2025年2月20日 (木)

今年も無事に開催できました

模型店を営んでいた頃から続けている、作品展示会。
地元のお客様の力作を見ていただく機会を設けようと始めました。
店を閉め、コロナ禍もあって中断しましたが、去年から再開。モデラー仲間の作品を持ち寄って模型談議に花を咲かせるというサロン的展示会の機会作りというより、普段プラモデル制作とは縁のない方にプラモ作りの世界を知ってほしい、作りたいと思う人が増えてほしいという思いのほうが強くなり、イベント名もころころ変えて、前回から「素晴らしきプラモデル作品の世界」というドストレートなイベント名になりました。
ワタシ、こういうネーミングセンスが皆無なので、分かりやすくてカッコイイ名前というのが思い浮かばないんですよ。
で、今年は第2回です。

Dsc_0548eこれまでは、基本的に、展示室のような仕切られた部屋で開催してきました。今年はこのようなオープンスペースでの開催。
会場のアルスプラザという施設が人気で、ギャラリーの予約が取れなかったということもあるのですが、仕切られた部屋に入っていくというのは好奇心がないとなかなか勇気が必要で、どうしてもサロン的な会になりがち。
一般のかたに見ていただきたいという自分の趣旨には合っているかと思い、試しにやってみることに。
その思惑は、かなり当たっていたと思います。

いつも併催しているプラモ制作体験会も、事前に地元のネット情報サイトに掲載してもらった効果が絶大で、9年前にバンダイのイベントで申し込んで送ってもらって、なかなか減らずに半分以上ずっと残っていたイベント用ガンプラキットが、2時間ほどで品切れに。
体験会をお目当てに来場されたかたが多かったですね。ありがたいことです。

また、地元ケーブルテレビのZTV様には、いつも取材に来ていただき、ありがとうございます。

自分ともう一人のメンバーでずっと対応していたので、作品のセッティングもまともにできず、お昼過ぎまで作品をゆっくり拝見する時間もまいほどでした。
小さなお子さんが、ご兄弟とかで一緒にプラモ作りに夢中になり、作品を手に嬉しそうに写真を撮ってもらっていたのが印象的でした。モノ作りって楽しいですよね!

Dsc_0552e以下は、とりあえず撮らせてもっらた出品作品です。

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Dsc_0549e 作者さんとゆっくりお話しする時間がなかなかなくて、ゲストさんがどのかたなのかも分からず…。失礼しました。


Dsc_0550e自分の作品だけ紹介させてください。
去年残念ながら急逝された、マンガ家の鳥山明さん。模型好きでも有名で、ご自身でも作られてましたし、模型メーカーとコラボでデザインと箱絵・組説のイラストを描いたりされてました。特にメカデザインは、鳥山さんらしい細かい描写とミリタリーチックな独特なデザインでした。
そこで、追悼の意味でトリビュートコーナーを設けてみました。『サンドランド』の戦車キットは、発売されたら絶対買おうと思っていたので、発売になって嬉しかったです。久しぶりにAFVを作りましたよ。その横のブルーの車両は、タミヤのガマゴートです。鳥山作品さんとは何の関係もないのですが、『サンドランド』に登場する保安官の車に寄せて塗ってみました。

さて、来年もまた開催しようと思いますが、前述のとおり会場が人気で確保がたいへんなので、時期は思い通りにいかないかもですが、できれば近しい時期にと思っています。
今年は私もほかのメンバーさんも公使で忙しくて新作が少なかったので、来年はもう少し新作を増やしたいですね。

あと、好評だった制作体験会。
無料で提供できるキットがなくなってしまいましたが、プラモを作るかたが増えてほしいので続けていきたいのです。
とはいえ、キットは自費調達で参加も有料にせざるを得ません。どこか、メーカーさんのご協力が得られれば助かるのですが…。

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2025年1月10日 (金)

今年も展示会やります

ほとんど更新ないまま年が変わりましたが…、今年もよろしくお願いします。

さて、今年もモケトモ展示会を行います。
日時 : 2月16日(日曜) 10時~16時
ところ : 津市久居アルスプラザ 1階アートスクエア
入場無料

ぜひ遊びに来てください。
よろしくお願いします。

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2024年7月26日 (金)

暑いです

毎日、酷暑が続いてますね。
梅雨も、なんだかいつの間にか始まって、梅雨だった実感もなく明けてしまい、なんだかもう、日本は四季がない亜熱帯になってしまったような気がします。子どもの頃は、夏休みの暑い日でも30度くらいだったような…。

で、我が家のプラモ部屋は2階なので、もう蒸し風呂のような暑さで、プラモ作る気になかなかなれません。おまけに、缶スプレーとか、破裂しないか心配です。お店やってた頃、商品の缶スプレーから中身が出てしまい、タミヤさんに送ったら暑さのせいで内圧が上がり、中身が漏れ出てしまったと判明しました。
それ以来、毎年この時期になると、缶スプレーの管理に付いて注意喚起がタミヤさんのHPに載るようになっちゃいました…。たぶん、うちのことがきっかけだったと思ってます(^_^;)。

皆様も、体調管理に気をつけて、プラモライフを送ってくださいね。

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2024年2月 5日 (月)

2024年最初の展示会を開催しました

2019年にお店「ブルーベルホビー」を閉めた時に、最後だからと盛大に作品展示会をしました。
その後コロナ禍となり、大勢が集まるイベントが軒並み中止か規模を縮小されてきました。

それが、最近ではやっとある程度緩和されてきました。
業界からは足を洗いましたが、模型が好きなことには変わりなく、また、ずっと仲良くしてくださっているモデラーさんや旧お客様の作品を展示する機会をうかがっていましたので、また開催することにしました。

