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2010年6月18日 (金)

タミヤ ベーシックエアブラシ その1

タミヤでは、かなり以前から『スプレーワーク・ベーシックコンプレッサーセット』という、エアブラシのセットを発売しています。ハンドピースとコンプレッサー合わせて1万円ちょっとですから、まあ簡易型の道具だといえるとは思いますが、非常に安価なのは確かです。
先日、用事のついでに模型量販店に塗料を買いに行ったところ、このセットのハンドピース単品が売られていました。こんなのがあったとは知りませんでした。しかも実売2,000円台でしたから、いわゆるディスカウト品ではない、メーカーもののハンドピースとしては激安です。
初・中級モデラー諸氏に役立つブログを目指すワタシとしては、これは興味津々ですよ。そこで、モノは試しにと思い切って買ってみることにしました。
もちろん、値段が値段ですから性能的に高望みはしていません。ただ、果たして使えるものなのかが無性に知りたかったのです。単なる物好きですね。

棚には「タミヤのベーシックコンプレッサーとHGコンプレッサーレボにしか接続できません」みたいな注意書きがありましたが、接続部を見たところ普通のSサイズ(PF1/8)雄ネジのようでしたので、あまり気にせず買いました。
Img_2892
パッケージも実に簡素。確かにおもちゃみたいではあります。タミヤも、自社で発行している『プラモデル製作ガイドブック』の中で、「まるで玩具のようなこの簡易型エアーブラシ」と認めてるぐらいですからね。

家に帰って、早速嬉しがってエアーホースに繋いでみました。
しかし、あの注意書きのとおり、Sサイズの雌ネジではしっかりと奥まで入りません。
「ヤラレタ!!」と思った反面、「じゃあ、わざわざ単品で売る意味ないやん?」と首をひねりましたが、説明書をよく読むとどうやら専用のジョイントがいるようです。つまり、上記のタミヤ製コンプレッサー以外に接続したい人にはこのジョイントは必須なわけで、ハンドピースと一緒に売られているべきです。残念ながら、そこらへんはやはり売りっ放しの量販店と言わざるを得ません。

また、「エアーブラシ側でエアーを止められません」とも書いてあります。つまり、エアー源をつなぐとエアーが出っ放しになるようです。
これは、このハンドピースがあくまで同社「ベーシックコンプレッサー」につなぐことを前提とした製品であるためです。
ハンドピース連動の自動スイッチやエアの逃がし弁がついていないタイプのコンプレッサーでは、ハンドピースでエアーを止めてしまうとコンプレッサーから供給されるエアーの行き場がなくなり、モーターに強い負荷がかかります。そのため、このタイプのコンプレッサーには「エアーを止めてしまうハンドピースは接続しないでください」といった注意書きがされている場合があります。
このハンドピースは元々そういうコンプレッサーに接続するための製品ですから、エアバルブが付いておらず、エアーを垂れ流すようになっているのです。

しかし、これは困りました。エアーが出っ放しでは当然コンプレッサーも回りっ放しで、うるさくて仕方ありませんし機械自体にもよくありません。また、私のコンプレッサーはタンク付きですので、スイッチを切ってもエアーはすぐには止まりません。
そこで、手元でエアーの調節ができるアタッチメントも買うことにしました。う~ん、ハンドピースは安かったけど他にいろいろ必要で、結局そこそこの出費になってしまいますねえ・・・。
とりあえず試し吹きは延期で、これらが届くのを待つことにしました。(続く)

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