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2012年9月

2012年9月30日 (日)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その6

さて、デカールが届きましたので、制作再開です。
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窓枠部分を早速貼り直しです。
デカールを発注した時点ですぐに剥がせばよかったものを、今日まで貼りっぱなしにしておいたので、部分的に強く貼りつていて、思いのほか剥がすのに苦労しました。
写真ではまったく分かりませんが、今度は裂けることなくキレイに貼れました。
せっかくなので、他のところも全部貼り直そうかと思ったのですが、何を思ったのか待っている間にクリアコートしてしまい、もう剥がすことができません。もったいないことをしました。なんかいろいろとドンクサイことをしています…。

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貨物室内の搭載物はすでに塗装を済ませてありましたので、スミ入れをします。
黒ではコントラストがきつすぎるので、スモークに少量のブラックを混ぜてスミ入れしました。

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貨物は、初期フライト仕様と後期フライトで異なります(選択式)。このアトランティスは後期仕様です。
ハッチを組み立てて取り付けました。これで完全に形になりましたよ。

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ハッチを閉めるとこんな感じ。
ちなみに、ハッチ内の反射板みたいな部品も、ハッチを開くか閉じるかで組み方が異なります。開状態を選んだ場合、反射板も展開したような状態になりますが、そうするとどうもハッチが閉じなくなってしまいそうでしたので、閉状態で組んでおきました。これなら、ハッチを開閉して遊べますからね。

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最後に、ハッチ周辺のデカールを貼ります。
このデカールが小さいうえに、大きなモールドの上に貼るので、大変貼りづらいです。私は、ゴールが見えてくると気が急いてしまうタチでもう集中力がなく、余計に苦労しました。
また、パネルラインにスミ入れをしておきました。

乾燥後に再度クリアコートしたら完成です。

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2012年9月29日 (土)

フジミ 1/700 比叡

スペースシャトルがデカール待ちで中断しているので、その間に何か作ることにしました。
そこで、1年以上放置したまま忘れていたキットの中から、フジミの1/700の軍艦を作ることにしました。

フネといえば、昨年のクラブ展示に合わせてアオシマの1/700長門の旧キットを作りましたが、これに比べると、とにかくパーツ割りが尋常じゃありません。これでもか!というほど細かく再現されており、まるで伸ばしランナーのようなパーツまであります。もはや、ニッパーで切り出すことすら容易ではありません。だいたい、無事切り出せてもゲート処理なんてどうやるのかさっぱり分かりません。こんなキットを買って作ってるモデラーさんは、いったいどんな人たちなのだろうかと思ってしまいます。

当初は普通に塗装もするつもりだったのですが、パーツを見てるうちにもうお腹一杯になってしまい、予定変更。一切塗装もせずただ組みたてるだけの、本当の素組みをすることにしました。この直番ブログでも、ここまで直線番長なのは初めてです、たぶん。

とにかく大変なので、写真を撮っているココロの余裕がありません。あくまで、デカールが届くまでのつなぎですから、何日もかけて作るつもりもありませんので、集中して一気に作ります。いつもはあまり使わない、先の尖ったピンセットが必須です。
逆に、もしこれに挑戦するなら、時間を気にせず、腰を落ち着けてじっくりと取り組むと、結構楽しめるのかもと思いました。

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1日目でほぼ出来上がり、2日目にボートをあちこちに載せて完成です。思えば、子どもの頃のプラモ作りは全部こうでした。それでも十分楽しかったですよ。


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それにしても、艦橋周辺の構造物の密度感がたまりません。




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梯子なんかもパーツ化されていて、ディティルアップなんかしなくても、もうこれで十分だと思うんですが…。
でも、やる人はエッチングパーツを使ってさらに作り込むんですよね? 信じられません。
そのままでも、どうやって塗るのか分からないところがあったりします。そう思うと、戦車プラモって絶対ラクだと思うんですけどねぇ~。

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2012年9月24日 (月)

関西AFVの会

9月23日は、店を休みにして、大阪で開催された「関西AFVの会」に行ってきました。
「AFVの会」は全国各地であるわけですが、私は3年前の「中京」以来、久しぶりの参加でした。模型屋を始めて以来、人に会う機会がめっきり少なくなり、結構人恋しかったりするわけですよ。

