ドラゴン 3突G型 その2
油彩を使ってフィルタリングをした後、タミヤエナメルをペトロールで溶いてウォッシュを施しました。
結局、迷彩はしないで単色でいきます。
今回、フィルタリングというものに初挑戦しましたが、そもそもフィルタリングとはどういうことをすればいいのか、まったく手探りです。
なので、出来具合がどんなものか、自分でもよく分かりません。
単色塗装はどうしても面の間が持たず、のっぺりした印象になってしまうので、色の調子で表情を付けてベタ塗り感をなくすのがフィルタリングだと、自分なりに解釈しているのですが。
雑誌の記事も、「フィルタリング」なんてよく分からん名前をつけるよりも、具体的な表現で解説してほしいものです。
で、とりあえず黄・茶・白を混ぜながらランダムに置いてペトロールで伸ばす、ということをしてみました。
何となく、ウォッシュだけよりは若干調子が付いたかなとは思うのですが・・・。思い切りが悪いのか、ウォッシュ後はあまりよく分からなくなってしまいました。う~ん・・・色使いと加減が難しいですね。かなりセンスを要求されるようです。
ウォッシュの薄め液には、ずっとエナメル溶剤を使ってきたのですが、最近ペトロールを愛用するようになりました。
その理由は、何より乾燥後のシミが少ないことです。
私はウォッシュの際、綿棒等での拭き取りをせず、筆でぬぐうだけにしています。
綿棒を使うと綿糸がわずかな凸部に引っかかり、モデルが糸くずだらけになるからです。
なので、ウォッシュ後はけっこう濡れたまま乾燥させることになり、エナメル溶剤だと乾燥後にシミが出やすいのです。
そこで、試しにペトロールを使ってみたところ、ほとんどシミにならず快適な使い心地で、すっかり気に入ってしまいました。
エナメル溶剤に比べて高価なのが難点ですが、十分に見合うものだと思っています。
あと、濃い目の色でスミを入れをしていきます。
あ、OVM塗り忘れてる!? おまけにデカールも貼らずにウォッシュしてしまった!!
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コメント
他のジャンルの模型ではわかりませんが、AFV模型でフィルタリングという場合は、カメラで言うところの色温度フィルターの感じに近いと思われます。蛍光灯の照明下で写真を撮ると緑色がかぶるので、それを補正したりするものですね。
模型ではウォッシングを黒、茶、灰色などで行うと全体的に色の明度が下がってしまうのに対し、フィルタリングする場合はダークイエローを、もう少しオレンジ色に近づけたいと思えば今模型が塗られている色と目標としている色を結んだあっち側の色でフィルタリングすればよいと思われます。
もちろん、彩度を落とそうと思えば、フィルタリングに使う色を灰色(無彩色)に近づけていけばよいでしょう。
でも普通ウォッシングをすれば彩度や明度は下がってしまいますから、
フィルタリングは色相の変化、
ウォッシングは彩度+明度の変化
ではないかと思います。
失礼いたしました。
投稿: ほにゃにゃわら | 2009年3月17日 (火) 21時38分
ほにゃにゃわらさん、詳しいご説明をくださり、ありがとうございます。
フィルタリングは色相の変化ですか。う~ん、なるほど・・・。
やはり今回やったのは、フィルタリングではなかったわけですね。勉強になります。
投稿: bluebell | 2009年3月17日 (火) 21時56分