今までは、津市のリージョンプラザという施設を使ってきましたが、立地としては便利なのですが、展示施設であるギャラリーの場所が分かりにくく、誘客が難しいのが難点でした。

そこで、市内に最近できた施設「津市久居アルスプラザ」のギャラリーを借りることにしました。
部屋は、まだ新しいことや最新の施設でもあることから、とてもイイ雰囲気で、展示台も、専用のものを借りられました。

1708995884dsc_2579001高校の同窓生である友人に無理矢理頼み込んで、パネルを作ってもらいました。感謝!
Dsc_2583002プラモデル制作体験コーナー。
お店時代に申し込んで、超不発に終わったガンプラ制作体験のキットが山ほど残っているので活用。
また、これまたこういう時のためにと仕込んでおいて残してあったスナップキットも使いました。

Dsc_2582001_20240205145601 搬入後のだいたいの感じ。
どうです?普通、模型展示会と言うと、どこへ行っても判を押したように長机に白布を敷いて、作品をすし詰め状態でビッシリと展示。ワタシ、それ嫌いなんですよ。観賞方向を決めて作るジオラマならともかく、特に単品作品は、見える部分はどの方向からも見られるようにするべきだし、そうしないとせっかくの作品展示が台無しです。

この展示台は、面積は狭いものの脚の高さがあるので、かがみこまなくても見られます。台の雰囲気がいいと、作品もなんだかちょっとカッコよくなったように見えますよね笑。

Dsc_2549001_20240205143901 参加者さんが、わざわざこんな物まで作ってきてくれました。
店はもうないのに、こうして懐かしがってくださるのは、本当に嬉しいです。

長くなるので、次回に続きます。

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2024年1月14日 (日)

模型展示会のお知らせ

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今月28日(日曜)に、津市久居でモケトモ達と展示会を行います。
これは、参加者さんが作ってくれた演出物です。いまだに、もうなくなった店の名前を出してくれるのは、ありがたいです。
日時や場所については、タミヤ様のサイトに掲載されています。

ご都合の合うかたは、ぜひご来場ください。

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2023年7月11日 (火)

毎度、ご無沙汰しております

またまた、半年ぶりの更新です。
仕事とか生活環境で、なかなかプラモ時間が作れなくて…。

で、一応、こんなの作りました。
フジミの、1/12 ZX-RRです。

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元のパッケージは、くまモンバイクだったんですが、現行のカワサキ車っぽく色を付けてみようと思いまして。



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先日行ってきた名古屋モーターサイクルショーで見てきたりネットで拾ったレーサー画像を真似て塗り、デカールはタミヤのキットのものを取り寄せて使いました。


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なので、当然、架空のレーサーです。
グリーンは、最近のカワサキ車はもうちょっと鮮やかなグリーンなんですが、タミヤのライムグリーンに少し緑を足して作りました。

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マーキングは、当然適当です。
各種スポンサーロゴは、デカールのフイルムが一体になっているので、できるだけそのまま貼れるところを探して、けっこう無理矢理に貼りました。

あ、相変わらず、工作の類はなにもしていません。

しかし、タミヤのバイクキットを作った後だから余計になのか、とにかく作りにくかったです…。というか、やっぱりタミヤのキットが優秀なんでしょうね。
たしかに、細かい部分までよく再現されてて、そこはすごいと思うんですが、接着代がほとんどない部品があったり、どこにどう着くのか分からない部品があったり、そもそも合わせにくいとか。そこは、メーカーの考え方の差なのかなと思いましたね。

次もバイクを制作中ですが、デカールでやらかしてしまって、停滞中…。

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2023年1月23日 (月)

久しぶりに作りました

皆様、ご無沙汰しております。
新しい仕事に就いて、約1年経ちますが、おかげさまで、なんとかやっております。
模型のほうは、まったくでしたが、少しやる気も出てきて、久しぶりに1個作りました。

フジミの、1/12ハンターカブです。
実車もとても人気の車種なので、作って勤め先のディスプレイにしようと企みました。

キットは、比較的値段が高いので、1/12の原付で、こんなにするの?と思いつつ、思い切って購入しました。が!
箱を開けてみてビックリ!すごいパーツ数です。

色プラ仕様のスナップフィットキットになっているのですが、ここまでやれるかというぐらい、色によってパーツが割られているので、その分、パーツ数が増えますよね。

で、組み始めると、以前に作ったフジミのスナップフィットとは違って、かなり部品の勘合の精度が高く、組みやすいですね。
以前作ったキットは、勘合がきつくて、かなり難儀しましたが、このキットは、かなり進化しています。
また、アンダーゲートも多用されていて、ゲート跡が目立たないようにという配慮もされています。

色プラ仕様のキットはマークがホイルシールなのですが、他に塗装仕様の白色成型のキットもあり、そちらはデカールが付いていますので、デカールを取り寄せました。

ただ、場所によってはデカールよりホイルシールのほうがむしろ質感が高いので、塗装派の方も、色プラ仕様を買って、デカールを取り寄せるのがオススメですよ(ホイルシールのほうが高い)。

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オリーブの外装色は、塗装ではなく、成型色を利用しています。
表面がピカピカに研磨されており、下手に塗るよりもツヤがあると判断しました。
デカールを貼ったので、ツヤを整えるためにクリヤーを吹きましたが、中途半端だったので、かえって肌が荒れました。それくらい、プラ表面がきれいです。

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エンジンなど、シルバーの部分は、塗装しました。




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スポークが大変細く成型されていて、ここはガンダムマーカーのメッキシルバーで塗りました。



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パーツ精度は高く、ほぼバチピタといっていい程です。
少しハメ合わせの固いところもありますが…。



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シートは開閉し、完成後も燃料キャップが見えます。
センタースタンド、サイドスタンドも可動です。

たしかに高価なキットではありますが、内容を見れば、納得のいくものでしたよ。

けっこう気に入ったので、もう何個か、色違いで作ってみたい、良キットでしたよ!