電車で津を8時前に出て、現地に10時頃到着しました。開場は11時なので、1本あとの電車でも十分間に合ったのですが、乗り換えが1回多いのが面倒で、早いのを承知で来てしまいました。会場がボークスですので、「10時には店が開いてるだろうから、そこでいろいろ参考のため物色して時間をつぶそう」と考えていたのですが、着いてみたら開店も11時! 仕方がないので、近くのスーパーキッズランドで時間つぶしをしました。それにしても、ボークスもそうですが量販店ってのは品揃えがやっぱりスゴイですね。資本力の差がありすぎるので自分と比べても意味ないのですが、ちょっと憧れてしまいます。

そうこうしているうちに暇を持て余してきたので、ちょっと早めに再度現地へ。運よく、知り合いの燻さんがいたので合流して開場を待つことにしました。

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そして開場。
3年前に行ったときの中京に比べると会場が少し狭いとはいえ、あっという間にモデラーで一杯に。


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あ、ゲストの土居さんが写ってました。

どの作品もレベルが高く、素晴らしい展示でした。
ちなみに、私はシャーマンエレファントで参加しました。

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午後からは、制作実演がありました。
まず、岩重さんによる「フィギュアのマルケン塗り」。



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続いて、土居さんによる「吹き付けによる3色迷彩塗装」。
正直なところ、ゲストの方々に座談会のようなトークをしてもらうより、こちらのほうがずっと有意義だと思いました。

参加作品については、恒例の人気投票方式によるコンテストがあったわけですが、私は個人的にこのやり方によるコンテストには懐疑的ですので、結果にはあまり興味はありません。
もちろん、入賞作品は間違いなく素晴らしく、作者の方々には敬服します。ただ、選ぶ側の価値観も審美眼もそれぞれですから、「作品の良しあし」というより「作風の好き嫌い」で票が入る傾向があるので、入賞を逃した作品に対して、「何が足らなかったのか」が全く明らかにされません。コンテスト自体を、あくまで「ただのお楽しみ」と思えばいいのでしょうけど、もしかすると本気で賞を取りに来て落選する方もいらっしゃるかもしれません。そういう方にとって、敗因が分からないのは気の毒です。それに、分かったところで作風についてはどうすることもできませんし。

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ということで、私にとってのお気に入りをご紹介。

ベスト作品はこちらのクラッシュモデル。
私は生きた車両の模型が好きなのですが、この作品の塗装表現は圧倒的で、悔しいながらもヤラレました。私の中では文句なくナンバーワンでした。

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撃破車両を再現してあるのですが、朽ち果てたというより「撃破された感」が半端ではありません。



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こういった塗膜の剥がれ方も、風雨にさらされたというのではなく、着弾による熱で焼かれたかのような雰囲気がすごくよく出ていて、本当に感心しました。


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こちらのパンサー連作も、とってもイイ雰囲気でした。同じ作者さんの別の作品が入賞されていましたが、こちらのほうが塗装が細やかで好みでした。


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こちらは、ホコリ表現が秀逸でした。





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どことなくドイツ戦車のような日本軍戦車。作り込みとやはり塗装がいい感じでした。こんな作品を見せられると、自分も日本戦車を作ってみたくなりますね。

ところで、全体的には汚し控えめでキレイな作品が多かったように感じました。拙作のシャーマンが、単品作品の中では一番ハードウェザリングに見えて、意外でした。皆さん、転輪なんかはあんまり汚さないんですね。あと、タミヤのエレファントが拙作だけだったのも意外でした。タイミング的にいろんな作品が拝見できるものと思って楽しみにしていたのですが。

とにかく、モデラーさんの、作る熱意が感じられる展示会はやっぱりイイですね! 店を閉めて来た甲斐がありました。
でも、やっぱり大阪はちょっと遠いです。ぜひまた中京で開催されることを祈っております。

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2012年9月21日 (金)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その5

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やっとの思いで上面を塗り終えました。
下面は黒1色ですのでラクです。やれやれ…。



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最後に翼前端のグレイを塗り分けます。これでマスキングも最後です。




