ドラゴン 1号戦車A型

2010年4月20日 (火)

ドラゴン 1号戦車A型 その6 <完成~"Panzer In Gray">

3月半ばから休職していましたが、昨日から復職しました。1ヶ月ぶりに出勤してみると、休んでいる間に辞令が出て配置転換になっていてビックリ!?というか、ハラ立たしい感じです。せめて連絡ぐらいしてこいよ。ウチだって電話くらいはひいてあるっちゅうの!!
あと、いろんな人が会社を辞めてたり辞めることになっていたりして、二度ビックリ!!でした。もうじき5月だというのに肌寒いですが、会社もなんだかお寒いことになってました・・・。
さて、休職中はマメにプログを更新してきましたが、これからはまた停滞気味になるだろうと思います。どうかご容赦を。

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1号戦車のほうは、あれからピグメントで足回りを軽く汚しました。本当ならこれから車体上面などにも汚しを入れていくところなのですが、ジャーマングレイが意外にも自分でも納得のいく色合いになったので、汚しでツブしてしまうのがもったいなく、これで完成とすることにしました。
タイトルをつけるなら「ドイツ1号戦車A型」ではなく「Panzer In Gray」という具合にして、今回やりたかったことをタイトルで表現したいと思います。銘板つけたいですね。
ただ、気が向いたらフィギュアぐらいは乗せたいと思っています。

5月の連休には、オフ会でプラモ合宿があります。私が先日参加したモデラーズフリマのイベントのようなことを有志でやりましょうという企画なのです。
とっても楽しそうで有意義なのでぜひ参加することにしました。人の作業しているところを見るというのは、何かしら得ることがあるものなのです。
そこで、それまでに何を作るか考えておかなければいけません。また、準備があればそれもしておかなければいけません。
とりあえず、エポ生地コーティングのリクエストは頂きましたので、それ用の車輌を組んでおかないと。やっぱりタイガーかなあ?(また!?) 

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2010年4月16日 (金)

ドラゴン 1号戦車A型 その5 <フィルタリング>

単色塗装が文字どおり単調になってしまわないように、フィルターをかけてみます。
アーマーモデリング誌124号で、高石誠氏が2号戦車を使って同様のジャーマングレイ塗装をしていますので、それを参考にしました。まず、クラッペやハッチ等に少し青みがかったグレイをのせて、色調に変化をつけていますので、これを真似してみました。
氏はヴァレホアクリルを使っていますが私は試しに手持ちのアクリル塗料を使いました。同様の色を作り、シンナーでうんと薄めて筆で塗ってみましたが、乾くと真っ白になってしまって、フィルターという感じになりません。
アクリル塗料は、乾くと溶剤でもきれいに拭き取れませんので、いったん基本色をエアブラシで吹いてタッチアップして元に戻します。その後、同様のことを筆ではなくエアブラシでやることにしました。
また、逆に黒めのグレイも作り、シャドウ吹きのようにパネルの継ぎ目に吹いたりしてみました。
でも、いろんなことをやるうちにだんだんワケが分からなくなって、アリ地獄にハマってしまいました。う~ん、やっぱりワタシごときにはムズカシイのです。

そんなことで、とりあえずデカールを貼ってクリヤーコートし、ウォッシングとスミ入れをして終了としました。

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ハッチなど部分的に色味を変えてあるのですが、元画像では分かりづらかったので少し画像をいじってあります。
ジャーマングレイの色味自体は、自分好みでいい感じにできました。

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OVM類の塗り分けや排気管のヤケ等のウェザリングはまだしていません。
ちょっと明日の集まりには、残念ながら完成品としては間に合いそうにありません。


ところで、キャタピラを取り付けるときに大問題が発覚しました。
よく見ていただければ分かるのですが、キャタピラの向きを前後逆に組んでしまったのです。なんたる大失態!! 向きがあることはちゃんと分かっていて、よく確認して組んだはずなのですが・・・。まあ、今さらどうしようもないので、整備中のフィギュアを添えて開き直ることにしましたよ。
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整備士A「あれ? オイ、これ履帯の向き反対ちゃうか!?」
整備士B「あ゛、ホンマや!! やってもうた。なんとしよ・・・」
戦車長「おいコラ、もう行く時間やぞ!! なにモタモタやっとんじゃ!!」
戦車兵「・・・」

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2010年4月15日 (木)

ドラゴン 1号戦車A型 その4 <基本塗装>

いよいよ基本塗装をします。
まずはタイヤブラックで下塗りしておきます。続いて、基本色のジャーマングレイです。
このジャーマングレイが結構クセモノで、どんな色で塗ったらよいか悩みどころなのです。
レストア車輌なんかのカラー写真を見ると、もうほとんど黒に近いような色に見えます。また、タミヤカタログの商品見本作例では、昔はかなり青味の濃い、または黒っぽいグレイで塗られていましたが、最近はだんだん色が淡くなって、軍艦色のようなグレイで塗られるようになりました。タミヤカラーにれっきとした「ジャーマングレイ」があるにもかかわらず、明らかに指定色ではありません。最近のAFV模型ではパステル調のような色使いが好まれるようになった表れでもありますね。

