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2009年10月

2009年10月25日 (日)

ミニアート ソビエト対戦車砲ZIS-2と砲兵 その10

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フィギュアの塗装を進めています。
服の油絵具が乾燥しましたが、あまりにもテカテカで出来栄えがまったく分からないので、一度つや消しクリアを吹いてテカリを落ち着かせます。このフィギュア達は、服のシワの造形が素晴らしく、私のようなヘタッピの適当な影入れとハイライトでもそれなりに塗れてしまいます。
続いて、ベルトと靴を塗ります。こちらも服と同様に、まずタミヤアクリルで下塗りをし、油絵具で上塗りをしました。

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それにしても、首のない人間の食事風景というのは、とっても異様で気味の悪いものです・・・。
この後は肌の塗装に進みます。


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ところで、本日のお買い物をひとつ。油絵具用の筆洗液です。
今までは、模型用塗料のシンナーやツールクリーナーで洗っていましたが、やはり成分が大きく異なるので何となくキレイに落ちていない気がしていました。
しかし、やはり専用は違います。使えば分かる、この威力! シンナーに比べて明らかに油絵具がスッキリ落ちます。油絵具ユーザーのかたは、少々お高いですが絶対買いですよ。

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2009年10月24日 (土)

ミニアート ソビエト対戦車砲ZIS-2と砲兵 その9

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IFV展示会でのツィメリットコーティング実演がおかげ様で好評で、事後もいろんなブログで取り上げていただくなど大いに盛り上がったのですが、その反動でかなり燃え尽き感があり、しばらく模型に触れていませんでした。さすがに「これではイカン」と、ようやく半月ぶりに制作を再開しました。

とりあえず大砲のほうは一応きりがついていますので、フィギュアの塗装を進めます。
まずそれぞれの基本色を、タミヤアクリル塗料でエアブラシ塗装します。
タミヤエナメルの黒でウォッシングしてスミ入れした後、油絵具で上塗りしました。影入れなどのグラデーションは我ながらヘタッピです。フィギュアは、「作りたい」という気持ちはあるのですが細かい塗装がおっくうで、なかなか手が出ません。もっと作らないと、いつまでたっても上手くならないのは分かってはいるんですが・・・。リンシードで溶いていますので表面がテカテカですが、乾燥後につや消し処理をします。

このキットの説明書に素晴らしい作例写真が掲載されているので、それを目標にしたいところですが、あまりにもハードルが高すぎるとかえってモチベーションが下がってしまいますね。とりあえず自分のできる範囲で頑張ってみることにします。

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2009年10月14日 (水)

ツィメリットコーティング実演

2009年IFV展示会での「エポパテツィメリットコーティング実演」の様子です。
ほにゃにゃわらさんより写真を提供していただきました。どうもありがとうございます。

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とりあえず、当ブログのコーティング記事を印刷して持参しました。また、記事中で取り上げたキングタタイガーも、見本として置いておきました。
これだけギャラリーに囲まれると、ちょっと照れます。この実演をリクエストされたマルタケセンセイもしっかりご覧になってますね。

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延ばしたエポ生地を面にのせたところ。
ダラリと垂れ下がった部分は余分なので、切り落とします。
切り落とした分はもちろん再度こねて使います。
タミヤの接着剤のビンに入っているのは、ただの水です。この水でエポ生地を貼り付けるわけですが、今回新しい試みとして台所洗剤を少し混ぜたものを使ってみました。水だけではプラが弾いてしまい、パテの付きが悪いためです。この試みは成功し、ピッタリとパテが密着しました。

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指で気泡を抜きながらパテを押し付けて密着させていきます。
このあとローラーで型押ししていきます。
今回のために作った自作ローラーは、自作らしいランダムなピッチで型が刻めたものの、ちょっと山が低くてイマイチでしたので、主にカステンのローラーで作業しました。