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さて、緊張のマスキング剥がしです。どうかうまくいってますようにとドキドキですが、幸い、軽い吹きもれが1ヶ所あっただけで済みました。


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垂直尾翼とメインノズルを取り付けました。
形になりましたね。




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デカールを貼っていきます。
ところが、このデカールがとても破れやすくて、貼ろうとして台紙からずらそうと少し引っ張っただけで裂けてしまいます。

ほとんどは何とかごまかしましたが、コックピットの窓枠はビリビリでごましきれませんでした。もういいかとも思ったのですが、やはり納得いかず部品請求することになっちゃいました。まったく、デカールがトラウマになりそうです。

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2012年9月19日 (水)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その4

意を決してマスキングでの塗り分けに挑みます。
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色は黒だけですが、パターンが複雑で、私では1回のマスキングで済ませられないので、何回かに分けて塗り進める計画にしました。
まずは、機体の前後と垂直尾翼からです。


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塗って乾かしたら、次は翼前方のライン。
黒の飛沫が白いところへ飛んでは台無しですので、大きいテープで養生していきます。



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尾翼は、ラダーの部分の塗り分けが複雑で、何ともマスクが難しかったです。




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翼のラインを塗っていきます。
この細かいマスキングに、左右合わせて1時間を費やしました…。テープを細く切り、さらに短く切って貼っていきました。かなりの集中力が必要です。
こんなモデリングを嬉々としてする方がいるかと思うと、とても信じられませんね…。

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途中経過をかなりはしょっていますが、最後に後部ノズル部を塗り分けて終了です。たいへん疲れました…。

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2012年9月18日 (火)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その3

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全体を白で塗装しました。
後部のノズルは黒と塗り分けが必要なのですが、塗ってから組むのか組んでから塗るのか、どちらがいいのか分からないまま、とりあえず組んで塗ってしまいましたが…。
AFVと違って、こういう段取りのいる模型作りは、ほとほと苦手です。

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ここにきて、実は黒の塗り分けが多くて複雑なことに初めて気付きました。
しかも、黒い部分はデカールと塗装が共存しています。おまけに、この塗装図が微妙に見づらくて、どのあたりまでデカールがカバーしているのかよく分かりません。それに、図では隠れて見えていないところもあります。

これはもう、マスキングとの戦いになりそうです。これは、私のような、普段マスキングとほとんど無縁な人間にとって、かなりの難関です。大きめのフツーの飛行機のキットを探して作ればよかったと、ホンキで後悔しました。

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2012年9月17日 (月)

工房便り 9/16

とっても久しぶりの工房便りです。

『スケールワールド』をご覧になったかたから、「模型講座はいつやってるんですか」とのお電話があり、「特に何曜日の何時とか決めてるわけではないので、いつでもいいですよ」と返事したところ、早速ご来店くださいました。

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DVDで見ていただいたツィンメリットコーティングを実際にやってみたいとのことで、まず私が実演した後、ご自身でやっていただきました。お題は持ち込まれたタイガー1です。
コーティングの道具は一通りお貸ししています。


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最初は「難しい!」を連発されていましたが、すぐにコツをつかんで、たいへん薄く延ばしていました。
ローラーの傷みが少々あったせいか、パテがローラーにくっついてしまって苦労されていました。やはり、ローラーは消耗品ですね。
あと、貼りつけるためにアクリル溶剤を使いましたが、どうもこれはダメっぽいです。パテがふやけて(?)柔らかくなりすぎる気がします。やっぱり石けん水がよさそうです。

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こうして、4時間ほどでコーティング完成です。
砲塔のパターンが何か物足りないのは、パテを薄く延ばすのが上手すぎて、薄くしすぎたせいです。

でも、こんな感じで、初めての方でも意外と出来ちゃうのが、この「エポ生地法」です。
よろしければ、ぜひお試しを。

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2012年9月16日 (日)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その2

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コクピットを塗装し、窓と一緒に組み付けました。




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ちゃんと乗員も塗装し、乗っけてあります。





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エンジンのメインノズルと補助ノズルです。
部品がいちいち大きいので、どんどん進みます。ただ、メインノズルの組み立てで一部間違えてしまいました…。まず分からないのでこのまま進めます。

