タミヤ ヤークトタイガー その3 <溶接痕の表現>
主砲と車体上部を取り付け、だいぶ形になってきました。
当初は戦闘室内も塗装するつもりでしたが、どうせ見えなくなるのでやっぱりやめました。
ところで、このキットもいつも通りの直線番長スタイルで作るつもりでしたが、ちょっと悩ましいことに気付きました。
作るにあたって、とりあえず手持ちの資料を見ていましたら、この戦車ってOVMをまともに搭載した車輌がほとんどなさそうなんですよ。
撃破されたり放棄された車輌の写真が多いせいかも知れませんが、これではストレートに作るとあまりにも現実とかけ離れてしまいます。
そこで、仕方なくエッチングパーツの力を借りて、OVM類が付いていない状態を再現することにしました。
実は、エッチングパーツってキット付属のもの以外に買って使うのは初めてなんです。そりゃ~なんたってワタクシ直線番長っすから(威張ることか!?)。
しかし、基本的にエッチングパーツの扱いは苦手です。せっかく買ったのに、ムダにならなきゃいいんですが・・・。
さて、このキットは、なぜか各部の溶接痕のモールドが甘く、あまりにも目立ちません。また、車体前面の上下パネルのかみ合わせ部の溶接線もズレてしまっています。そこで、キャタピラを破損しないようにいったん外し、各部の溶接痕を再現していきます。
私は、この作業にはいつもエポパテを使います。伸ばしランナーを接着剤で溶かしながら痕を付ける方法もありますが、伸ばしランナーの周囲まで溶けてしまったりして、コントロールが難しいのです。
今回は、板ガム状で少量の切り出しが容易なタミヤ製をチョイスしました。
ボール紙の上で指先で転がして極細に伸ばし、カッターで切って貼り付けては、竹串の先を削って作った道具でチョイチョイと痕を付けていきます。
車体上面板と側面板との溶接痕もなく結構目立つので、ここも付けておきます。くぼみにパテを埋めていくのが少々面倒ですが。
こうして一日がかりで作業終了。あちこちツギハギだらけになりました。
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コメント
地味な作業ご苦労様です。
今キットの箱を開けて見ますと
確かに溶接跡は大人しく見えますね^^
もっと凸凹したディテールが欲しい
所です。
私の場合溶接跡の表現はヒートペンを
使っております。
投稿: OASIS@ 登 | 2009年11月19日 (木) 21時08分
登さん、こんばんは。
ヒートペンですか。いろんな方のブログを拝見していますと、愛用者は多いようです。あるといろんな使い道がありそうなツールですね。
投稿: Bluebell | 2009年11月19日 (木) 21時43分