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2022年8月30日 (火)

ご無沙汰しております

今年初めに1回記事を書いたきり、更新が止まっていて、訪問に来て下さる方にはたいへん申し訳ないです。

模型店を閉めてから、しばらくはパートで食いつなぎ、一度は就職できたんですが、ここでひどい目にあってしまって、また元のパートに…。
50才過ぎてからの定職探しとなると、なかなか見つからないんですよぉ…。

で、3月からやっとまともな仕事に就くことができました。バイク関係のお仕事なんですが、プラモに出戻る前の趣味だったので、そっちにこれまた出戻ってしまった形になってしまい、そっちに気持ちが行ってて忙しいのと、プライベートでいろいろ悩み事があって、正直、プラモ作りにほとんど気持ちが向かなくなってます。プラモ趣味自体、もう辞めてしまおうかなぁ…なんて思ったこともあるくらい。

それと、店やってたときはすぐに塗装ができる環境にあったのが、そうではなくなってしまったのも、手が動かない一因であったりもします。
このブログも、1年間更新がないと、強制的に記事を書くのも編集するのもできなくなってしまうので、今日は「つなぎ」で書いています。
内容がなくて、重ねがさねスイマセン。

実は、住友さんの呼びかけで始めたキットと、もう一つお手つきがあるので、早いとこ片付けないとなぁと、気持ちは焦ってしまうのですが。

少し落ち着いたら、また再開するかと思いますので、しばらくお待ちくださいませ。

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2022年1月27日 (木)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その7 ~完成~

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ホイールは、メッキのままでもよかったのですが、ちょっと質感が違う気がしたので、プライマーを塗った上から、AKインタラクティブのポリッシュアルミで塗装しました。
写真では分かりにくいですが、メッキ塗装とツヤ消しメッキの中間的なツヤ具合で、イイ感じです。

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ガラスは、初めての試みとして、クリヤーブルーで薄く染めてみました。
加減は、わずかに色づく程度で良さそうです。


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こうして、ガヤルド、完成しました。
写真に撮ると、パールの具合があまりうまく写せませんでした。


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ナンバーは、実は映画『MI3』に登場するクルマのナンバーです。登場は一瞬なんですが…。
アオシマのウェブサイトに「ナンバープレートメーカー」というページがあり、それを使ってナンバーは作成しました。
実在のナンバーから架空のナンバーまで、簡単に作れて便利です。
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ガラスは外ハメなのですが、クリヤーの塗膜が厚いので、ハメ合わせに苦労しました。かなりタイトな設計らしく、塗膜の厚みでうまくハマらず、ガラス側の干渉する部分を削って現物合わせしたので、相当時間がかかってしまい、削りすぎて隙間が空いてしまったり…。そういう部分は、クリヤーのUVレジンを盛って、無理矢理調整しました。

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リアのウインカーは、クリヤーオレンジのランナーを伸ばし、ボディに穴を開けて差し込んで、バルブを表現してみました。詳細な実物の写真がなかなかなく、なんちゃってです。

今回も、クリヤー塗装の研磨・コンパウンド磨きは一切せず、吹きっぱなしのお気楽仕上げ。なので、鏡面仕上げにはなっていませんが、ツヤはウレタンならではのヌラヌラ具合なので、気にしません。

さて、今回の制作記はこれでおしまいです。それではまた~。

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2022年1月20日 (木)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その6

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
制作と更新が、遅々として進みませんが、今年もよろしくお付き合いいただければ嬉しいです。

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クリヤー、吹きました。
以前は、扱いやすいラッカーを主に使ってました。
ガイアカラーのEXクリヤーが、ツヤがよく肉持ちもよいので愛用してましたが、完成してから何ヶ月も経ってからクラックが入るというトラブルに何度も遭うようになり、せっかくの完成品をいくつも捨てるハメになってから、信用ができなくなりました。
当時はまだ模型店をやっていて、メーカーの方とつながりもありましたので、写真を送って改善してほしいという要望も出しましたが、なしのつぶて。結局、「名もなき販売のプロ」よりも「名のあるプロモデラー」の言うことしか聞いてもらえないんだなと思い、あきらめました。
で、ウレタンクリヤーにしました。前から、ラッカーと併用してボチボチ使っていましたが、完全に乗り換えました。
希釈率やエアー圧、風量、吹き方など、扱いはまだまだ試行錯誤中ですが、ある程度決まったときのツヤの出方は最高です。

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調子にのって、ちょっと厚く吹き過ぎました。
ラッカーと違い、乾燥後の肉ヤセがほとんど起きないので、塗膜が厚くなってしまいます。


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ただ、メンドクサガリのワタシとしては、乾燥後の研ぎを省略したいので、研がずにキレイにツヤが出すことを目指してみようと思っています。

(つづく)

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2021年12月 6日 (月)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その5

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それでは、色入れです。
タミヤのピュアオレンジを塗り、その上からパールクリヤーを上掛けしてみました。


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ベタのオレンジでもいいかなと思ったんですが、やっぱりスーパーカーですからね。パールかメタリックにしてみたいなと思いましたので。


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光の当たり方を変えないと分かりにくいんですが、軽くパールが光ります。



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ランボルギーニのエンブレムはもちろんデカールなのですが、貼るところが凹んでいます。
実車は、凹んでいるのは間違いではないのですが、そこに立体的なエンブレムが貼ってあるように見えるので、プラバンを小さく切って台座を作り、そこにデカールを貼って取り付けてみました。
黒をベースに塗ることで、スジ彫りの奥のほうに細くキレイにスミが入っているのが分かるでしょ。この感じが好きなんですよ。後入れではこうならないんです。


(つづく)

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フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その4