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新規ランナーも入っていました。
ランナーの形が違うのですぐ気付きますね。




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補助ノズルと翼を取り付けました。翼と胴体の合わせ目にハッキリと段差が出てしまいました。これはもうどうしようもないので、このまま放置です。
このあたりで、塗り分けが意外とあることに気付きました。そのため、組み立てには段取りが必要です。これが苦手なんですよね~。
とりあえず、メインノズルの取り付けは後に回せそうでしたので、ここでは接着しないことに。垂直尾翼も仮止めしているだけです。

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白い成型色に白い塗色ですので、光が透けて安っぽくならないように、ガイアの銀サフを吹いて遮光します。

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入荷案内 <マテリアル>

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リキテックス
(左)セラミックスタッコ 420円
非常に細かい砂状の粒子が入った、テクスチャー素材です。乾くと漆喰のような質感になります。
白色ですので、塗料やアクリル絵具と混ぜ合わせることもできますし、後から着色もできます。

(右)ウルトラマットメディウム 420円
マットメディウムが売り切れましたので、代わりにこちらを入荷しました。マットメディウムよりさらに強いツヤ消しになります。
情景ベース等へのテクスチャーの接着に、また、ピグメントの定着に、ツヤがないので目立たず自然に仕上がります。また、木工ボンドより耐候性があり、変色等に強いです。

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ペトロール各種
クサカベ (小)336円 (大)1,260円
割安ですので、たくさん使うかたに。

ターレンス 1,680円
タミヤ・エナメル塗料の希釈に使うと、ツヤの消え具合が安定し、テカリが減る効果があるようです。

どちらも、AKインタラクティブ製品にも問題なく使えます。

また、エナメル塗料や油絵具の筆洗にはクサカベのブラシクリーナーDXがオススメ。通常の溶剤よりはるかによく落ちるうえリンス効果もあるスグレモノです。

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2012年9月14日 (金)

タミヤ 1/100 スペースシャトル オービター その1

今年のクラブの展示会では、「30cm以上の飛行機」がテーマ展示のお題です。
飛行機のくくりの中には、実在すれば宇宙用でも可とのことでしたので、こちらにしました。
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タミヤの、1/100スペースシャトル・オービターです。
先日現役を引退したところで、タイムリーなネタでもあります。

それにしても、1/100で30cmを超えるとは、スペースシャトルってすごく大きい機体なんですね。
ジャンボに背負ってもらって移動してるので、なんだか小さいというイメージだったのですが。
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いきなり機体を貼り合わせるところから制作スタートです。
この商品は、最終型のアトランティスを再現できる「新商品」ですが、実際のキットの刻印を見ると「1979」。30年以上前の製品です。
貼り合わせ面は、よほど注意しましたがズレや隙間ができますし、大きなヒケもあります。無視してもいいのですが、ちょっと気になったので(さすがに展示会用の作品ですからね)、パテで修正します。

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結構大がかりな修正が必要になってきました。
また、翼の合わせ目も目立つので、同様に修正です。


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サンディングの当て木には、100円ライターを愛用しています。なぜかとってもしっくりきます。
あと、トレカット用台紙の「トレカード」も大変便利です。

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パテを薄く盛って乾かし、削ってはまた盛る、の繰り返しで、この作業に3日費やしました。無事このように平らになりました。
こんなに一所懸命パテで修正したのは、私のプラモデラー人生でも初めてです。

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2012年9月13日 (木)

大したことではないかもしれませんが

いつも当店のブログをご訪問くださり、ありがとうございます。
おかげさまで、いつの間にやら10万ヒットに達しておりました。

最近は入荷案内しか更新しておらず、その入荷自体も他店さんに比べ極めて少なく、申し訳なく思っております。
ただ、品揃えに関しては、当初は入荷回数を増やすため背伸びもしてきましたが、継続できなければ無理をしても仕方がないので、できることを地道にやっていこうと考え直しました。
入荷回数も減らします。ですので、新製品については、公表されている発売日よりも入荷が大幅に遅れることもあります。お急ぎでなければ、入荷までしばらくお待ちいただけるとありがたいです。
店頭にないものにつきましてはぜひお取り寄せをお申し付けください。またご予約も大歓迎です。ただ、これらも、商品があってもすぐに入荷できない場合がありますので、どうかご了承ください。

