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2018年3月 8日 (木)

【私的エアーブラシ考察】エアーブラシ購入時の選定法

「初めてエアーブラシを買う時には、どんなのがいいのか?」という素朴な疑問に、よくあるのは「0.3mm口径が、オールマイティーでいいでしょう」という話。
私もそう思っていましたし、今でもそういう回答をさせていただくとこもあります。
でも、基本的には「どんな模型を塗るのか? どんな塗り方に使うのか?」が先決で、まずそれを必ずうかがうことにしています。

具体的には、端的に言えば「迷彩塗装をするのか? ベタ塗りのみなのか、グラデーション等をかけるのか?」ということ、つまり、大事なのは、細吹きをするかどうかということです。

例えば、カーモデルでしたら、ほとんどの場合、すべての塗装がベタ塗りです。そうであれば、細吹きの必要がないので、0.3mm以下を選ぶ必要はありません。まずは0.5mmが最適です。小さな部品を塗装するぶんに、口径が大きくてもまったく問題ありません。絞って細く吹けばよいのです。
筆に例えると分かりやすいかと思うのですが、大きい面を筆で塗るのに、わざわざ面相筆を使うことはないでしょう。塗れないことはありませんが、まったくムダな労力です。

今までお話してきたように、単にノズル口径だけでエアーブラシを選ぶのは、オススメできません。「どんな塗装をするのか」によって、オススメするものは変わってきますし、場合によってはコンプレッサー等の選択まで影響してきます。

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2017年5月23日 (火)

ホルベイン ブラックリセーブル筆

以前から(というか、弊店開業当初から)、プラモ塗装にはリス毛の水彩筆が、相性がよろしいですよと、かなりしつこくご紹介してきましたが、こういうものを声高にオススメしているのが、たぶんウチくらいしかないようで、とてももったいないので、動画に撮ってみました。

誤解を与えるといけませんので念押しいたしますが、私の塗装の腕前とか、そういうことをアピールしたいのではなく、あくまでも筆の良さを知っていただきたくて撮っています。

あまり手元がアップに映っていないので、分かりにくくて恐縮ですが、ご興味が出たら、ぜひ一度店頭で実際にお試しください。
道具なんて、使ってみないと分からないですからねぇ。

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2016年9月15日 (木)

タミヤTSカラーの黒がスゴイ

特にカーモデルを作る際に、使用頻度の高い色が「黒」ではないでしょうか?
ボディーなどはツヤあり、下周りやプラスチック部分には半ツヤ、内装やゴム部分にはツヤ消しと、3種類のツヤ具合の黒を使い分けなければいけません。

また、シャシーのような大きな部品もあれば、内装や足周りの小物部品まで、大きさも様々です。

ところが、ツヤありはともかく、半ツヤとツヤ消しのツヤ加減が、メーカーや塗料によってまちまちで、どっちがどっちか、区別が難しかったりします。

タミヤのTSカラー(缶スプレー入り塗料)は、この3種類のツヤ加減が絶妙に変えてあり、見事に使い分けることができます。

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特にツヤ消しのTS-6は、見事なまでにツヤが消えます。このスプーンに吹いたサンプルも、パラ吹きしたのではなく、あえてたっぷりと吹いていますが、このツヤ消しっぷりです。
かと言って、白化もありません。



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その代わりに粒子感は強めで、ちょっとやり過ぎでは?と思ってしまうほどですが、これぐらいの違いがあったほうが、模型に塗ったときの差が感じやすいと思います。
ツヤありとツヤ消しの差が大きいおかげで、半ツヤもしっかり「半ツヤ」と分かります。

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最近はエアーブラシがずいぶん普及したので、「缶スプレーなんて使えない」という声も聞こえてきますが、私はそうは思いません。

エアーブラシだと、特に小さいパーツを塗るときなど、塗っている時間よりも準備と片付けのほうが長くかかるし、パーツの大小に関わらず、洗浄にかかる手間と消費するシンナーは同じです。
カーモデルですと、パーツを1色で塗りつぶす場合が多いですから、缶スプレーならあっという間です。この差は大きいですよ。これを知ってから、私は半ツヤはこればかり使ってます。

エアーブラシで吹くほうが缶スプレーで吹くより優れている・・・みたいな風潮もあったりするように感じることがありますが、中身はれっきとしたラッカー塗料であり、ビン入り塗料に劣るものではありません。エアーブラシという塗装機器で吹くのかエアーゾールかの違いだけでは、作品の優劣とは無関係ですよね。