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…ブラックを吹いたところで、失敗しました。
なぜか分からないのですが、表面を曇らせてしまいました。カブリかなとも思ったのですが、カブリが起こるような環境では塗装しなかったので、とても不思議。
でも、なにか塗り方がまずかったのでしょう。
下色なのでこのまま進めようかとも思ったのですが、上色入れた時になにか悪さをする予感がマンマンでしたので、一度はく離剤で落としました。
パテ類も全部落ちましたので、そこからやり直しです…。
はく離剤で、プラ表面が少し荒れたので、調整します。

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再度黒をを吹いて乾燥後、下色を入れます。
このクルマは、オレンジで塗ると決めているので、この色を使います。ちょうど溶いた卵のような色ですね。
下地の黒を隠ぺいしつつ、上のオレンジの発色をよくします(「よくする」というより、少ない塗り重ねで発色するように)。

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缶スプレーに入った塗料を取り出します。
そのまま紙コップ等に吹き入れると、吹き返しがすごくて、無駄が多いし、部屋に塗料ミストが充満します。
そこで、このような延長ノズルを取り付けて吹くと、霧状に出ませんので、上記のようなことがなく、ラクに塗料が取り出せますよ。オススメの方法です。

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私は、カーモデルなど「ベタ塗り」をする際は、エアーブラシではなくスプレーガンを使うようになりました。一度使ってしまうと、もうエアーブラシには戻れません。
「0.5mm口径のエアーブラシなら、いいやん」という声も聞こえてきそうですが、エアーブラシとスプレーガンは根本的に違います。エアーブラシは、「薄く吹くための道具」と思っている方が多いように思いますが、それはちょっと違います。あくまで「細い線を描くための塗装機器」で、広い面を均一にムラなく塗装するのにはそもそも向いていません。口径が大きくても、描ける線がより太くなるだけです。面ではなく線なのです。
筆で例えるなら、エアーブラシはどこまでいっても細筆・面相筆に相当します。皆さん、もしも車・戦車・飛行機等の車体・機体を筆で塗るとしたら、わざわざ細筆を使いますか??平筆を選ぶでしょう?
0.3mm以下のエアーブラシは、面相筆に相当します。そんな不毛な作業はしないでしょう。
スプレーガンはそもそも広い面に均一にムラなくキレイな塗膜を作るための塗装機器ですので、噴霧パターンがエアーブラシとは違います。また調整の範囲も広いので、使いこなすのにはトライ&エラーが必要で、ワタシもいまだに使いこなせてはいません。
でも、圧倒的に塗装がラクで、ムラなくキレイに塗れます。

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スジ彫りに入っている黒を塗りつぶさないように注意しながら、色を乗せて黒を隠します。
白味が入っているので、十分に黒を隠せます。
(つづく)

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2021年11月27日 (土)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その3

スイマセン…また日が空いてしまいました。


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サフを吹きました。




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サフを吹くと、なにか一仕事終わった気がしてしまいますねぇ。



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ミラー部品のところ、大きな峰があります。
これが、実車どおりなのか、パーティングラインなのか、判断がつきません。
でも、なんか変なので、削って滑らかにしておきました。

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私は、ボディをまず真っ黒に塗ることにしています。
一気に全体を黒で塗ってしまうと、スジ彫りのところに塗料が回らず、塗り残しになってしまうので、スジ彫りに沿って、エアーブラシでグロスの黒を吹き込んでいきます。

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溝の中全体に塗料が行き渡るように、斜めからも吹いていきます。



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それから、全体を真っ黒に塗装します。
これは、缶スプレーかスプレーガンで、一気に塗ります。
乾いたら、下地の色入れです。
(続く)

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2021年10月16日 (土)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その2

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後ろに、ダボによるヒケがあります。




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で、パテ埋め。
タミヤの調色スティックは、パテ埋めのヘラとかにも使えて、超便利。


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パテは、パーフェクトプラスチックパテ。
一液性なので、使い方はラッカーパテと同じですけど、水性なので溶剤臭がしないし、乾燥後や切削後のヒケがほとんどなく、使いやすいですよ。
あまり売ってないと思います(存在を知らないお店が多いと思います)けど、おススメです。

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2021年10月10日 (日)

フジミ 1/24 ランボルギーニ・ガヤルド その1

これを作っていきます。

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フジミの、1/24ランボルギーニ・ガヤルドです。

箱を開けると、真っ黄色の成型色がまぶしいキットです。




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タミヤ以外のキットは、塗装指示が、ほとんどはクレオスの色番号で指示されています。これがまったく覚えられません。おまけに水性ホビーカラーのほうなので、まったく役に立たないのですよ。
なので、タミヤカラーの色番号に置き換えます。
こうしておくと、色のイメージが湧きやすくなります。
(つづく)

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2021年10月 8日 (金)

ちょっとしたこと…

模型店を閉めてから2年経ちますが、この間、ほとんどこのブログの更新ができていないのに見に来てくださっている方々、どうもありがとうございます。
模型への気持ちがなくなったわけではなく、模型を辞めたわけでもないんです。ただ、ちょっとした理由がありまして…。今日は、そのお話をしたいと思います。
少し重い話なので、楽しい話題をお読みになりたい方は、この記事はスルーしてくださいね。











実はですね、私、数年前から、「うつ病」を患ってしまいまして。

うつの治療の第一歩は、まず休む、休息をとることなんだそうです。とはいえ、私の場合、仕事も家事もせず休んでいたら、生きていけませんから、そこは少し無理をしてでもやっています。
でも、楽しいはずのこと、例えばまさにプラモ制作とかバイクに乗ったりとかが、全然できないんですね。また、できたとしても、まったく楽しくありません。
やりたいという気持ちは、すごくあるんです。だから、キットの箱を眺めて、次はどれ作ろうか?とか、考えたりはするのです。
でも、まったく体が動かない、やろうという気になれないんですよ…。

