく乗りません。
プラスチックは塗料を吸ってくれないので、塗料を塗りつけるのではなく、乗せるように塗ることが大切なのです。

リス毛筆は、含みがバツグンによいのと、毛が柔らかく、頼りないほどにコシがないことが特長です。これが、乗せるように塗るというプラモ塗装の特性にはピッタリなのです。
下の塗膜を壊さないので、慣れれば、溶剤のきついラッカー塗料でも重ね塗りができるほどです。

ちょっと大げさかもしれませんが、プラモデラーでこのリス毛筆の使い心地をご存じないのは、不幸だと申し上げておきましょう。

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2013年2月25日 (月)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その6

色合いがちょっと地味すぎる気がしてきたので、配色を一部変えて塗り直しました。
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上着をXF60ダークイエロー、レギンスをXF57バフにしました。
タミヤの、アメリカ兵フィギュアの指定色どおりです。

なお、下塗りにタミヤカラーを使うことで、上塗りに使うエナメル塗料の色との整合性が図れるので便利です。

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2013年2月24日 (日)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その5

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下地塗装をしました。
塗料は、すべてタミヤアクリルをエアブラシで塗装しました。
こうすると、あとでタミヤエナメルを筆で上塗りをする際に、ザラザラした塗面に塗料が引っかかってくれるのです。

上着はXF57バフ、ズボンはXF52フラットアース、レギンスはXF55デッキタン、靴はXF10フラットブラウンです。

肌は、普通にXF15フラットフレッシュで塗りましたが、XF59デザートイエローあたりでも悪くないでしょう。

マスキングしないで吹き分けているので、多少のはみ出しはありますが、この時点では特に問題ありません。気になるようなら筆でタッチアップしておきましょう。
アネスト岩田のエアブラシHP-BPは、たいへん高精度で、マスキングなしでもこの程度の塗り分けができます。

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2013年2月23日 (土)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その4

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全体にサフを吹きます。
私は、基本的にタミヤのファインサフを愛用しています。キメが細かいので、表面が荒れたりせず、厚吹きにもなりにくいのでオススメです。

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下地の下地として、タミヤのライトサンドを吹きます。
暖色系の明るい色の下地として、グレイより発色がよくなります(お客様に教えていただきました)。
私、この色は好きなんですが、こういう効果には気付きませんでしたね。

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2013年2月20日 (水)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その3

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こめかみのヒケを埋めたら、サフを吹いて状態を確認。
はみ出しや凹凸を、ナイフや紙ヤスリで整えてはサフ吹きを繰り返します。
だいたい自然な感じになりました。

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右側も同様に作業しました。
あと、アゴの割れ目をちょっと広く、またアゴの下まで伸ばしました。

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2013年2月17日 (日)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その2

こめかみの陥没は、ヘルメットを被せるとほとんど見えなくはなります。
とは言え、もはやヒケというレベルではない、あまりにも尋常でない深さなので、さすがに放っておくのはどうかと思い、パテで埋めておきます。この深さと大きさでは、ラッカーパテは不向きなので、光硬化パテを使うことにしました。こちらも、一度に厚付けはできないのですが、ラッカーパテと違ってヒケが出ませんし、硬化が早いので作業ははかどりますね。

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何度かに分けてパテ埋めし、軽く削ってならします。




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左側ほどひどくありませんが、右側にも同様のヒケがあるので、こちらも埋めておきます。

この後、サフを軽く吹いておきます。光硬化パテは半透明なので、表面確認のためのサフ吹きは必須です。

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2013年2月15日 (金)

ファインモールド 1/12 アメリカ陸軍歩兵 ロジャース  その1

来月開催の「初歩のフィギュア塗装入門講座」に向けて、私も準備をしなければなりません。
そこで、在庫(私個人の、です)の中から、お題のワールドファイター1体を使うことにします。私、個人的にこのシリーズが好きでして、今までに2体作り、積みプラでシリーズコンプリートしています。だって、箱絵も説明図も鳥山明描き下ろしだし、プラモとしてもよく出来てるし、とても魅力的な製品でしょ?

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選んだのは、こちらのアメリカ兵です。
軍服が迷彩じゃないので、お題として説明しやすいと思ったからです。



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中身は、価格からするとあっさりしてます。まあ、ある意味、ファインらしいですが…。




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鳥山氏による解説図です。





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で、さっそく組み立て。
フィギュアですから部品数は多くはないので、すぐ形になります。
ただ、部品の合いはよくないところもあるので、溶きパテを流して埋めます。
頭部は、塗装のことを考えれば、ここで接着しないほうが塗りやすいかとも思うのですが、首と頭の間で分割されており、塗装後では合わせ目ができてしまって「着ぐるみ」のようになってしまうので、先に接着してしまいました。

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頭部が大きな1パーツなので、左のこめかみに、びっくりするぐらい大きなヒケがあって、陥没しています。 まるで、ケンシロウに秘孔を突かれた悪党みたいです。
箱絵のイメージとは少し違って、白人っぽい感じです。

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2013年2月14日 (木)

「初歩のフィギュア塗装講座」開催のご案内

以前からお客様よりご要望の多い、フィギュア塗装講座を下記のとおり開催いたします。
不肖店主が講師役を務めさせていただきますので、高度な内容ではありません。あくまで「とっつき」の部分だけです。店頭の、店主作のフィギュア作品を見て「まずはこれぐらいが目標」と思っていただける方が対象となります。ある程度塗れる方にはまったく物足りないものになりますよ。

日時 : 3月24日(日) 13時から
場所 : 当店工房


お題として、ファインモールド「1/12 ワールドファイターシリーズを使用します。参加ご希望の方は、受講費込み2500円で、お好きなフィギュアをご購入(取り寄せもOK)ください。
どうしてもイヤだという方は、任意のフィギュアをご購入またはご持参ください。その際は、受講費として別途1000円いただきます。

当日は、塗装の最初から始めていては終わりませんので、組み立てと下地塗装(基本彩色)まで済ませておいてください。

それでは参加をお待ちしております。

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