ドラゴン ヤークトパンサー初期型 その7 <再ツィメリットコーティング>
今日はコーティングのやり直しです。
まずは工具の作り直しから。
真鍮パイプにφ1ミリの真鍮線を2本巻きつけてハンダ付けし、ヤスリで削ってプーリーのような物を作ります。これが、2本線を引くローラーです。
適当なランナーで軸を作って真鍮パイプで持ち手を付ければ完成です。
コーティング中の写真は割愛して、いきなり出来上がりがこちら。
ずいぶんパターンが雑になってしまいました。実車もそんなにキレイに作業されているわけではないので、あんまり気にする必要はないと思っていますが、やはりもう少し整えないと模型的精密感には欠けてしまいますね。
パンサー系は、後部の雑具箱やフロントフェンダーもコーティングされているので、再現が面倒ですね。おまけにこの車輌は、リアパネルのハッチ類にまで施されており、ちょっと難しかったです。
こういう細かい凹凸のあるところは、パテがボッテリとしてしまってモールドが消えてしまううえ工具の取り回しも悪く、かなりいい加減です。
とりあえず、コーティングは終了です。
今回は、ちょっと納得のいく出来には至らなかったのが残念です。実は、即席の工具が思ったより使いづらかったのも原因のひとつです。
作業効率を考えて二枚刃にしたのですが、これがかえって作業を難しくしてしまいました。両方の刃を同様に接地させて2本線を引くのがとても難しく、どうしても片方が浮いてしまうのです。
また、タイガー系の一般的なパターンでは、ローラーでパテを押し延ばしながら刻んでいくことになるため薄いコーティングにしやすいのですが、今回はただ線を描いているだけですのでどうしても厚くなってしまいます。
これはぜひとも新しい工具を考えて、来るべきリベンジの日に備えたいと思います。
さて、これで一つ目の山は越えました。あとはOVM類の移設に伴う工作です。
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コメント
工場での手作業的な雰囲気が出て、とてもよろしいんじゃないでしょうか。
工具MK.2もすごい出来です。
二つを同時に接地させることが難しいならば、ピザを切るカッターのように一輪の方が良いんですかね。
投稿: 宮崎 | 2009年7月20日 (月) 19時36分
宮崎さん、いつもありがとうございます。
ツィメリットコーティングは、実車写真で見ると結構いい加減なのですが、こうして模型を写真に撮って見るともう少し整然とさせたほうがそれらしい気がします。かと言って律儀に整えすぎるとこれまたオモチャっぽくなってしまうんですよね。
そのあたりのサジ加減が難しいところですね。
でも、おっしゃるように今回はこれでよしと自分に言い聞かせています。(気付いた時には、もうパテが固まって剥がせなくなってました・・・。)
工具は、まさにそのピザ切りカッターのような形がベターなようですので、今度作ってみるつもりです。
投稿: bluebell | 2009年7月20日 (月) 20時48分