ただ、もちろん良いことばかりではなくて、コスト面で高くつくのは確かです。1本あたりの内容量は、ビン入り塗料5本分なので、むしろ割安なのですが、構造上、大量の塗料が噴射されてしまうため無駄が多いですからね。
それに、噴霧状態については、霧の細かさや、噴霧量のコントロールができるという点ではエアーブラシに軍配が上がります。

でも、それだけでエアーゾール塗料を毛嫌いするのは、実にもったいないと思います。特にタミヤの缶スプレー塗料は、色の乗りがよく、とても吹きやすく造られています。また、ビン入りにはない色もあって、とても重宝しますよ。

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2016年7月13日 (水)

スジ彫り用工具、使い比べ その2

動画に撮ってみました。 ワークと体との間に カメラがあるせいで、非常に難しい態勢で作業してるので、手元がおぼつかないのはご容赦ください(老眼のせいで、ちょうど見えにくい距離なんです…)。

 

どれが良いとは一概には言えませんが、作業が早いのはラインチゼルです。唯一、刃の形状が違うので、断然よく彫れます。

次によく彫れるのは、ファンテックだと感じます。BMCタガネに比べて刃の角度が大きく、軸も太くて短いため、カッチリとした剛性感があるので、ある程度刃を立てた状態でも安心して彫れます。

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スジ彫り工具3種、使い比べ

先日、ファンテックから新しいスジ彫り用工具が発売されました。
スジ彫り用工具といえば、スジボリ堂の「BMCタガネ」がとても有名です。それ以外にも、様々なメーカーから発売されている工具です。それを承知の上で、後発メーカーながら新発売されただけに、この商品は気になっていました。

そこで、今手持ちの工具と、使い比べてみます。

ただ、工具というのは、単に「良い悪い」だけではなく、「好き嫌い」が反映されやすいので、これも、あくまでも私の個人的な感想として、参考のひとつにしていただければと思います。

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右から、BMCタガネ、クレオスのラインチゼル、そしてファンテックのスジ彫り用カーバイトです。











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ラインチゼルは、専用のハンドルで刃を保持します。

ファンテックも同様にホルダーが必要です。専用のホルダーが併売されていますが、3.2mmのドリルが使えるピンバイス等でも代用できます。

BMCタガネは、このままでも使えますが、別売の専用ホルダーを使うとうんと保持しやすくなるので、個人的にはこちらもホルダー併用をオススメします。

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ただ、ファンテックについては、このピンバイスで使うと、お尻のほうが重くなってバランスが悪いです。

そこで、ピンバイスのお尻の部分を外してしまいます。ただ、持つところが短くなってしまうので、工具を奥いっぱいまで挿入せずに少し余してくわえます。この状態で使うのが自分には合っています。




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横から見た先端の形状は、これだけ違います。すべて、刃幅は0.2mmです。

ファンテックとBMCタガネは、よく似た形ですが、BMCのほうが先が鋭利で、全体が薄くノミのような形をしているのに対し、ファンテックのほうは見ての通り刃に厚みがあり、ナイフのような形をしてます。刃を寝かせて、写真右下方向に引きずるようにひっかいて使います。

ラインチゼルは明らかに形が違い、鉤爪状です。こちらも、同じ方向にひっかくように使います。

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ハセガワの、ミニ・クロスオーバーのボディー部品です。カーモデルにしてはスジ彫りモールドが浅く、塗装してクリアーを上掛けしたら、ほとんど埋まってしまうでしょう。
こちらのスジ彫りを、彫り増ししてみます。


(つづく)

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2015年9月26日 (土)

【私的エアーブラシ考察】0.5mmの有用性

今回の記事は、手前味噌ですが半分は宣伝になっちゃいます。どうかご了承ください。


今まで書いたことから考えると、同じエアーブラシでも、部品によって吹き味を変えることができるわけです。 まずは、下の動画をご覧ください。
これは、岩田の「レボリューションシリーズ」の0.5mmノズルのガンを吹いたところです。今まで書いてきたとおり、レバーの引き代に応じて、霧の太さと濃さが変化します。0.5mmでも、精度の高いガンなら意外なほど細吹きが利くので、実はこのガンで、1/35スケールの戦車の、大きいパターンの迷彩なら十分塗装できます。

次に、下の動画をご覧ください。

これは、ガンは同じで、違う仕様のニードルを付け替えたときの様子です。
画像ではやはり分かりにくいので、本当は実際に見ていただくといいのですが、こちらは、レバーの引き始めから、少し広く霧が出ます。あえて中心に霧を集めず、均一に粒子が飛ぶようにしているからです。そのため、細吹きが利きません。
そして、レバーを引いても戻しても、霧の広がり方はあまり変わらず、霧の濃さだけが変わります。つまり、「薄く広く塗れるエアーブラシ」になっています。