エアブラシ講習会や展示会等のイベントも、随時開催したいですね。いわゆるオフ会というやつもやってみたいなぁと考えております。その時はぜひご参加ください。

それでは、これからもよろしくお願いいたします。

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2012年9月11日 (火)

タミヤ エレファント その18 <完成>

フィギュアを乗せていよいよ完成です。
いつもは、フィギュアは乗せるだけなのですが、今回は外すこともないだろうと接着しました。
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こうしてフィギュアを置いてみると、この車両の巨大さが改めて分かりますね。まるで1DKぐらいのアパートの部屋がそのまま動いているような感じです。高さ的にはそれ以上かも。


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車体上面に、もうちょっとホコリ汚れをのせたほうがよかったかもしれません。




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よく見たら、黒目が互い違いになっちゃってます…。




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何だかヘッドホンが巨大に見えます。タミヤのフィギュアって、基本的に小顔な気がします。

制作を始めてから、ちょうど1ヶ月。途中でいったん中断しましたから、実質20日ほどで完成しました。
組み立てそのものは、コーティングを除けば比較的短期間で終わりますから、塗装にじっくり時間をかけるか情景に仕立てるのが王道の楽しみ方かなと思います。
また、メクラ穴がいくつかありましたので、なんらかのバリエーションの展開もあるのかなという気もします。

さて、次に作るキットはもう決まっています。1ヶ月半後の、クラブの展示会用のテーマ作品を作らないといけないので。

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2012年9月10日 (月)

タミヤ エレファント その17 <フィギュアの塗装>

フィギュアは好きですし、うまく塗れるようになりたいと常々思っているのですが、いざ塗るとなるとおっくうで、いつも車両ができた時点で「できた! 終わりっ!」となってしまいます。やらないとうまくならないと分かってはいるのですが…。
今回は、完成品見本でもあるためハッチを開けてしまいましたから、フィギュアを乗せないわけにはいきません。ここまで自分を追い込まないとやらないようではいけませんね。

ところで、私もいつの間にか老眼になってきておりまして、目と鼻の先にピントが合わせづらくなっています。で、以前安売りで買ったままどこかにしまい込んでいる(コレを使うようになったら負けだと思っていたので)ヘッドルーペをついに出そうと決心したのですが、探すとこれが見つからないんですね。仕方なく肉眼で作業です。

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ということで、ヤル気があるうちに塗り始めました。私の場合、まずは顔からです。
下塗りとしてラッカーのフレッシュをエアブラシで吹き付けておきます。本塗りはすべてタミヤ・エナメル塗料で行います。(集中が途切れるので、写真は割愛しています。)

白目→アイライン→黒目→顔の順で塗りました。また、影入れにはヴァレホ・ウォッシュフレッシュトーンシェイドを、フィギュアには初めて使ってみましたが、名前のとおり、なんの工夫もなく肌の色らしい影が入るのでなかなか快適です。水性ですのでエナメルの上に塗っても影響がないのも便利です。
ハイライトは、エナメル塗料で明るいフレッシュを作り、眉の上・目尻~頬骨・鼻筋・鼻の下・アゴに入れます。少しずつ色を変えながら何段階も重ねれば、それだけ滑らかなグラデーションがついて仕上がりも良くなるのでしょうけれど、根性がない私は2段階程度で終了です。

それにしても、我ながら下手ですね~(顔色悪すぎ)。これ以上のアップには耐えられません。1体余計なもの(立像)が混じっていますが、これは先日『i-modellers』用に作ったパンサーG型に付属のフィギュアです。組んではあったものの、放置してしまっていました。3体塗るのも4体塗るのも大して変わりませんから、この際一気にやっつけることにしました。都合よく、服の色も同じですので。

また、筆には、私の店で扱っている「レンブラント」の#100コリンスキー毛筆を試してみました。1本1,000円程度で買える、コリンスキー毛としては比較的低価格の筆です。たしかに、ラファエルやウィンザー&ニュートン(模型業界ではこれが一番有名でしょうか)等の1,500円近い筆と比べると、穂先の揃いや描き味で劣る気がしますが、何の不満もなく使えました。模型制作では十分オススメできる筆ですよ。