例えば休みの日、午前中にやらなければいけない用事を入れますが、それが終わるともうぐったりしてしまって、午後はもう座ってる気力もなくなって、ぐた~っと横になってしまいます。気付いたら、なにもしないまま夕方です。
うつ病というのはここがやっかいでして、外から見る分にはただの無気力、グータラしてるだけにしか見えないと思うんですね。でも、体が重いというか、気力が湧かない、自分の力ではどうしようもないんです。
ここは、この病気を患った人にしか、たぶん分からないだろうと思います。
とにかく、楽しいはずのこと、好きなはずのことが、まったく楽しめないんです。このもどかしさというか歯がゆさといったらありません。

プラモ作りなんて、あくまで個人の趣味、自分のためにすることですよね? ですから、プラモを誰かのために作ってプレゼントしようとか、そんな「理由づけ・動機づけ」があるときのほうが、むしろやる気が出たりします。

月に1回診察があるのですが、1ヵ月前に、先生に頼んで、うつの薬を出してもらいました。これまでは、安定剤のような薬をずっと飲んできて、うつの薬は処方されなかったのですが、もどかしさに耐えられなくなり、頼んで出してもらいました。
そのおかげか、最近、少しやる気が出るようになってきた気がします。

なので、これから、少しずつですが記事もアップしていけるかなと思っています。が、そこはなにぶん、気持ち次第なので、どうか気長にお付き合いいただければと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

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2021年8月28日 (土)

ご無沙汰してます

すっかりご無沙汰してしまって、スイマセン。
やっぱり、店を閉めてしまうと制作意欲ががっくりと減ってしまいまして…。
店やってたときは、制作、特に塗装したいときにすぐできる環境だったのに、家になってそれがなくなってしまったのが大きいですね。

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ただ、こんなのをこそっと作ったりしてました。
タミヤの350Zです。
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このキット、生産終了になるようで、今予約取りされてます。
いいキットがどんどんなくなっていきますね。
車軸は金属棒、シャシーの再現もかなり省略されているので、作りごたえが欲しいユーザーには物足らないかもしれませんが、見えるところしか気にしないという、自分のようなユーザーや、気軽にいいキットを楽しみたいかたにはピッタリのキットです。
欲しいかたは、今のうちに残っているキットを救出するか、お店に予約しておきましょう。

さて、次の更新はいつになるか分かりませんが、気長に待っていてください。
ではでは~。

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2020年9月24日 (木)

祝!復帰

以前からリンクさせていただいてました、住友たかひろさんのウェブサイト『週末模型親父の部屋』。
特に独特の色彩感覚で塗装されたミリタリー系の作品は素晴らしく、模型誌の誌面を飾ることも多かったと記憶しています。

ところが、ある日、急にサイトが閉鎖になっていて、大変驚きました。
一時的なものかと思っていましたが、サイトに閉鎖した旨記載されていて、どうしたんだろうと勝手に心配したものでした。
そのため、リンクも削除してしいました。

その住友さんが、1年半ぶりに模型制作を再開された様子です。
復帰作は、(たぶん)ハセガワの1/24VWバンのようで、ミリタリーキットではありませんが、いきなりのスクラッチも含まれてます。独特な色調も、ブランクを感じさせないものになっていて素晴らしいです。

またリンクを復活させていただいたので、ぜひよろしくお願いします。皆さんも、また閲覧に行ってみてくださいね。

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2020年9月17日 (木)

モケトモたちと「バーチャル・オー集」!

コロナ禍で、様々なイベントが中止や規模縮小になっていますが、各地の模型イベントも同様で、年内は軒並み中止に。
展示会関係など、これを励みに作品を制作されている方も多いので、張り合いがなくなる方も少なくないことでしょう。

カーモデル愛好者の集まりであるオートモデラーの集い、通称オー集も、本来なら全国各地で開催されるのですが、おそらく全滅。まあ、この状況下では開催ははばかられるので、仕方ないですけどね。

そこで、店時代のお客様である模型転倒虫さんが旗振りしてくれて、自分の店での交流がきっかけで今も親交のあるモデラーさんが集まって、バーチャルの展示会が始まりました。題して「モケトモ展示on web」です。
ここのところ、毎年の名古屋オー集で、このモケトモたちで合同展示企画をしてきました。今年は「オープンカー」でやろうと言っていたのですが、先に書いたように集まりは中止に…。
そこで、せっかくの作品なので見ていただく機会を作ろうってことなんです。

模型転倒虫さんが、ご自身のウェブサイト上で、本来なら今年の名古屋オー集に持って行くであろう作品を、順次紹介してくれています。
皆さんの素晴らしい作品が掲載されてきます。ぜひご覧になってください。

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2020年8月31日 (月)

『GTロマン』のマスター 完結

クルマのほうも出来上がり、カフェロマンのマスター号、完成しました。

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ハコスカのキットは、ストリートカスタムverなのですが、ロマンのマスターはノーマルにこだわりがある(というようなセリフが、マンガのどこかにあったような気がする…)ので、ホイール以外はドノーマルに組みました。
車体の上下合体の際に、どこかが干渉してキッチリ奥までハマり込まず苦労しました。結局、どこが干渉してるのか分かりませんでした

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フロントライトのレンズが、もうちょっと奥まったところまでハマり込むほうが「らしい」ように思うのですが。

ナンバープレートは、なんとズバリのナンバーのデカールがフジミのキットに入っているので、取り寄せて流用しました。

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再度の窓を開けたので、力を入れたフィギュアもなんとか見えますね。

ハコスカ、やっぱりカッコいいですね!
カスタム仕様用のパーツが余ってしまってもったいないので、もう1個ノーマル仕様のキットを買って作ろうかと思ってます。

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2020年8月21日 (金)

『GTロマン』のマスター つづき

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塗装をしました。

いつもどおり、下色をタミヤアクリルでざっと吹き付けて、タミヤエナメルで上色を筆塗り。




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ワイシャツは色が白いので写真では分かりにくいですが、ミリタリーフィギュアと同じ要領で、明暗入れをしています。
腰から下は、クルマに乗せたらまったく見えなくなるので、黒く塗っただけ。見いないところは手を抜きますよ。



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胸ポケットにはタバコも入れました。一応銀で塗っておきましたが、まったく見えません…。






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サングラスは、クリヤーを塗ってレンズらしさを出してみました。
これで完成!

