« お客様の作品のご紹介 | トップページ | 入荷案内 »

2018年10月 8日 (月)

フジミ 1/24 フェラーリ512BB 【黄色いスーパーカーを作ろう~名古屋オー集への道】 その4

私は、プラモを作るにあたって、先だって資料を調べるということは、よほど実物に思い入れがない限り、あまりしません。
ゼロから作るスクラッチなら当然しなければ始まらない作業ですが、プラモのよいところは、すでにメーカーで設計済みで、部品ができあがっているということ。何十分の一とかに縮尺しているわけですし、プラスチックで射出成型するというその制約上、実物と違うところや再現できないところはあって当たり前で、その粗探しを始めたら、きりがありません。

作っている途中で、説明図が分かりにくくて、塗装の塗り分けが判然としないとか、部品がどの向きにどう着くのか分からないとか、明らかに色の指定がヘンなんじゃないか?とか、そういうときに、ネットや本を使って調べます。

むしろ、プラモを作る前に何かヒントを見つけたいとき(クルマを、どんな色で塗るとカッコよさそうかとか)にこそ、先に調べものをしますね。。

閑話休題。
で、今回も、ちょっと調べたいことがあってネット検索したところ、ある制作ブログに行きつき、そこで、「実物に比べて、タイヤハウス上の、フェンダーの丸みが大きすぎる」という指摘を見つけました。
ところで、このブログ主さんは、私なんかとは比較にならないほど上級者さんで、スクラッチに近いことまで難なくこなされる方です。この内容を、副題の「プラモデルの作り方」と言われてしまうと、じゃあ自分のしていることはなんなんだ?…と思ってしまってお恥ずかしいというか、複雑な気持ちですが、中級者以上のかたならとても参考になると思いますので、見に行ってみてください。

さて、そこで実車の画像と見比べると、たしかに、このキットは、前カウルのタイヤの上のあたりが、丸く膨らんでいるようです。

P9237323001
写り込みを見てもらうと、たしかにかなり丸みがあるのが分かると思います。







P9237324001
上から見ると、子どものほっぺのように膨らんでいますね。
ヘッドライトがある前のほうは、平面的ですよね。この面がそのまま上まで続くような、2次曲面っぽい面構成がふさわしいようです。


今回の制作は(も)、あまり手は入れないつもりで始めたのですが、たしかに実車のラインを損ねている気がしたので、これをほぼ平らにならして、シャープな面に修正していくことにします。

P9247342001
削る方向だけの作業で、盛る必要はないので、それほど難しくはないですよね。

削るのには、紙のサンドペーパーではなく、コバックスの「トレカット」の800番を使います。

本来は、業務用の研磨フィルムで、塗装時についた表面のホコリやブツを除去するものです。
模型用の塗料の研磨には、800番は研削力が強すぎて向かない(あまりにも深いキズが入ってしまう)のですが、よく削れて、空研ぎをしても目詰まりを起こしにくく、曲げても紙のような折り目がつかないので、むしろプラ地肌を削るのにちょうどよく、重宝しています。

P9247343001
専用の軟らかい樹脂製の当て板に貼り付け、削りたくない部分を養生して削っていきます。






P9247349001
向かって右側が、修正中。
左に比べて、かなり平らに、シャープな線になってきています。






P9247352001
カドの部分を研ぎ落して丸めてしまわないように、ヘッドライトの部品を留めておきます。






P9247362001_2
裏側に、ヘッドライトを接着するための大きい凸モールドがあるため、表側がヒケています。
このヒケは、パテを盛る必要はなく、どうせ周りを削るので、それで消していきます。



P9247365001_2
次に反対側も同様に、左右のバランスとラインを見ながら削っていきます。

どうでしょう? 最初に比べて、当時のスーパーカらしい、直線的なラインになりました。

本格的に似せていくなら、肩のラインにパテを盛って、もっといかり肩にして、エッジのアールも小さく、シャープなラインにしてやったほうが「らしい」と思うのですが、これでよしとします。



.

|

« お客様の作品のご紹介 | トップページ | 入荷案内 »

フジミ 1/24 フェラーリ512BB」カテゴリの記事

コメント

店主さま。こんばんは。

ちょうど800番程度のヤスリで削ったプラスチックの表面って、なんでこう見ただけでワクワクするんでしょうか?(これが400番以下だとか、ましてや金ヤスリで削ったのを見ると、余りにも“難工事”感がしてゲンナリしますよ…。てか、そんなマインドは私だけか…w)

お邪魔しましたm(_ _)m

投稿: toーya | 2018年10月 8日 (月) 19時01分

to-yaさん、こんにちは。
自分は、ペーパー自体、あまり使いません。もっぱら金ヤスリばかりです。自分には、こっちが性に合ってるので。
なので、サンドペーパーは持ってますが、10年以上たっても使い切りません笑。
ましてや、400番なんて…。

投稿: Bluebell | 2018年10月 8日 (月) 21時41分

店主さま。こんばんは。

そうなんですね。
私は真逆でペーパーはよく使う方ですが、金ヤスリは全く使わないんですよ(てか金ヤスリ自体持っていたっけ?まあ作り方いろいろって奴ですね)
話しは逸れますが、私、大昔に木型屋にちょっとだけ勤めていた事がありまして、木型製作加工には主にペーパーは100番台(場合によっては80番とか…。もはやあんなん紙状の“岩”ですわ)を使って、最終は400番で磨いて仕上がりだったと記憶しております。

プラモデルでそれを繰り返したらキット自体が全部粉になって消えてしまいますよね(笑)

投稿: toーya | 2018年10月 9日 (火) 19時19分

to-yaさん、こんにちは。

まあ、ヤスリに限らず工具なんてものは適材適所ですから…。

投稿: Bluebell | 2018年10月 9日 (火) 23時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« お客様の作品のご紹介 | トップページ | 入荷案内 »