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奥のマルタケセンセイによる塗装実演ともども、今回の実演コーナーは、特に初日は大盛況で、ご来場者のほとんどが覗いていかれたのではないでしょうか。
また、予定はしていなかったのですが、成り行きと思いつきで参加者の方にも実際に体験していただきました。
このかたは、ツィメリットコーティング自体初めてとのこと。いい実験台となっていただきました。

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お二人目のかた。コーティングはパテがどうしても厚くなるとおっしゃってました。
しかし、お二人ともわずかなアドバイスだけで十分な出来栄えのコーティングを完成させておられました。私が施した部分と特に差はありませんでした。

このときに作業したタイガー1型は、近鉄蟹江駅近くの「ホビーショップ・モケモケ」さんにしばらくの間展示させていただいています。
展示会にお越しいただけなかった方やご興味がおありの方は、ぜひご覧になってください。

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2009年10月11日 (日)

IFV展示会終了

Img_07771今年のIFV展示会が無事終了しました。ご来場者の皆様、ありがとうございました。

会場である伊勢市観光文化会館においては、香西かおりのコンサートとバッティングしたため、会場とその周辺は無数のお年寄りに埋め尽くされる異様な事態となりました。

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盛況となった実演コーナー。奥でマルタケ氏、その手前で私がそれぞれ実演をさせていただきました。



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特に昨日は、瞬間最高視聴者8人ほどを記録し、やっているほうは嬉しいやら恥ずかしいやら。
でも、「目の前でやってみせてもらうとよく分かる」といった声を多くいただきました。とりあえずお役には立てたようで、やって良かったと思います。

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何とか、タイガーⅠだけは完成(コーティングだけ)までこぎつけました。
「コーティングは難しい・苦手」という方は予想以上に多いようで、反響の大きさにこちらが驚かされました。
「見ていただいている」というプレッシャーで少々焦ってしまい、ヨレヨレのコーティングになってしまいました。

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こちらは、塗装実演中のマルタケセンセイ(有名人なんでモザイク入れる必要ないと思うんですが、まあ一応)。
やっているほうも見ているほうも、かなり熱が入っていました。
コーティングだけの私と違って守備範囲が広いため、いかなる質問・要望にも応えられるよう、すごい量の物資を持ち込んでおられました。ホントご苦労様でした。

ゲスト作品から。(チョイスはあくまでも個人的好みです。)
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IDFセンチュリオン。微妙な色合いが見事に再現された作品です。




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同じかたの作品。細かい作り込みと見事なフィルター塗装が大変印象的でした。




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真紅の機体が美しい、『紅の豚』の飛行艇です。カットモデルに仕上げてあり、動いた状態のエルロンとラダーの位置にペダル等の位置も同期させてあるんだそうです。芸が細かい!

会員の作品から。(同上。)
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パネルの継ぎ目に、エアブラシによるハイライト表現がされています。




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こちらは、パネルごとに緻密なグラデーションが施されています。




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こちらは軍艦。構造物の作り込みの細やかさや情報量の多さは、戦車模型とは比べ物になりません。
これらの作品に限らず、飛行機や艦船模型は皆さん大変繊細に作られます。おおざっぱでも何とかなる戦車モデラーには到底真似できません。

普段、決まったジャンルの模型しか作らない人にとって、展示会は様々なジャンル・作風が見られるまたとない機会です。
おかげさまで、大変楽しい2日間でした。これをよいモチベーションに変えていきたいと思います。

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2009年10月10日 (土)

IFV展示会初日

本日は、伊勢フライングヴィーナスの展示会初日でしたが、無事つつがなく終了いたしました。
去年の展示会後に入会した私にとって初の展示会参加にもかかわらず、「ツィメリットコーティング実演」なる大役を任され、かなり緊張いたしましたが、ギャラリーは顔見知りの来場者様が多く、和やかに進行できました。どうもありがとうございました。
本日は、写真を撮られる側でしたので、写真はなしです。