これは、スプレーガンの噴霧をヒントに考えついたもので、 カーモデルのボディーのように、均一にベタで塗る際には、0.3mmのガンで塗るよりずっと効率的に、しかもムラなく塗装することができます。特にメタリックを塗ってもらうと、ハッキリと違いが分かります。

実は、この特性を備えた機種は、ちゃんと存在します。岩田の「HP-TH」がそうです。こちらのほうが、さらに広い面を均一に塗装するのには高い効果を発揮します。
ただ、トリガータイプで少々高価なのが玉にキズなんです。そこで、低価格帯の機種でなんとかできないかと考えたのが、この「HP-CRオリジナル仕様」なんです。

(つづく)

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2015年9月22日 (火)

【私的エアーブラシ考察】ノズル口径=吹ける太さ?

前回は、エアーブラシの噴霧は、「ニードルの引き代で、噴霧量だけでなく、噴霧パターン幅も変化する」ということと、「エアーブラシの本分は細吹きにあり」というお話をいたしました。

では、そのパターン幅はノズル口径だけできまるのでしょうか?

たしかに、ノズル口径の大きいものは、パターンが大きくなります。
でも、それだけで決まるわけではないようです。

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先日の動画で使ったのは、岩田の0.3mmで、「HP-CP」という機種です。




Hpcs
これは、同じく岩田の0.3mmですが、「HP-CS」という機種です。
HP-CPより低価格帯の「エクリプス」というシリーズの機種になりますが、単に安いだけというわけではなく、設計や部品形状が違うため、製品特性が異なります。

これらの動画では、画質が悪くて分かりにくいかもしれませんが、実際に見ると、HP-CS(下)のほうが、低開度でも若干広めで、大きく開けると濃いめに霧が出ています。また、中心に霧が集束する感じも穏やかです。

つまり、HP-CP(上)のほうが、より細吹きが利き、繊細な吹きつけができる味付けになっていると言えそうです。

このように、同じノズル口径でも、噴霧の特性が異なるエアーブラシがあるわけです。

(続く)

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2015年9月20日 (日)

【私的エアーブラシ考察】エアーブラシの特長とは? 

今さらですが、プラモデルの塗装道具として、エアーブラシはずいぶんメジャーになりました。
ただ、一式揃えるとなると、たしかに高額な買い物であり、どういったものを買えば良いのか迷うかたも多いのではないかと思います。

そこで、何回かにわたって、私なりのエアーブラシ選定についてのお話をさせていただこうと思います。

ただ、私は技術的な専門家ではありません。あくまで自分なりに研究したり勉強したことを書いていきますので、例えば模型誌等に書いてあることとは違うかもしれませんし、専門的に見れば正しくないこともあるかもしれません。その点はご了承いただき、どちらが正しいかではなく、ひとつの参考にしていただければと思います。


さて、まずエアーブラシとはどういう塗装機器なのでしょうか?
よく聞くのが、「塗料を薄く吹きつける機器」という話です。たぶん、プラモ作りにおいては、缶スプレーと比べてのことだと思います。

私は、エアーブラシの長所は、「薄く吹けること」ではなく「細く吹けること」、そして、噴霧の特長は、「ニードル開度によって、パターン幅が変化する」ということだと考えてます。

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左の動画をご覧ください(サムネイルをクリック)。
これは、0.3mmのエアーブラシで徐々にレバーを引いていったところです。

ニードルの引き始めは、霧が糸のように細く出ています。そして、ニードルが引かれるにつれて、霧の円錐が広がっていくのが分かっていただけるかと思います。
よく、パターンは円錐状に出ているので、近づければ細く、遠ざければ太く吹けると言いますが、実際はパターン幅は一定ではなく、変化しているのです。

つまり、「ニードルを絞って吹けば薄く吹ける」のではなく、「細く吹ける」のであり、細吹きこそがエアーブラシの命なのではないかと思っています。

たしかに離れたところでは霧は広がっていきますから、薄く広く吹けるようにも思えますが、よく見ると、霧の中心ほど霧が濃いです。つまり、塗料の粒子を霧の中心に集めるようになっているわけで、だからこそ細吹きができるのです。これは偶然ではなく、部品の形状等でこの特性を得ています。
そのため、噴霧パターン内は中心ほど色が濃く、色ムラになります。したがって、広い面を均一に塗りつぶすのは実は苦手だというわけです。

では、ノズル口径を変えればいいのでしょうか? それはまたのお話に。

(つづく)

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