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こうして、いきなりですが完成しました。
階級章は、タミヤのデカールを初めて使ってみました。ただ、肩章はキットによってモールドの大きさがまちまちなので、サイズが全然合わないんですね。
フィギュアって、私ごときのウデですと、写真に撮るとすごく荒が目立ってしょうがありません。そう思うと、かなり引き伸ばしても普通に見れてしまう作品は、とんでもないウマサだなあと感心します。ただ、私の拙いシロモノでも、現物を肉眼で見るぶんには何とか見れる出来だと思います。
やっぱり目がヘタですねぇ。もっと練習するしかないなぁ…。

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2012年9月 9日 (日)

タミヤ エレファント その16 <車両の完成>

これで、エレファンントは完成しました。

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後ろの扇風機が見苦しいですが、勘弁してやってください。ほかに撮るところがないんです。
車体横の牽引ロープがありませんが、ちょっとした手違いがありまして、わざと付けてません。

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泥はねが、ハッチの上のほうにまで飛んじゃってますね。
筆にとった塗料をエアで吹き飛ばす方法でつけたのですが、この方法の難点は、狙ったところへ泥が飛ばないことです。

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側面は、わりといい感じに変化がつきました。

さて、車両は出来上がりましたが、まだおしまいじゃないんですよ。今回は、なんたってフィギュアがありますからね。

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2012年9月 8日 (土)

タミヤ エレファント その15 <足周りの汚し>

最後に、足周りにピグメントを使って、たまった土汚れを表現します。

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履帯と同じく、リキテックスのマットメディウムをピグメントの定着に使います。乾燥後は名前のとおりツヤ消しになってほとんど分からなくなるスグレモノです。
ピグメントを混ぜ込んでもいいし、ピグメントを撒いた上から筆で流してもいいです。
メディウムがほぼ乾いたら、さらに数色のピグメントをまぶして筆で擦り込むようにして単調さをなくします。

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先に汚し処理を済ませた車体下部の奥のほうは、こんな感じ。かなりザラザラした感じで固まっています(分かりやすいように、画像にシャープ加工をしています)。

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2012年9月 7日 (金)

タミヤ エレファント その14 <チッピング>

続いて、チッピングを入れていきます。
乗員が触れそうな部分を想像して、筆でできるだけ小さな点を描くように入れていきます。塗料はタミヤ・エナメルのダークアイアンです。アクリル塗料は乗りが悪く、筆を当てても塗料が付きにくいので、細かな塗装には不向きだと思います。

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逆にハッチ周りは集中的に描くようにしています。ちょっとやりすぎのような気もしますが、これぐらいメリハリをつけるようにしています。
広い面積にはスポンジを使ってスタンプします。

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こちらも、乗員が乗り降りしそうなところに描いていきます。本当はどこから乗り降りするのかは知りませんが。

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2012年9月 6日 (木)

タミヤ エレファント その13 <ウェザリング>

履帯の取り付けに備えて、車体下部に先にウェザリングを施します。
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タミヤ・アクリル塗料のXF-52とXF-72を混ぜた色をエアブラシで吹き付けました。普通に吹き付けるとムラなくキレイに塗れてしまい、「汚し」ではなく単なる「塗装」になってしまうので、均一にならないよう、圧を落として砂吹きします。
その後、明るめに調子を変えた色を同様に吹き付けます。

また、ノズルにわざと溜めた塗料をエアで飛ばして、さらに荒い飛沫を表現したりします。

この後、ピグメントを使ったウェザリングをするので一気に履帯のウェザリングもしてしまいましたが、手が汚れてしまうので写真は割愛しました。
リキテックスマットメディウムにピグメントを混ぜ込んで塗り、アクリル塗料用の溶剤を筆で置いて少し伸ばします。履帯はこれにモデリングペーストも混ぜて塗り込みました。乾くと見事に定着するので、最近お気に入りのやり方です。

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履帯を取り付けました。これで、やっとエレファントの形になりました。

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2012年9月 5日 (水)

