ドラゴン タイガー1後期型

2010年5月28日 (金)

「なんちゃってカラー・モジュレーション」?

Img_2718先日塗り直したタイガーも満足した出来とは言えませんが、きりがないのでとりあえず終了にします。
今回気に入らないのは、全体が白っぽくなって立体感が乏しいことです。ガイアのゲルプ(2)は、生のまま塗ると(特にマホガニーなどで影色を塗った上からですと)意外に暗いので、ウォッシングでさらに全体が黒ずんでしまいます。
それを補正するために明るい(白を混ぜた)ダークイエローを重ね塗りしたことで、今度は白トビしたような色味になってしまいました。
また、迷彩色のグリーンに引っ張られてダークイエローが緑がかって見えてしまい、余計に暗く、彩度の低い感じになっているのだと思います。

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では、どうすればいいのでしょうか? とりあえず、まずは手持ちのダークイエロー系の塗料をよく観察することにしました。



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スタンダードとも言えるタミヤ・アクリルのXF-60ダークイエロー(左)は、イエローというものの結構緑味がかっている気がします。ドラゴンのキットで指定していることの多いクレオスのミドルストーン(真ん中)はさらに緑が強いです。
これらに対しクレオスのダークイエロー(右)は黄色味が強く、鮮やかな黄土色です。またガイアのゲルプ(1)も緑味が弱く、「黄色い」という印象です。
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余談ですが、真ん中の大きいビンはタミヤ・アクリルが発売になったばかりの頃のXF-60で、右端の現行のXF-60とはずいぶん色味が違いますね。緑が強く、左のミドルストーンと近似色です。

また、クレオス水性のサンディイエローはダークイエローとカッコ書きしてありますが、黄色味は少なく、タミヤのXF-57バフと近似色です。このカッコ書きを信じて塗ると、模型は真っ白になってしまいます。

とにかく、まず基本色の段階では明るくしつつも彩度を上げることが必要ではないかと考え、クレオス水性のクリームイエローを基に調色することにしてみました。まったく写真を撮らなかったので文章だけの説明になってしまいますが・・・。また、この時点ではクレオスのダークイエローは持っておらず、上の写真は後日買ってきたものです。
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このクリームイエローにカーキを加えていくと、なんとタミヤのダークイエローそのものになります。そこでクリームイエローの割合を多めにして、とにかく緑を減らします。この時点ではかなり黄色く、戦車模型には似つかわしくない感じです。実はコレ、ガンプラの「ゴッグ」の基本色なんです。なんとなくひらめいたので作ってみました。
次に、ここへタミヤのXF-15フレッシュを混ぜて彩度を下げつつ色味をくすませます。そして、XF-55デッキタンを加えていきます。単純に白を加えると、明るくなる代わりに彩度も下がりすぎると思ったので、白は使わないようにしています。

こうして出来た色を使って試し塗りをすることにしました。実験台は、昨年のIFV展示会でコーティング実演をしたまま放置していたタイガーです。組み残していた部分を急いで作り、形にします。パーティングラインやゲートの処理なんてまったくしません。砲身なんてバッチリ接着線が残っていますが、いいんです。
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いつもはマホガニーベースなのですが、マホガニーですとやはり暗すぎる気がしたので、タミヤのレッドブラウンを使うことにしました。ただ、そのままでは逆に赤すぎるので、まず黒で塗った上に塗りました。
全部缶スプレーで、一気に勝負を決めます。モールドが埋まろうが関係ありません!!。

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ここからが本番。先ほど作った基本色を塗ります。そして、その色にバフを少し混ぜてハイライトをつけました。


本家のカラーモジュレーションでは、下のほうは下地色を残し、上へ行くほど明るい色を重ねることで明暗の差を出して立体感を強調していきます。その理屈は分かっているつもりですが、下地色の「残し加減」が私には難しく、暗いところは真っ黒のままになってしまうことがほとんどです。あとで明るくしていくことを考えると、どの程度色をつければいいのか計画しなければいけないのですが、そこが私にはよく分からないのです。
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そこで、下地の影色を「残して」暗部を表現するのではなく、素直に暗色を「付ける」ことにしました。レッドブラウンにクリアイエローとクリアオレンジを混ぜて暗色を作り、暗くしたいところへ注意深く塗っていきます。影を付けるというより、色を濃くしている感じです。