とりあえず、個人的には満足いくものになりました。逆に言えば、自分のスキルではこれが精一杯。


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さっそくクルマに乗せてみました。








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この時点で、下半身はまったく見えません。
ボディをかぶせたら、顔も見えにくくなるとは思いますが、カーモデルもフィギュアが乗るといいものですね。

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2020年8月 6日 (木)

『GTロマン』のマスター

ずいぶん前の話ですが、お店時代の常連さんで今はモケトモの模型転倒虫さんから『GTロマン』というマンガを全巻お借りして読んだところ、なかなかマニアックで、おもしろかったです。
で、単細胞な私は、このマンガの主人公である、喫茶店ロマンのマスターの駆るハコスカを作ってみたくなり、タミヤのキットに手を付けました。

で、このキットに付属しているドライバーのフィギュアを改造してこのマスターに仕立てようと思い立ち、やってみることにしました。

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元は、このおじさん(お兄さん?)です。
顔が全然違うので、ここから改造していきます。
服もセーター姿なので、これをワイシャツに直していきます。




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ゴリゴリ削って盛って削って、髪形をリーゼントに。
サングラスをかけるので、目を省略できるのはありがたいです。
目の部分を隠して、それ以外が似るように作っていきました。
特に口元。ニヤッとした感じになるよう、口角を彫りました。





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透明プラのランナーで、試しにサングラスを作ってみました。
あとで黒く塗ろうと思ったんですが、小さくて難しいので、最初から黒いプラで作ることに。









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黒いランナーを台形のようなレンズの形に削り、薄く2枚切り出します。
あと、伸ばしランナーを細く切り出して、テンプルとツルを作り、接着。
出来たら実際に顔にかけてみて、しっくりくるように何個か作りました。



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で、最終的に、顔はこんな感じに。
この後、胴体や腕を工作。プラバンでシャツの襟を、エポパテで蝶ネクタイやシャツや胸ポケットを作りました。腕は長袖のセーターを削って腕まくりをさせました。

フィギュアの改造なんてほぼしないですし、ましてや、こんな大改造は初めて。
うまくいくか心配でしたが、個人的には十分満足です。

(あと1回つづく)

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2020年7月19日 (日)

MGザク2 Ver2.0 その8 <完成>

兵装の組み立てと塗装をしていきます。

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ザクバズーカは、黒メタで塗った後、ウレタンクリヤーを吹いていったんピカピカに。

ただ、ちょっと持たせてみたらしっくりこなかったので、さらにフラットベースを混ぜたウレタンクリヤーを吹いてツヤを消しました。

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ヒートホークは、刃の焼けを表現。
刃先から、クリヤーブルー、クリヤーレッド、クリヤーイエローを、少し重ねながら吹き重ねました。
このキットでは、ここで初めてエアーブラシを使用。



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バズーカを持たせ、ヒートホークを装着。
バズーカは、後で落ちてしまうと困るので手のひらに接着しました。





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これにて完成です!
武器以外は、テカテカのツヤあり仕上げです。

ウレタンクリヤーは、扱いに慣れが必要ですが、扱い方を会得すれば素晴らしい仕上がりが得られますね。








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フレームから作り始めて各パーツの塗装まで、当初は面倒なんですが、そこさえ乗り越えればあとは一気に組んでいくだけ。新しいMGのキットは、なかなか楽しめました。
このザクは、少なくとももう1個は作りたくなりましたね。

(おしまい)

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2020年7月16日 (木)

MGザク2 Ver2.0 その7

下半身のほうも、順調に組み上がります。
しかし、いつも思うのですが、塗装して部分的に組み上がった部分(腕・脚)を、胴体にハメ込むときって、ホントに緊張しますね。
重量を支える分(MGは中身が詰まっていてけっこう重い)、関節もシッカリしていて、力を入れてバッチン!とハメ込むので、勢い余って壊してしまいそうで、怖いです。

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これで、本体は出来上がりました!
足の甲(っていうのかな)だけブルーにしています。これも、贈る人のイメージにしています。
ただ、甲の真ん中の動く部分?(なんて表現すればいいんだ?もどかしい)だけは黒か赤にしたほうがカッコよかったかな?とも、組み上げてみて思いました。






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脚の後ろ側も、けっこうツヤツヤに仕上がりました。満足です。













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モノアイは、あんまり光を拾わないので、真っ暗に見えます。
LEDでも仕込んであげると、見栄えするかも。

(もう1回だけ、しつこくつづく)

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2020年7月13日 (月)

MGザク2 Ver2.0 その6

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クリヤーが無事硬化しました。
ウレタンは硬化が早いので、作業ははかどりますね。ラッカーだと、芯までしっかり乾燥するのに1週間はかかりますからね。特に、塗装したパーツに力を加えてハメ込んでいかないといけないガンプラは、塗膜がしっかり固まっていないと、はがれたり指紋がついたりするので怖いのです。