とりあえず、タイガーⅠ後期型をお題に私が実演してみせ、その後ギャラリーの方にも実際にやっていただきました。
やはり初めてとあって、また見られる側になった緊張もあり、おっかなびっくりの手つきでしたが、やってみると簡単であることに感心しておられました。実際、出来栄えは私の作業したものと何ら変わりません。
これでとうとう私の「エポ生地コーティング」が門外不出のものではなくなってしまいましたが、少しでも誰かのお役に立てたかと思うと大変光栄であり、嬉しく思います。

明日も、少しでも多くの方に見ていただいて、「よし、プラモ作ってみよう」という気になっていただければと思います。

また、ここのところ少し低下気味でした私自身のモチベーションも、皆さんと楽しく模型談義させていただいたおかげで上向いてきそうです。

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2009年10月 7日 (水)

コーティング実演の準備 <コーティングローラー制作>

10月10日・11日のIFV展示会での「ツィメリットコーティング実演」に向けて、準備を進めています。

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とりあえず、ベース車輌を1台制作。月並みですがタイガーⅠ後期型です。
コーティング作業をお見せすることが第一ですので、作業の邪魔になる足回りのパーツはあえて取り付けていません。
砲塔の天板がないのも同じ理由です。

続いて、エポパテコーティングに不可欠なコーティングローラーです。
私の使っているローラーは、メインがモデルカステン製なのですが、少々くたびれてきましてそろそろ交換時期だなあと思っていました。目詰まりしたパテを取り除くのにナイフでコリコリやってましたので、ローラーが傷んでしまっているのです。
そこで、ここはひとつ丈夫なものを自作しようと、真鍮パイプと銅線(要は有り合わせの材料ですよ)で作ってみました。
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真鍮パイプを4ミリ幅くらいに輪切りにし、周囲に銅線を瞬間接着剤で貼り付けます。そして、端を切り揃えたら銅線どうしの隙間を目立てヤスリで掘っていくと、歯車のようなものが出来上がるわけです。
適当なランナーで軸を作り、真鍮パイプで延長すれば完成です。
途中、ヤスリがけをしていて銅線が剥がれたりして苦労しましたが、シェイクダウンの結果もまずまずで、どうやら実用に耐えそうです。あとは本番中にクラッシュしないことを祈るのみです。

ベース車輌は、タイガー1台では足らないでしょうから、もう1台キングタイガーを作ることにします。
でも、キングタイガー(しかも手持ちはポルシェ砲塔)はちょっと前に作ったばっかなんですけどね・・・。。

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2009年10月 4日 (日)

ミニアート ソビエト対戦車砲ZIS-2と砲兵 その8

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大砲にウォッシュと油絵具による退色表現まで施して、ベースに固定しました。
塗装を仕上げてから固定すべきか迷ったんですが、大砲は細かい塗装をするのに持つところがないので、先に固定してしまうことにしました。この後、油絵具が乾いたらチッピングやウェザリングに進みます。
今週末の10月10日・11日と、私の所属クラブ今年度展示会がありますが、大砲以外にフィギュアが4体もありますし、ちょっと間に合いそうもありません。

というのも、その展示会でマルタケ社長とともに「模型制作実演」なるものを引き受けてしまいまして、その準備を1週間でしなければならないのです。
マルタケ社長は塗装法とベースの作り方を担当されます。あくまでもこちらがメインになります。
で、私のほうは、マルタケ社長のリクエストで、例の「エポパテツィメリットコーティング」をお見せすることになりました。そのため、とりあえず手持ちのキットで実演用のベース車輌を2台くらい作っておかなければならないわけです。
とりあえず、タイガーとキングタイガーがありますので、この辺にしようかなと思っています。
私のごときド素人に、人様にお見せするほどの技術があろうはずもありませんが、何となく成り行きで受けてしまいました。来場される方は、よろしければ暇つぶしに覗いていってください。何かのヒントにでもなれば幸いです。

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