ところで、このクリアオレンジも発売になった当時(20年くらい前でしょうか)に買ったもの。バイクのウインカーレンズを塗るのに買ったので、ほとんど減ってません。
当時は今の「ミニ」はなく、大ビンで23ccも入っていて確かエナメル塗料と同じ値段だったような・・・。上のXF-60もそうですが、とにかく安さにつられてアクリルを何色か買ったのは覚えています。今でも色数限定でカタログには載っていますが、実際に売られているのは見ませんねぇ。
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閑話休題。これが、表題にもある「思いつき・なんちゃってモジュレーション」です。「明暗」ではなく「彩度」を変調させていると言えるでしょうか。
クリア色を使ったのは、塗料の隠ぺい力を下げてやることで、一気に色がつくのを防ぐためです。(クリア色には隠ぺい力がありません。)様子を見ながら薄く何度も吹いていきます。

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このように、全体を暗くすることも真っ白にすることもなくグラデーションがかかりました。本当は下地色をもう少し残して暗いところも作るつもりだったのですが、私のいい加減さが出てしまいました・・・。
でも、思ったよりはいい感じになりましたよ。

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上面も調子をつけてみます。
クリア色を使っているためフィルター効果が少なく、私のような凡人にはコントロールが容易です。

ちょっと現用車輌のサンド色のようになってしまったのでリアルではないかもしれませんが、あとは迷彩を施して完了です。はたしてどうなりますやら・・・。

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2010年5月23日 (日)

ドラゴン タイガー1後期型 その17 <またもや塗り直し>

ブルムベアはあれから進んでいません。その代わり、少し前に作ったタイガー1型を見直ししていました。
やはり、色具合がどうしても気に入りません。どうも迷彩色が悪さをしているようです。フィルタリングでつけた色がきつすぎて、ダークイエローから浮いてしまっています。

で、ヤークトタイガーに続いてこれも塗り直すことにしました。どうも最近、一発で決められません。
サフをかけて前の塗装をつぶし、あらためて影色から始めました。ただ、キャタピラ部など車体下部はすでにピグメントによる汚しまでしてあるので、そのまま残します。

各色は、久しぶりにガイアの3色迷彩用塗料をそのまま使いました。ダークイエローはゲルプ(2)にしました。
ガイアの塗料を使うこと自体久しぶりでしたが、大変使いにくく感じました。初めて使った時は使いやすいいい塗料だと思ったのですが、乾燥が早いのか、ノズルが詰まったような感じですぐ吹けなくなります。そうかと言ってスムーズに吹けるまで希釈すると、今度は薄すぎて色がつきません。
やはり、最近の私のお気に入りはリターダ添加の水性アクリル塗料ですね。ラッカー溶剤でキレイに溶けるので、用具の掃除もラクですしね。
それに、このゲルプは塗ってみるとけっこう暗くて、模型栄えしません。結局、迷彩後に自家製の明るいダークイエローでタッチアップです。もう、どんどん厚化粧になってしまい、見ていられません。モチベーションを維持するのに必死です。

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その後は油絵具でフィルターとウォッシュをしました。油絵具でのフィルタリングは、筆より化粧用パフが便利です。また、このパフはドライブラシ的にも使えます。筆と違ってあらゆる方向に絵具を伸ばせるのでよい感じです。
まあ、最終的に軽くチッピングまで入れて終了としました。チッピングにもパフは大活躍で、普通のスポンジよりもずっと微細なチップが入るのでオススメです。

しかし、ここのところ自分の塗装のヘタさ加減にかなりヘコんでいます。もしも先日のホビーショウに行ってすばらしい作品をたくさん見ていたら、かえって落ち込んでいたかもしれませんよ。
やはりもっと作りまくって、ウデを磨かないといけませんねぇ。

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2010年4月11日 (日)

ドラゴン タイガー1後期型 その16 <フィギュアの塗装~完成>

顔の塗装が乾くのを待ってラッカーのつや消しクリヤーでコートし、服の塗装に進みます。

まずは、迷彩服の塗装から始めます。なんといってもこれがやっかいです。何しろモノが小さいうえに迷彩パターンがつかみづらく、どう描いていいか悩んでしまいます。
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とりあえず、現時点では私にとっての命綱となっている、アーマーモデリング誌114号の記事を参考にします。



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上下迷彩服の2体はピーパターン、ジャケットをはおった1体はオークリーフパターンでいくことにしました。塗料は、タミヤ・エナメルを使いました。

この記事は大変分かりやすく、記事に従って作業を進めれば雰囲気良く塗り上がります。順を追って最後まで塗り終わったら、全体のバランスを見て修正していきます。
乾燥後、クリヤーがけをします。