で、今回私が選んだのは、ガンダムカラーの「ファントムグレー」です。実はかなり前にこの色を仕入れてあって、使う機会を待っていました。
ジャーマングレイ塗装をしたいと思ったのも、実はこの色を使ってみたくなったからなのです。

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で、塗ってみました。ガイアのジャーマングレイより少し淡い色ですが、青みと黒さ加減が私のイメージにぴったりでした。



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よせばいいのにグラデーション塗装をします。ヘタの横好きです。
タミヤ・エアモデルスプレーのAS-4グレイバイオレットを軽く重ねます。
これが今までの私の定番カラーでした。

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さらに、タミヤアクリルのXF-82オーシャングレイ2を重ねます。この色は、淡色の割には隠ぺい力が強いので、シンナーで薄めに溶いて、慎重に吹きます。
吹きすぎてしまった部分もあるので、再度ファントムグレイでタッチアップします。この2色を行ったり来たりして、色ムラを出してみました。
残念ながら、これらの写真ではあまり変化が分かりませんね。昨日の記事のカラーチップを参考にしていただければと思います。

とりあえず、これで基本色は終了です。

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2010年4月14日 (水)

私的ジャーマングレイ考

1号戦車をジャーマングレイで塗るにあたって、手持ちの塗料でどれを使うか考えてみることにします。

グレイ系の色はけっこう持っていますが、その中でもジャーマングレイ塗装に使えそうなものを選んでみました。
そして、それらが実際にはどんな色なのか把握するために、カラーチップを作ってみました。

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白のプラ板に直接エアブラシで吹いてあります。どの色もしっかり吹いて、完全に発色させてあります。
ホワイトバランスは、余白部で白データを取り込んで撮りましたが、やはり実物どおりとはいきませんね。せめてスキャナーで取り込むといいんですが、残念ながらウチにはスキャナーがありませんので、どうか悪しからず。

使用した塗料は下記のとおりです。
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カラーチップ上段の左から、ガイアカラー・ドゥンケルグラウ、ガンダムカラー・ファントムグレー、タミヤアクリル・ジャーマングレイ



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同じく下段の左から、タミヤエアモデルスプレー・グレイバイオレット、同オーシャングレイ、タミヤアクリル・オーシャングレイ2



写真では分かりづらくて申し訳ありませんが、ガイアはかなり黒く、タイヤブラックかNATOブラックに近い感じです。そこからファントムグレー→タミヤ・ジャーマングレイ→グレイバイオレットと徐々に明るくなっていく感じで、実物どおりの色といわれるガイアカラーをスケールエフェクトさせたと考えれば、このあたりが模型用としてはドンピシャかも知れません。オーシャングレイとオーシャングレイ2は、ハイライト色としてどうかなと思って選んだ色です。

先日作ったケッテンクラートでは、タミヤ・ジャーマングレイにオーシャングレイ2を重ねて塗ってみました。
また、エアブラシを使わずに缶スプレーでジャーマングレイ塗装をしようとして、グレイバイオレットの上にオーシャングレイを吹いたことがあります(写真のビン入りのはその残りです)。それは結構いい感じでした。
さて、今回はどうしましょうか。

この中で、ファントムグレーは、ガンダムカラーの「シャアザク用」に入っていたものを見て「これ、ジャーマングレイにいいやん!?」とひらめいて単品で買っておいたもので、まだ使ったことがありません。
ですので、今回はこのファントムグレーを基本色にして、2色ぐらいでグラデーション塗装をしてみようかと思います。

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ドラゴン 1号戦車A型 その3 <組み立て終了>

早くも組み立てが完了しました。ドラゴンのキットが2日で組み上がるとは思っていませんでした。何と言っても部品点数が少なかったですからね。だってタイガーとかだったら転輪だけでも相当な数になりますから。

部品の合いがかなりタイトでキッチリはまりますが、裏を返せば、どこかでほんのわずかでもズレると全体に影響が出て、最終的にどこかでつじつまが合わなくなります。精度が高いのも良し悪しですね。
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例によってキャタピラは塗装のために取り外していますが、細くていかにもモロそうな感じで怖いなあと思っていたら、案の定接着の弱いところがポロッと外れてしまいました。

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わずかにエッチングパーツが付属していますが、こればかりはやっぱりオマケクオリティーでした。プラパーツとの選択式にして、エッチングを使わなくても組めるように欲しいです。

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しかし、このキット、よく見たらこんな小さなマイナスネジがわざわざ全部向きを変えてモールドされてるんですね。芸が細かい!!