ほとんどの部位は、研磨の必要性を感じないほどテカテカに塗れました。

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胸部も組み上げていきます。
胸の黒メタのところは、ちょっとツヤがひけていました。ウレタンクリヤー塗装、やっぱりまだヘタクソです。
胴体の色は、ちょっと思惑どおりにはいきませんでした。特に、ガイアのガラスパールは、この色には似合いませんでした。う~ん、色のセンスがなくて残念。

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地上用のJ型なので、背中のバーニアはあっさりした造形です。
腹部だけ黒にしています。贈る相手の腹黒さを表現してみました笑。





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腕も組んで、上半身が出来上がりました。
外装の塗装さえ済めば、MGのキットはどんどん形になっていきますね。

(つづく)

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2020年7月 8日 (水)

MGザク2 Ver2.0 その5

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では、外装パーツの塗装を進めていきます。
通常のザクでの薄いグリーンにあたるところは、赤のキャンディにする計画です。
まずは、タミヤTSカラーのメタ赤で塗装します。ここは、ラクして缶スプレーのまま、バンバン塗りました。缶スプレーって毛嫌いする方や、なにか程度の低い塗り方(「エアーブラシのほうがエライのだ!」)だと思っているような方が見受けられますが、準備も後片付けもいらずすぐに塗れるので、使い方の勘所さえ覚えればとても有用だと思って、自分は多用するほうです。

それにしても、この持ち手棒の多さには辟易としていまいますね…。ガンプラはこれがめんどい…。

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続いて、メタ赤の乾燥後に、シャドウを入れるため、すべてのパーツにクリヤーブラックを薄く吹きました。
その後、ガイアのクリヤーレッドを数回重ね吹きして、赤みを増していきます。
色付きの変化が少しずつなので目がバカになって、気付いたら吹きすぎてた!というミスをよくしますので、「あと1回」と欲張ってやりすぎないように慎重に。

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十分乾燥したらクリヤーがけです。
今回は、プラモを知らない人に贈るので、堅牢性を重視して、クリヤーはウレタンを使うことに。

ウレタンクリヤーは、実車用の2液性ウレタン塗料の小分け売りのものを持っているのですが、使う頻度が低いので、中途半端に減った硬化剤が固まってしまって使えなくなっていました。
そこで急きょ買い足し。

こちらも当然、エアーブラシではなくスプレーガンで塗っていきます。
低圧タイプの小型ガンを使っていますが、それでもエアーブラシに比べて大量のエアーを使って吹き付けますし、吹き付けパターンも違うので(エアーブラシはスポット丸吹きですが、ガンはまんべんなく噴霧されます)、噴霧が微粒子で、とても美しい塗り肌になります。

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塗っただけですが、この時点でもうテカテカで、塗り肌もほとんどありません。肩アーマーは、りんご飴のようになっています笑。

ガンプラのパーツは形も複雑なので、このままツヤびけなく硬化してくれたら、磨きはなしで済ませたいと思います。

(つづく)

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2020年7月 5日 (日)

MGザク2 Ver2.0 その4

 
バンダイのキットは、ところどころに、他社にはない技術を織り交ぜてきます。
単にパーツの精度が高いというようなことではなく、素人には「いったい、どうやって成型してるんだろう?」と思うような、特殊成型が得意ですね。

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このキットでも、動力パイプのところがそうです。
芯となるグレイのPEパーツの上に、グリーンのPSパーツが覆い重なるように成型されています。
バンダイのキットは、基本的には無塗装で作ることが前提で設計されていますが、これは塗装派のかたへの配慮でしょうか。元々パイプ部品の中に通っている芯は、言ってみれば「捨て芯」で、これ自体に意味はありません。
この状態で塗装し、この捨て芯につながる、実際の芯にスライドさせていけば、動力パイプが出来上がるというカラクリなのです。これはスゴイですね。
昔に作ったMGガンダムでも、脚のフレームや手が、同様に二重成型されていて、ランナーから切り離すともう組み上がった状態になっているという、なんとも不思議な成型になっていましたが、それと同じような感じです。

ところがです。塗装する前に本当にスライドするのかと興味本位で触ってみたところ、貼りついたよう硬くて、まったく動きません…。
とはいえ、動いてくれないことには始まりませんから、力いっぱい引っ張ってみたら、いくらか動いてくれました。
でも、塗装後の部品にこんなに力を加えていては、塗膜がはがれるか指紋が派手に付くかに決まってます。

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そこで、いくつか部品を抜いてみたところ、写真の矢印ように、パーツどうしの間に、まるで竹の節のような盛り上がりができています。
あくまで推測ですが、芯のPE樹脂と、外側のPS樹脂では、成型した後の収縮率が違ってるんでしょうね。プロがそこを計算していなかったとは思えませんが、計算が間違っていたか計算以上だったのか、それとも製造直後はよくてもその後の流通過程での経時変化か、PS樹脂のほうが強く収縮したんでしょう。で、外側のPS樹脂が芯のPEを締め付けるようにして食い込んでしまったんでしょうね。

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仕方ないので、まずは無理やりにでもパーツを動かした後、この節を削り落しました。
PE樹脂のため、軟らかくてヤスリが利かないので、ナイフで切るように削って径を細くし、あらためて部品を通し直して塗装、という工程とすることにしました。

とにかく、指先が痛いです…。これからこのキットを作ろうというかたは、要注意です。

(つづく)

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2020年7月 1日 (水)

MGザク2 Ver2.0 その3

フレームは早々に出来上がりました。
外装部品を塗装してしまわないと先に進めませんので、塗装してしまいます。

今回は、腕や脚など、通常のザクなら薄いグリーンになる部分を赤色に、足の部分を青色にする、というところまでは最初から決めてました。
ただ、胴体の部分をどうするか、イメージができていません。