クリヤーが乾燥したら、影入れをします。
AM誌では、基本色を塗った時点で影入れをしていますが、タミヤ・エナメルのX-19スモークに油絵具の黒やブラウンを混ぜて半透明の色を作って、迷彩塗装後に影を入れてみました。
一回ではほとんど影は入りませんので、調子を見ながら何度か重ね塗りをしていきます。影がくどくなりすぎたらシンナーを筆に含ませて拭き取ります。
黒い服は、NATOブラックで下塗りしていますので、漆黒度の高い油絵具のピーチブラックで影を入れました。
この後、黒服のみグレイでハイライトを軽く入れて終了です。

肩章や襟賞は、実はタミヤのドイツ階級章デカールセットを買ってあったので、これを使うか手描きにするかで大いに迷いました。
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軍装のことにまったく無知な私は、肩章だけでもこんなにいろいろ種類があるとは夢にも思っていませんでした。



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ベルトのバックルや胸章なども入っています。




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実に高品位なデカールで、大変詳細な印刷で様々な階級章が再現されています。何だか使うのがもったいないほどです。

結局今回は手書きでいってみることにしました。あまり細かいところまで塗り分けしたことはないので一度やってみたい(もちろん、ここまで細かい塗り分けはそもそも無理ですが)のと、やってみることでこのデカールの「ありがたみ」を知るためです。

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こうして、3日がかりで完成しました。とりあえず、今の私のつたない技術でやれるだけのことはやりました。
でも、これ以上アップで撮る勇気はありません。そう思うと、やはりプロは偉大ですね。

タイガー本体もあれから何度も手直しし(その間、2回もアンテナ折ってしまいました・・・)、ようやくまともになってきました。
なんだか軽薄な感じがしてどうしても気に入らなかったのですが、いろいろ試行錯誤した末、スミ入れをきつめにして加えてみたところ、やっと少し落ち着いた感じになりました。おかげで、スミ入れの効果を改めて知ることができました。

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さて、1月から作り始めたのですが、いろいろあってエライこと時間がかかってしまいましたが、ようやく完成しました! 長かった・・・。
でも、ホントはあともうちょっとだけすることがあるんですけどね。

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フィギュアは、時間と手間をかけただけ良くなるので面白いですね。
まだまだヘタクソですので、もっと練習して人前に出しても恥ずかしくない程度にはしたいです。

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2010年4月 8日 (木)

ドラゴン タイガー1後期型 その15 <フィギュアの塗装>

昨日下塗りをしておきましたので、いよいよ上塗りです。
塗料は、生意気にも油絵具を使います。

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とりあえず顔から攻めます。手持ちの中からこれだけの色を準備しました。
すべてホルベイン製で、ブラウンピンク・アイボリーホワイト・ジョーンブリヤン#2・テラローザ・マースオレンジ・ライトブライトレッド・ピーチブラックです。

ところで、油絵具の色の選択は試行錯誤中で、画材店で使えそうな色を物色して買ってくるのですが、いざ使ってみるとイメージと違うことも多く、そのまま使わなくなってしまった色もあります。模型用塗料に比べ高価なので、そういうときの精神的ダメージはデカイです。かと言って、店頭でチューブのフタを開けるわけにもいかず、買うときはイチかバチかなんです。

さて、絵具は多めにパレットに出します。そもそも油絵というのは大量の絵具を使いますが、模型に使うには内容量が多く、一生かかっても使い切れないほどですから、けちっても仕方ありません。高校の美術の先生も「絵具はけちらずに全色パレットに出しましょう。そうしないと良い絵は描けません」と言ってました。

まず、タミヤ・アクリルのフレッシュを軽くエアブラシで塗装します。
次に同じくホワイトで白目を描き込みます。そして、まぶたの線を描いた後、手持ちの適当なブルーで黒目を入れます。
ここから油絵具を使います。まず、鼻の横など最暗色を塗り、次に頬などに二番目の暗色を入れます。そして、肌の色を塗って境目をブレンディングします。

ところが、まだ油絵具での塗装というものが分かっていない私は、大きなミスをしました。
油絵具は、薄く塗ると隠ぺい力がほとんどありません。最初にフレッシュを軽くしか吹かなかったので、下地の赤茶が残ってしまい、発色しません。
そこで、一度絵具を拭き取ってやり直し。

