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2010年4月 8日 (木)

ドラゴン タイガー1後期型 その15 <フィギュアの塗装>

昨日下塗りをしておきましたので、いよいよ上塗りです。
塗料は、生意気にも油絵具を使います。

Img_2085
とりあえず顔から攻めます。手持ちの中からこれだけの色を準備しました。
すべてホルベイン製で、ブラウンピンク・アイボリーホワイト・ジョーンブリヤン#2・テラローザ・マースオレンジ・ライトブライトレッド・ピーチブラックです。

ところで、油絵具の色の選択は試行錯誤中で、画材店で使えそうな色を物色して買ってくるのですが、いざ使ってみるとイメージと違うことも多く、そのまま使わなくなってしまった色もあります。模型用塗料に比べ高価なので、そういうときの精神的ダメージはデカイです。かと言って、店頭でチューブのフタを開けるわけにもいかず、買うときはイチかバチかなんです。

さて、絵具は多めにパレットに出します。そもそも油絵というのは大量の絵具を使いますが、模型に使うには内容量が多く、一生かかっても使い切れないほどですから、けちっても仕方ありません。高校の美術の先生も「絵具はけちらずに全色パレットに出しましょう。そうしないと良い絵は描けません」と言ってました。

まず、タミヤ・アクリルのフレッシュを軽くエアブラシで塗装します。
次に同じくホワイトで白目を描き込みます。そして、まぶたの線を描いた後、手持ちの適当なブルーで黒目を入れます。
ここから油絵具を使います。まず、鼻の横など最暗色を塗り、次に頬などに二番目の暗色を入れます。そして、肌の色を塗って境目をブレンディングします。

ところが、まだ油絵具での塗装というものが分かっていない私は、大きなミスをしました。
油絵具は、薄く塗ると隠ぺい力がほとんどありません。最初にフレッシュを軽くしか吹かなかったので、下地の赤茶が残ってしまい、発色しません。
そこで、一度絵具を拭き取ってやり直し。

『STURM!!』1号に、油絵具と言えばやはりこの人、松岡寿一氏による塗装解説が載っていたのを思い出し、それを参考にします。これが見たくて買ったんでした・・・。ただ、氏とは持っている絵具が違うので、あくまで参考です。
フレッシュにホワイトを混ぜて明るくし、今度はしっかりと発色するまで吹きます。
そして、目入れから油絵具を使っていきます。
白目はアイボリーホワイトでなるべくはみ出さないように描き、まぶたの線をとにかく細く慎重に引きます。黒目も油絵具のブルーで入れます。先日買ったW&N筆が大活躍です! 素晴らしく細い線が描けます! 目を入れるのもラクです! これは良い買い物でした。
次に、マースオレンジとテラローザあたりを混ぜて暗色を作り、鼻の横~口に下りるシワ・まぶたの上・首筋などに引きます。次の暗色はマースオレンジをそのまま使いました。このあたりの色の選択はかなり適当です。
続いて、ジョーンブリヤンとブラウンピンクを混ぜた色を基本色として全体に塗り、暗色とブレンディング。
この後、頬やこめかみに赤味をさし、鼻筋と頬骨にハイライトを入れて一通り終了となります。
Img_2094
こうして、最後に全体のバランスを見ながらハイライトや暗色を修正して完成です。

ちょっと赤味が強くて、全員酔っ払いみたいになってしまいましたが、自分としては上出来です。
明日は服の塗装です。迷彩服が面倒ですが・・・。

この後、絵具が余ったのとせっかく顔塗りが分かってきたところで終わるのがもったいないので、ジャンクパーツのフィギュアで顔塗りの練習を少ししました。
やっぱり上達するには手を動かすのが一番! かなりコツがつかめてきましたよ、私。もちろん、まだまだうまいと言えるようなレベルではありませんが、フィギュア塗りがちょっと楽しくなってきました。なんとか忘れないようにしないと。
それと、やっぱり良い道具のチカラは偉大です。フィギュア塗りでうまくいかずに煮詰っている人は、ぜひ手に入れることをお勧めします。とりあえず0号か1号を1本だけでいいでしょう。

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コメント

こんばんは!
W&Nって高いんですよね~ 行きつけのプラモ屋さんにも売ってますけれど、手にとって 「うゲッ!」で
終わってしまいます(笑) 今はタミヤ面相筆000号で頑張ってます。 自分、そのフィギュアを
フェルディナントに載せてます。 自走砲クルーとしてしかしあの再販のタイガーってカリウスのフィギュアついているんですよね^^ なんとなく欲しいです。 

投稿: 雑味屋 | 2010年4月10日 (土) 18時23分

雑味屋さん、こんばんは。
W&N筆は1本1000円以上しますから確かに高価です。私も、買うまでは「いくら良いからといってもこの値段はないだろー」と思っていました。「だったら500円くらいでそこそこのものを使ったほうがいいや」と。
でも、使ってみるとその差は歴然でした。500円の筆でうなりながらする作業が、ラクラク出来てしまいます。
筆なんてそう簡単にダメになるわけでもないので、一生モノだと思えば安いかも知れません。

タミヤのタイガーは、やはり買ってしまいました。だって通常版より安いんですから。

投稿: Bluebell | 2010年4月10日 (土) 18時40分

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