タミヤ ストームタイガー その28 <完成>
排気管を修正しました。昨日の時点では、数色のパステル粉をウォッシングの要領で薄く散らしてみましたが、粉を吹いたようなざらつきがちょっとうるさい感じでした。
そこで、画材を油絵具に代え、アイボリーホワイトにブルーやブラウンを混ぜながら、同様に薄く何回か塗りました。ただ、揮発油だけで薄く溶いた油絵具は乾くと顔料しか残らず、パステルと変わらない結果になるので、油絵具用のワニス(画用液)を少し混ぜてあります。
写真では変化が分かりにくいのですが、粉っぽさが少しですが改善されて、焼けた鉄板らしくなったかなと思います。
ということで、実質1ヶ月半ほどかけてダラダラと作ってきましたが、ようやく完成です!
まだクレーンのベルトが外れたままですが、もちろんこの後ちゃんと直しましたよ。
お恥ずかしいですが、各部の詳細写真をいくつか。
天井は、向かって右側に構造物がなくのっぺりしているので、この「間」を埋めるのに苦労しましたが、残念ながらイメージどおりには出来ませんでした。
また、給弾口周辺の汚れとチッピングのバランスも難しく、何度もやり直しました。
側面もやはり広いのですが、フィルター塗装で何とか間を持たせられたかと思います。ただ、この面の荒れのモールドは、ホント絶品ですよ!! これ見たさにもう1輌作りたくなります。
溶接痕を細かいとこまでしつこく追加したのは良かったですね。
ちょっと茶色がオレンジがかって写ってしまいました。サビの流れた筋がうるさいですが、実物はこんなに目立ってないんですよ。
最後にジャッキ周辺。
フィルター塗装でテレピン油を使ったせいか、この辺りがかなりもろくなっていて、先日うっかり触ったらボロボロと壊れてしまって、冷や汗ダラダラでした。制作終盤で壊れるとマジで泣きそうになります。
やっぱりテレピンはペトロールより浸透性が高いのかも知れませんね。大量使用はキケンかも。
今回は、ベース色をもっと明るく、色あせた感じにするつもりだったのですが、逆に濃い色味になってしまい、全体が暗い作品になってしまったのが残念です。
平行作業していたキングタイガーの塗装では、一度下地塗装を省いてみようかなと思っています。
さて、これで今年は作り納めです。ブログを読み返すと、ツィメリットコーティングで始まりツィメリットコーティングで終わるということで、何とも私らしい1年だったかも知れません。
ただ、ブログの記事として実験的なことばっかりやってた時期があって、作品数は多くはありませんでした。それに、ブルムベアがお手付きで残ってしまいました(今、あらためて気付いた…)。
11月半ばから、ある方の勧めでとにかく毎日の更新に努めてきました。その成果として、アクセス数は一気に3倍に増え、自分でも驚いています。ブログって、やっぱり更新が命なんだと悟りました
来年も、「自称万年中級者のブログ」をテーマに頑張ってまいります。出来れば飽きずにお付き合いいただければ幸いです。
また、上級者のかたからのアドバイスも切望します。「ダメなところ」をぜひご指南ください(ココロが折れない程度に)。よろしくお願いいたします。
それでは皆さん、よいお年をお迎えください。
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