『STURM!!』1号に、油絵具と言えばやはりこの人、松岡寿一氏による塗装解説が載っていたのを思い出し、それを参考にします。これが見たくて買ったんでした・・・。ただ、氏とは持っている絵具が違うので、あくまで参考です。
フレッシュにホワイトを混ぜて明るくし、今度はしっかりと発色するまで吹きます。
そして、目入れから油絵具を使っていきます。
白目はアイボリーホワイトでなるべくはみ出さないように描き、まぶたの線をとにかく細く慎重に引きます。黒目も油絵具のブルーで入れます。先日買ったW&N筆が大活躍です! 素晴らしく細い線が描けます! 目を入れるのもラクです! これは良い買い物でした。
次に、マースオレンジとテラローザあたりを混ぜて暗色を作り、鼻の横~口に下りるシワ・まぶたの上・首筋などに引きます。次の暗色はマースオレンジをそのまま使いました。このあたりの色の選択はかなり適当です。
続いて、ジョーンブリヤンとブラウンピンクを混ぜた色を基本色として全体に塗り、暗色とブレンディング。
この後、頬やこめかみに赤味をさし、鼻筋と頬骨にハイライトを入れて一通り終了となります。
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こうして、最後に全体のバランスを見ながらハイライトや暗色を修正して完成です。

ちょっと赤味が強くて、全員酔っ払いみたいになってしまいましたが、自分としては上出来です。
明日は服の塗装です。迷彩服が面倒ですが・・・。

この後、絵具が余ったのとせっかく顔塗りが分かってきたところで終わるのがもったいないので、ジャンクパーツのフィギュアで顔塗りの練習を少ししました。
やっぱり上達するには手を動かすのが一番! かなりコツがつかめてきましたよ、私。もちろん、まだまだうまいと言えるようなレベルではありませんが、フィギュア塗りがちょっと楽しくなってきました。なんとか忘れないようにしないと。
それと、やっぱり良い道具のチカラは偉大です。フィギュア塗りでうまくいかずに煮詰っている人は、ぜひ手に入れることをお勧めします。とりあえず0号か1号を1本だけでいいでしょう。

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2010年4月 7日 (水)

ドラゴン タイガー1後期型 その14 <仕上げの続き>

予備キャタピラとOVMをすべて塗装し、車輌に取り付けました。木部はなかなか納得のいく塗装ができません。これは永遠の課題かもしれませんね。

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チッピングを軽めに施してとりあえず完成なのですが、やはり色あいが納得いきません。前作のヤークトタイガーと並べると、重量感が全然ないんですね。写真はちょっといじってごまかしてます・・・。
まあ、ヤークトタイガーはグリーンベースで塗ってますから、全体に色が濃く、重量感が出るのかも知れませんが、それにしてもずいぶん違うのです。
たぶん、迷彩色のコントラストを強くしすぎたのが原因だと思いますが、とりあえずフィルターをかけて全体のトーンを暗くしてみることにしてみました。
油絵具の透明ブラックを使い、様子を見ながらウォッシングの要領でフィルタリングします。

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ついでにフェンダーなどに雨だれを描いてみました。わざと少しきつめにしてています。




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砲塔天板も同様にフィルタリングし、斜面に雨だれを描きました。
実は、ほかにも結構さまざまな色を使って表情を出しているんですが。
う~ん、やはり迷彩の色が毒々しくて悪さをしているのかな? とてもオモチャっぽい感じです・・・。もっとくすんだ色にすべきでしたね。
一応修正は試みたんですが、ちょっと工程的に進みすぎていて直しきれませんでした。残念。
アンテナがアブなっかしいと思っていたら、案の定1本折ってしまいました。冷や汗かきながら修理です。

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まあ、今さら仕方がないのであきらめて、フィギュアにとりかかることにしました。
タミヤの「エース搭乗車セット」のフィギュアをそのまま使います。
このフィギュア、これだけで売ればいいのにと思うほどすごくいい感じです。彫刻やパーツの合いも大変良好です。
組み立てる前に袖口や襟の折り返しなどに彫り込みを入れておきます。
塗装は、下地にタミヤ・アクリルのNATOブラックを吹いてから基本色を吹きました。肌は特製の肌用の赤茶色です。さあ、ここから筆塗りに入ります。

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2010年4月 6日 (火)

