タミヤ 1/12 ドゥカティ916 その4 <排気管の塗装>
バイク模型の最初の山場であり見せ場となるのが排気管の質感表現です。
クルマと違ってメカがむき出しのところがバイクの魅力です。特に排気管は目立つパーツだけに、いかにカッコよく、それらしく決めるかが見栄えに大きく関わります。
この916は市販車ですし、箱絵を見る限りでは材質はステンレスのようです。バイクで用いられるステンの排気管は金色の場合が多いので、それを再現してみたいと思います。
だからといって、いわゆるゴールド系の塗料で塗ったのとはちょっと質感が違う気がします。
そこで、まずは全体にメッキシルバーNEXTを塗り、ピカピカにします。
この塗料は、下地の状態で仕上がりが大きく左右されます。とにかく下地を平滑にすることが何よりも大切で、グロスの塗料をたっぷりと吹き、できればコンパウンドをかけておくとベストです。
ここから、クリヤーカラーを重ね吹きして金色にしていきます。
まずクリヤーオレンジを吹いていきます。クリヤーカラーは重ね吹きによって色が濃くなりますが、変化がたいへん穏やかですので、いつの間にか色が付きすぎてしまいやすいです。逆にシンナーで薄め過ぎると色がちっとも付きませんので要注意です。
部品ごとに色合いのバランスも見ながら慎重に、徐々に色を乗せていきます。
もし色が赤すぎるようでしたらクリヤーイエローを混ぜます。また黄色すぎるようでしたらブラウンを重ねます。
最後にスモーク(クリアブラック)を全体にかけつつ調子をつけて完成です。エンジンに火を入れて焼けた感じや使用感を演出したい場合は、エンジンに近いところを黒ずませ、全体にツヤを消します。でも、その前にまずは実車を観察してください。
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