タミヤ エレファント その12 <ちょっと修正>

続いて、汚しらしい仕上げをしていくのですが、ここで失敗をしてしまいました。

AKインタラクティブのストリーキング液で縦じま状の汚れの筋を描いていくんですが、塗装表面が思っていたよりザラザラしていてうまく拭き取りができず、溶剤で全体にうすく染み付いてしまいました。
そのため、セピアでフィルター掛けした上にさらに赤茶色のフィルターがかかったようになってしまって、ちょっと大げさですがカブトムシのような模型になってきました。
このまま進めてもいいような気もしますが、フィルター前の写真と比べるとあまりにも変わってしまい、もはやダークイエローとは呼べない部分が多くなってきたのが残念です。また、コーティング面にも思った以上にフィルターがかかり過ぎていました。

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そこで、せめてものリカバリーをしようと、ダークイエローの部分だけエアブラシで軽くタッチアップして明るさを回復することにしました。
といっても、やり過ぎるとエイジング効果が全部隠れてまたやり直しになるので、あくまでも茶色っぽさが薄れる程度まで軽く吹きました。ところどころ不自然になってしまいましたが、ま、いいでしょう…。

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2012年9月 2日 (日)

タミヤ エレファント その11 <スミ入れとフィルター>

それでは、仕上げ塗装に入っていきます。
まずはスミ入れから始めました。
スミ入れには新商品のAKインタラクティブ・ダークイエロー用ウォッシュを使います。これを待ち望んだAFVモデラーも多いのではないでしょうか。まさに真打ちの登場です。

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単純な茶色ではなく、ご覧のように、少し離れたとこからでもハッキリと効果が見てとれます。でも、しつこくないところがさすがです。これは、ドイツ車両を作る方は必携の商品ではないかと思います。
また、AKのウォッシュシリーズは、タミヤ・エナメル塗料に比べてにじみや染みつきが少ないように感じます。同じ溶剤を使っても拭き取りがラクで、たいへん扱いやすい塗料です。

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フィルター塗装には、いつもタミヤ・エナメル塗料を使ってきましたが、今回はヴァレホのこれまたウォッシュシリーズを使ってみることにしました。
名前のとおり、これもスミ入れ用塗料なんですが、最大の特徴は半透明の水性アクリルカラーであること。つまり、塗料の重ね具合で色の濃さが調整できるわけです。
油性のエナメル塗料とは違い、スジ彫りに沿って毛細管現象で走っていくということはありませんので、、おそらく車両などのメカもののスジ彫りへのスミ入れより、フィギュアの服のシワのような部分への影付けに向いていると思います。
そこで、今回は面へのフィルターがけに使ってみようという魂胆です。ちなみに、ヴァレホから発売されている、ミグさんが実演するDVDの中でも、スミ入れ兼ウォッシングの要領で使われています。

まずはセピアを塗り、そのままではフィルターには濃いのでアクリル溶剤で伸ばしてみます。水性塗料とは言ってもタミヤやクレオスのそれとは成分的に違うせいか、ちょっと弾かれるようになりますが、筆でなでてやればなんとか馴染んでいきます。
何より、ジャブジャブやってもエナメル塗料のようにプラが割れる心配がないのがウレシイですね。

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影になったりする部分にはアンバーやブラックを、逆に明るいところや色味を加えたいところにはグレイを重ねて変化を付けました。

意外にしっかり色がつくので、思っていたより茶色くなりましたが、明るめの塗装にしてあって幸いして、結構イイ感じになりました。
これはなかなか使えるマテリアルですな。今度、ぜひフィギュアに使ってみよっ。

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2012年9月 1日 (土)

納車

今日は、先日作った2CVを、アサイチで納車に行ってきました。
同じ津市内の「RIDE hair」さんという美容院です。
創業塾仲間が今年3月にオープンしたので、遅ればせながらそのお祝いということで贈らせていただきました。

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カウンター横の棚に飾っていただきました。





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白と茶色が基調のデザインになっているので、それに合う色調にしたつもりでしたが、思いのほかうまくいっていて、満足してもらえたようでした。

その後、ウチのチラシを置いていただくよう援護射撃をお願いして帰ってきました。

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