こういうときは、ネットで画像の検索をかけるとヒントが出てくることがあります。つくづく便利な時代になりました。
「青 赤」というワードで検索かけると、青と赤のコーディネートって、意外にありるもんなんですね。
で、青と赤にボルドーを組み合わせた写真が出てきまして、これが気に入ったので、胴体はボルドーっぽい紫に決定です。
ちょっと茶色っぽい紫というんでしょうか。渋い色です。
そして、すべてメタリックかキャンディーの塗装にしてクリヤーをかけ、ピカピカの派手な仕上がりを目指します。

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タミヤのライトガンメタルで下地を塗装した上に、ガイアカラーのボルドーをクリヤーで薄く割ったものを何層か塗装し、さらにガイアのガラスパールをパラッと上がけしてみました。
ただ、元々ソリッドカラーのものは、クリヤーで割ったぐらいでは意外に薄まらないもので、下地のガンメタはほとんど分からなくなっちゃいました。
また、ガラスパールは青白く輝くパールなので、ボルドー色とはケンカしちゃう感じで、ちょとイメージとは違う感じになってしまいました。

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乾燥後に上がけクリヤーを塗装します。
今回はプレゼント品ということで、堅牢性重視で久しぶりのウレタンクリヤーにします。
ウレタンクリヤーは、持ってはいますが使用頻度が少ないせいで、硬化剤が缶の中で固まってしまっていましたので、新たに購入。

塗装は、カーモデルと同じですべてのパーツをベタ塗りしますので、エアーブラシは使わず、スプレーガンを使います。
おかげで、非常に滑らかな塗り肌になりました。なにもしなくてもすでにテカテカです。これなら、研磨は必要なさそうです。

(つづく)

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2020年6月28日 (日)

MGザク2 Ver2.0 その2

では、さっそく作っていきます。

今回は、ブログに制作記をしたためるつもりがなく作り始めたので、写真をちゃんと撮っていませんでした。
ですので、あまり写真がありません。すいません。

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フレームからどんどん組み進めます。
部品は多いですが、すいすいと進みます。ガンプラですので接着の必要はないのですが、隙間が空いて欲しくないところは一応接着しながら作ります。
ABS素材ですので、一般的なプラスチック(PS素材)用接着剤は効きません。「プラスチックマジック」という、海外製の万能接着剤を使います。

今回はプレゼント用です。ちゃんとケースに入れて渡すので、完成後にクキクキ動かして遊んでもらうことを考えてません。
ですので、フレームはある程度組んでしまって、まとめて塗装することにします。
これらのフレームは、タミヤの缶スプレーのガンシップグレイ1色で一気に塗っちゃいます。どうせ、間接以外は見えなくなりますからね。
サフも吹きませんが、念のためミッチャクロンをスプレーしておきました。

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塗装場に立つの、何ヶ月ぶりでしょうか笑。
タミヤのツインファンに買い替えて、手前に段ボールで作った囲いを付けてます。フィルターは、100均の換気扇用です。すぐに詰まるので、どんどん取り替えます。


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戦車模型のような迷彩塗装をするわけでもなし、カーモデルと同じでベタ塗りオンリーなので、エアーブラシは使わず、缶スプレーとスプレーガンで塗装することにします。

(つづく)

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2020年6月27日 (土)

MGザク2 Ver2.0 その1

コロナウイルス騒ぎになってしばらく経ちます。外出自粛で、モチベーションいっぱいのモデラーにとっては制作がはかどった期間だったかもしれませんが、ワタクシ実は、前回の制作会からこっち、まったくプラモには触ってすらいませんでした。全然意欲がわかないんですよね~。
そういえば、店をたたんでもう早1年になろうとしていますが、結局あの頃の制作環境が快適すぎて、家に作った環境では、もう面倒になっちゃって。いやいや、それではダメなんですが。
それに、お客様との触れ合いも楽しくて、それがなくなってしまったことで、張り合いもなくしてしまいました。

ところが、あるきっかけでちょっとプレゼント用にプラモを作ろうと思い立ち、やる気がでました。
自分の拙作なぞ、作っている人が見ればなんてことない駄作ばかりなんですが、プラモを知らないかたが見ると異様に驚いて、贈ると喜んでくれるんですね笑。なんの役にも立たないけど。
それが面白くって、自分のために作るより、他人のために作るほうが、俄然やる気が出るんです。

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で、そのキットに選んだのが、こちら。
ガンプラです。MGのザク2。
発売されてからけっこう経つと思うんですが、一度作ってはみたいと思ってました。
模型屋さんを何軒かはしごして、最後に行ったお店でグフとこれとでどっちにしようかう~んと散々悩んで、こちらにしました。
模型屋さんでプラモ買うの、10年ぶりですよ。

ところで、昔に比べて、ガンプラの店頭在庫って少なくなったんですね。個人店さんはともかく、量販店なら以前はMGの箱はズラリと面出しで陳列されていたものですが、今は数えるほどしかなく(HGはいっぱいある)、「あ~、ガンプラもMGはそんなに売れないのかなぁ」と思ってしまいました。バンダイは以前から計画生産をしていますが、量も一度にたくさんは生産せず、予約取りして売り切るだけしか生産しないのかも。それか、皆さんネットでポチ!ばっかりになって、お店が置かなくなったのか…。どっちにしても、寂しい話です。

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さて、MGといえば、1/144相当のHGに比べてサイズも大きく迫力がある代わりに、部品点数も多くて大変という印象ですが、パネルラインで部品が巧みに分割さているので、部品の合わせ目処理がいらず(消す必要のある合わせ目がない)、実はHGより制作はラクなんですよね。

フレームとなる骨組みを組み立て、そこに外装部品を貼りつけていくという、ある意味実物のMSを再現するような手順となるわけです。


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一応、これが完成見本。カッコいいですね!

自分は、プレゼント用ということで、組み立て自体はまんま素組みですが、塗装で遊んで、贈るかたの専用機という仕様にしていきます。

(つづく)

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