« ドラゴン タイガー1後期型 その11 <迷彩塗装> | トップページ | ケッテンクラート~8時間チャレンジ <プロローグ> »

2010年3月21日 (日)

ドラゴン タイガー1後期型 その12 <ウォッシュ>

クリヤーラッカーを吹き付けたあと、ウォッシングに進もうと思ったのですが、全体に発色が不十分で薄暗い感じになっているのが気になり、もう一度すべての色をタッチアップの要領で吹いておきました。

Img_1628
乾燥したらウォッシングです。ウォッシングには、MIGのニュートラルウォッシュを使います。
この製品は原液のまま使用するようになっていますが、かなり濃い感じで、そのまま使うとモデルが真っ暗になってしまいそうです。これはおそらく、「ウォッシュ」という技法に相違があるのではないかと思っています。
日本でウォッシングといえば、かなり薄めのこげ茶等の色を全体に塗ってふき取ることで、一種のフィルター効果を狙った技法と言えます。
しかし、この製品の使用説明を読むと、全体に塗るのではなくスミ入れのような使い方を薦めているようです。そう思えば妥当な濃さでしょう。
また、以前見た海外モデラーによるハウツーDVDでは、ウォッシュは日本とは比べものにならないほど濃い色で塗りつぶし、それを拭き取る技法として収録されていました。
つまり、日本と海外ではウォッシングという技法についての見解がかなり違うはずなんですね。それが、海外と日本の作風の違いになっているのかも知れません。

ただ、この製品は一つだけ難点があります。それは、顔料の分離・沈殿がとても早いということです。使用前にビンのままガンガン振り混ぜても、上のほうはどんどん濃度が下がって、色が変わってきてしまいます。
ですので、使うときは必ず塗料皿に取り分けて、常に筆でかき混ぜながら使いましょう。

Img_1630
全体のウォッシングが済んだら、油絵具の黒を少しずつ足して色を濃くし、スミ入れをします。
特に溶接痕などは強めに入れてメリハリをつけました。

Img_1629
転輪のくぼみにも同様にきつくスミ入れをします。



さて、タイガーの制作はここで一休みして、明日はちょっと違うことをします。詳細は後ほど。

|

« ドラゴン タイガー1後期型 その11 <迷彩塗装> | トップページ | ケッテンクラート~8時間チャレンジ <プロローグ> »

ドラゴン タイガー1後期型」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
タイガーⅠ いい感じに仕上がっていますね! 
MIGプロダクションのピグメントとかウォッシング液
なんて北海道じゃ見れませんよ! 一度使ってみたい
です。 ちょっと違うこと? なんか楽しみです^^
ブログ更新しました!
できればRSS登録(だっけな?)してくれると助かります(o^-^o)

投稿: 雑味屋 | 2010年3月22日 (月) 12時42分

雑味屋さん、こんにちは。いつもありがとうございます。
MIG製品は、私の近所の店でも手に入りませんよ。送料分高くつきますが、通販を利用してみてはいかがですか。
雑味屋さんのブログにリンクさせていただきました。

投稿: Bluebell | 2010年3月22日 (月) 14時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドラゴン タイガー1後期型 その11 <迷彩塗装> | トップページ | ケッテンクラート~8時間チャレンジ <プロローグ> »