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おたわむれに、先日作ったタイガーのフィギュアなどを乗せてみました。4人も乗ったらもう潰れてしまいそうです。



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タイガーの砲塔ぐらいの大きさしかないんですね。戦車というよりキャタピラを履いた装甲車という感じです。

さあ、次は塗装です。タイガーでの思わぬ失敗でちょっと弱気になっていますので、ここは自信回復のためにもガンバリます。

ところで、13日に発売のアーマーモデリング誌に、3月に開催されたモデラーズフリマでのイベントの記事が掲載されました。
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ど~んと集合写真にワタクシメも写っております。ただ、記事にはもっと皆さんの労作が大きく載ると思っていたので、ちょっと残念でした。
イベント自体はとても楽しいものでしたので、もし次回があればまた参加したいと思っています。

また、尊敬する吉岡和哉氏の記事の中で、エポパテを延べ棒で薄くして毛布や服を作る方法が紹介されてます。これ、私もやろうと前から思ってたんですよね。先を越されちゃいました。
氏はクッキングシートにパテを挟んで延ばしてますが、これはもちろん私も初めてエポ生地コーティングをしてみたときに妻のアイディアでやってみましたよ。記事では「パテがくっつかない」と書いてありますが、やはりある程度はくっつくので、パテをはがす時にパテが破れてしまい、正直使い物にはなりませんでした。
おそらく、パテを薄く延ばしすぎるとダメなんだと思います。やっぱり打ち粉方式が一番ですよ。あ~教えてあげたいです(生意気)!!

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2010年4月13日 (火)

ドラゴン 1号戦車A型 その2

キャタピラが乾くのをただじっと待っているわけにもいきませんので、この間に先の工程へ先回りします。

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戦闘室は、一体成型された「芯」に、箱組みのように外板を貼っていく設計になっています。これが驚くべき精度で、部品が隙間なくピタリとはまっていきます。


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組みあがるとどこが部品の合わせ目か分からないほどです。




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このキットには、戦車模型とは思えないほど大きなクリヤーパーツのランナーが入っています。
「この戦車、そんなに窓とかあるんかいな?」と思いながら組み始めると、クラッペ周りのハッチのような、透明ではない部分ばかりです。不審に思い、よ~く部品と説明書を見比べると、結局透明でなければいけないのはライトのレンズ(後で気付きましたが、ピンセットで指しているレンズは実は不要パーツで、使うレンズは違うところにありました)だけ! なぜ透明プラで成型してあるのさっぱり分かりません。ただでさえ透明プラはもろくて気を使うのに、こんな細かい部品ばかりです。しかも、透明ですから部品形状が分かりづらく、ゲート痕の処理もままなりません。
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そこで、サフを吹いて不透明にしてしまいます。こうすることで部品の形状が分かります。



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こうして、一日でここまで来ました。ドラゴンのキットなのに画期的な出来事です!




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仮組みして形にするとこんな感じ。キカイっぽくてなかなかいい感じじゃないですか。




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とは言うものの、実はこんなにちっこい・・・1/48のシャーマンより小さいですよ。相手がタイガーとかだったら踏み潰されそうですね。

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2010年4月12日 (月)

ドラゴン 1号戦車A型 その1

4月17日にモデラー仲間のちょっとした集まりがある予定で大変楽しみです。メンバーの皆さんはこの集まりに向けて作品を鋭意制作中(もしくは制作済み)なのですが、私はまだ「この日のためにガンバッテ作ってきましたよ!」というモノがありません。ですので、今からでも何とか間に合わせたいところです。
さて何を作ろうかとストックを見ながら考え始めたのですが、何か無性にジャーマングレイ塗装がしたくなってしまいました。
あと一週間なので、ドラゴンのような大作を手掛けるにはちょっと時間が足りません。こういうときこそタミヤなのですが、こういうときに限って手持ちのタミヤのキットは3色迷彩モノばかり(正確にはタイガーばかり・・・)です。「そうかと言って新しくキットを買いに行くのもなあ(まず手持ちから片付けないと・・・)」などと考えていたところ、これを発見しました。
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ドラゴンの1号戦車です。確かスマートキット第2弾だったと記憶しています。




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これがドラゴンかと目を疑いたくなるほどの部品の少なさです。これなら何とか間に合いそうということで、早速取り掛かることにしました。


作り始めると、これがなかなか楽しいキットです。
部品が少なく、どんどん形になっていきますし、各部品の合いも良好で、ストレスなくどんどん組みあがっていきます。
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ただ、序盤で注意点がひとつ。
一番前の装甲板(D-10)を取り付ける際、少々位置が決まりづらく、うっかり接着してしまうと、その後ろに接する部品(ピンセットで指している部品)を付けたときに隙間が出来てしまいそうなのです。そこで、説明書ではもっと後の工程で取り付けることになっているコイツを、ここで先に付けてしまったほうが良さそうです。

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キャタピラはマジックトラックです。ランナーから切り取る手間が省けるので助かります。また、部品自体も大変良く出来ています。
それにしても小さい! タイガーとかパンサーのキャタピラばかり見ているので、余計に小さく感じます。

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例によって、裏返して固定したマスキングテープにキャタピラを貼り付けていきます。定規を添えておくとまっすぐつなげる事が出来ます。
必要数つないだら、流し込みタイプの接着剤で接着します。組立式キャタピラの接着には、乾燥の遅いリモネン系の接着剤を使うと、作業時間に余裕が持てるので作業がしやすいです。慌てず30分以上乾かしたところで巻きつけていきます。

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キャタピラの帯が細くてなかなか難しいですが、無事巻き終わりました。
自然なたるみをつけるためにチェーンで重石をして、このまま一日以上乾燥させます。

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