ドラゴン タイガー1後期型 その13 <仕上げ>

さて、久しぶりにタイガーの続きに取り掛かりました。
キャタピラを取り付ける前に、足回りと車体下部にピグメントでウェザリングを施します。

新しく入手したモデルカステンの「ミリタリーピグメント」を早速使ってみました。
最初に感じたのは、溶剤等の液体を含んだときに粘りがよく出るということです。
私はいつも、モデルにピグメントを最初にのせる時はクレオスのマークセッターを使います。ピグメントはアクリル溶剤でも定着しますが、マークセッターに含まれる糊成分が、より強力にピグメントを接着してくれるからです。
マークセッターをモデルに塗った上にピグメントをまぶして筆で押さえつけていくわけですが、このときピグメント粉末がマークセッターを吸ってダマになる感じがMIGピグメントより強く、固まってこびりついた泥の立体的な表現がしやすいと感じました。

ただ、今回買ってみた「プラスター(漆喰)ライク」は、色味が赤いので泥汚れの表現をするには不向きでした。ミリタリーピグメントは現在3色発売されていますが、いずれもガレキ色で、土(アース系)の色がないので、土埃の表現をするには調色が必要となります。
個人的には、現時点では色数が豊富で調色済みのMIGピグメントのほうが使いやすいと感じます。土の色というのは意外と調色が難しく、特にイメージだけで調色しようとしても、なかなかそれらしい色にならないものです。そのため、ドンピシャの色がいくつも揃っているMIGピグメントは、大変ありがたい製品なのです。
また、実際のコンクリートやレンガの破片がネチネチとダマになって車輌にこびりつくとは思えず、この製品コンセプトでは色の選択を誤っているのでは?という気がしました。
逆に「最高の技術を誰にでも」というMIGプロダクションのコンセプトは、確かに製品に生かされていますね。


一気に進んでしまいましたが、ウエザリングを済ませたあとキャタピラと各ホイールを取り付けました。これで形にはなりましたね。
ところが、色の具合が何かおかしい・・・。うまく説明できませんが、まったく気に入りませんでした。
何かヒントをもらおうと妻に見せると「エライ暗いねぇ」と言われました。どうも、発色不足で下地の影色が残りすぎているのと、側面のツィメリットコーティング部へのウォッシュがきつくなりすぎたようです。
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そこで、まず側面のダークイエロー部をエアブラシでタッチアップしました。大変繊細な作業となりましたが、ワタシの超絶テク・・・いやいや、コントロールしやすいイワタのエアブラシのおかげでうまくリカバリー出来ました。
続いて迷彩色は油絵具でタッチアップし、コントラストをあげてみました。こちらはちょっとやりすぎたかも知れません。

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転輪部の汚しは、最初は赤くてヘンでしたので、MIGピグメントで土色を加えていきました。



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この車輌は、フェンダーとかOVMもフル装備で、それほど使い込まれていない感じにするつもりです。

あとは、予備キャタとOVMを取り付け、軽くチッピングを施して完成にもっていきます。

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2010年3月21日 (日)

ドラゴン タイガー1後期型 その12 <ウォッシュ>

クリヤーラッカーを吹き付けたあと、ウォッシングに進もうと思ったのですが、全体に発色が不十分で薄暗い感じになっているのが気になり、もう一度すべての色をタッチアップの要領で吹いておきました。

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乾燥したらウォッシングです。ウォッシングには、MIGのニュートラルウォッシュを使います。
この製品は原液のまま使用するようになっていますが、かなり濃い感じで、そのまま使うとモデルが真っ暗になってしまいそうです。これはおそらく、「ウォッシュ」という技法に相違があるのではないかと思っています。
日本でウォッシングといえば、かなり薄めのこげ茶等の色を全体に塗ってふき取ることで、一種のフィルター効果を狙った技法と言えます。
しかし、この製品の使用説明を読むと、全体に塗るのではなくスミ入れのような使い方を薦めているようです。そう思えば妥当な濃さでしょう。
また、以前見た海外モデラーによるハウツーDVDでは、ウォッシュは日本とは比べものにならないほど濃い色で塗りつぶし、それを拭き取る技法として収録されていました。
つまり、日本と海外ではウォッシングという技法についての見解がかなり違うはずなんですね。それが、海外と日本の作風の違いになっているのかも知れません。

ただ、この製品は一つだけ難点があります。それは、顔料の分離・沈殿がとても早いということです。使用前にビンのままガンガン振り混ぜても、上のほうはどんどん濃度が下がって、色が変わってきてしまいます。
ですので、使うときは必ず塗料皿に取り分けて、常に筆でかき混ぜながら使いましょう。

