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2010年1月 5日 (火)

タミヤ JS3 その6 <ピグメントワーク>

車体の塗装はおおむね終わりましたので、キャタピラを取り付けるためにまず車体下部のウェザリングを行います。
例によってマークセッターを糊代わりに、ピグメントを筆で叩くように付けたりパラパラとまぶしたりして土汚れを表現します。今回はちょっと濃い目の土の色にしたくて、P033ダークマッドを主に使いました。

続いてキャタピラも同様に汚しをかけます。まず接地部をクレオス・メタルカラーのアイアンで塗っておきます。ピグメントによる汚しが済んだら、綿棒やボロ布などでこすってやれば接地面が露出します。さらに、銀ペーパーを軽くかけると接地部の光り方にも変化が出て、いい塩梅になります。

Img_1234
こうして、足回りの汚しが終わりましたらキャタピラを取り付けます。この辺は制作が楽しくて、写真を撮っていませんでした。

さて、今回ピグメントを使うウェザリングの中で初めての技法を試してみます。
車体にピグメントをパラパラとまぶしてアクリル用溶剤で流し、ホコリをかぶったような表現をする方法です。マルタケさんのサイトでは「アグア」という呼び方で紹介されています(マルタケさんはアクリル溶剤ではなく水を使用されておられます)。
私は、アクリル溶剤には若干のとろみがあるのが好きになれないのと乾燥時間短縮のために、消毒用アルコールを使うことにしました。薬局に行くと何種類か売られていますが、別に何でも良かろうと、その店で一番安いのを買いました。

では作業開始。
筆でピグメント(P028ヨーロッパダスト)をごく少量すくい、ホコリの溜まりそうなところへチョンとまぶします。続いて、ちょっと大き目の筆にアルコールをたっぷりと含ませ、その上に流します。ちょうどウォッシングのような要領です。
そしてそのまま乾くのを待つだけなのですが、さすがにアルコールはあっという間に飛んでしまいます。
実に時間短縮にはなるのですが、ちょっと乾くのが早すぎて、染みが出来たり、ピグメントを乗せすぎたときなどの調整がしにくい感じでした。
そこで、アクリル溶剤と1:1くらいで混ぜて使ってみましたら、早すぎず遅すぎず、染みも出来ずにいい感じです。

Img_1235 
こうして出来上がったのがこんな感じです。
最初、アルコールだけでやった直後はかなり真っ白になってしまったのですが、その後アクリル溶剤を混ぜたもので何度かならして自然な感じになりました。

Img_1229
グリーンも、微妙な色の振れが出ていい感じではないかと自画自賛です。

あとは予備キャタなど一部取り付けていない装備品を付けます。もうちょっとで完成ですよ。

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