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全体のウォッシングが済んだら、油絵具の黒を少しずつ足して色を濃くし、スミ入れをします。
特に溶接痕などは強めに入れてメリハリをつけました。

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転輪のくぼみにも同様にきつくスミ入れをします。



さて、タイガーの制作はここで一休みして、明日はちょっと違うことをします。詳細は後ほど。

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2010年3月20日 (土)

ドラゴン タイガー1後期型 その11 <迷彩塗装>

ただいま休職中なので、どんどん進めて毎日ブログを更新しようと思っていましたが、意外にできないもんです・・・。

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三色迷彩とデカール貼りを済ませたところです。デカールはタミヤの「エース搭乗車セット」の余りを使いました。
デカールが古くなって劣化していたため、ツィメリットの凹凸になじませようとしたところ、ひび割れてしまいました。乾いたらタッチアップです。
でも、こうして見るともう少し迷彩を太くしたら良かったですね。

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キャタピラの基本塗装も終わりました。この後、接地面にクレオスのアイアンを塗ってウェザリングし、銀ペーパーをかけます。
ちょっと写真が白っぽいです。実物はもっと茶色ですよ。

* * * * * * * *

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私の愛用のコンプレッサーです。もちろんSnap-on製ではありませんよ。
コンプレッサーに付いているレギュレーター内部の、水の溜まる部分が汚れてきて気になっていたので掃除しました。そのついでにステッカーチューンをしたんです!
ちょっとカッコイイでしょ!?

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2010年3月16日 (火)

ドラゴン タイガー1後期型 その10 <基本塗装>

突然ですが、実はしばらくの間会社を休職することにしました。別に不始末をやらかして自宅謹慎になったわけではありません。あくまで自己都合です。
そこで、その間は仕事のことは忘れて、好きなことと家事に勤しむこととなりました。

さて、先週組み立ての終わったタイガーの塗装に進みます。
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まず、ミスターカラーのマホガニーで最初の下地塗装をします。最暗部の影色になるので、塗り残しのないようしっかり塗りつぶします。


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基本色であるダークイエローをマホガニーの上に直接吹くと発色しにくいので、タミヤアクリルのXF-72茶色を吹き重ねて少し明るくします。
入り組んだ部分のマホガニーは影として残したいので、あまりしつこく吹かないようにします。

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続いて、ダークイエローを塗装します。塗料はすべて水性アクリルで、タミヤのリターダーを添加します。
まず、クレオスのH-27ライトブラウンにタミヤアクリルのデッキタンを混ぜた色を塗ります。影色を完全に隠してしまわないよう注意します。
続いて、クレオスのH-79サンディイエローに同じくタミヤのデッキタンを混ぜた色で天面を吹いて、軽くグラデーションをつけます。
特にフェンダーなどの鉄板部は、少し明るめにして強調してみました。少しだけね。
あと、各ホイールも塗装しておきます。

ところで、クレオスの塗料といえば、「ミスターカラー」でおなじみの溶剤系アクリル、いわゆるラッカー塗料ばかりがもてはやされていて、水性ホビーカラーはなんかついでに出しているだけみたいな感がありました。雑誌の制作記事でも紹介されていることは皆無ですし、ガンプラだって組説には「安全な水性塗料を使いましょう」なんて書いてあるくせに、ガンダムカラーは溶剤系ですからね。
でも、溶剤系とは色調が違っていたりして、それが結構いい色だったりするのでなかなか侮れません。
例えば「ジャーマングレー」も、水性だと「ダークグレー」という色名ですが実はツヤありで、デカールのシルバリングやウオッシングのふき取りを考えるとこっちのほうが良かったりします。こういう隠しアイテム的要素があるんですね。
模型屋さんに行ったら、ちょっと物色してみると面白いかもしれませんよ。

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2010年3月 6日 (土)

ドラゴン タイガー1後期型 その9 <組み立て完了>

Img_1538今週は仕事が忙しくて、帰ってもなかなか続きができませんでしたが、装備品をすべて取り付け、ようやく組み立てが完了しました。
やっぱりタイガーはカッコいいです。


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基本的にはフェンダー等にもダメージ表現はしないで、こぎれいな模型を作りました。
ハッチは、あとでフィギュアを乗せられるように、全て開状態にしてあります。


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指揮車型はリアパネルが特徴的です。
金属製の排気管カバーだけは、せっかく(?)なんで少しだけ凹ませてみました。また牽引ロープは銅製に代えました。

続いて塗装に進みます。

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