« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »

2018年8月

2018年8月29日 (水)

当店特選 筆のご案内

当店では、模型塗装に特に扱いやすい・向いていると店主が感じている筆を主に扱っております。
基本的には、すべて水彩画筆ですが、普段使いするものからここ一番の時に使う勝負筆まで、いくつか揃えておくと、結局は作業がはかどります。

Img_0503001
ラファエル
835 カナダリス毛
リス毛の筆は、塗料の含みがたいへんよく、また塗料の吐き出しもスムースなのが大きな特長です。筆の穂は、塗料をたくわえるタンクです。含みがよく、穂先の揃いがよい、というだけではダメで、効率よく吐き出す性能も不可欠です。

毛質がたいへん軟らかいので、紙と違って塗料の吸い込みがないプラスチックに塗るのに、塗料をたっぷり含ませて表面張力を利用して塗料を「置く」ように塗っていくのが非常にやりやすく、筆ムラが出にくいのが大きな強み。ラッカー塗料を使った筆塗りの際にも、下の塗膜を掻き壊さないので、色のにじみがなく重ね塗りができてしまうほどです。

あまりにも軟らかいので、穂先を利かせないといけないフィギュアの眼入れのような超細密な描き込みは少々苦手ですが、それ以外に広く使える万能選手として重宝します。
現に店主は、もうこれがなければ模型塗装はできないほどです。

乾いていると穂先が広がっていますが、塗料を含ませるとまとまって、穂先までしっかり揃います。

獣毛筆の中では比較的安価なのも魅力です。

Img_0506001
8383 カザンリス毛

835より少し高級なリス毛を使用していますが、細めの号数が揃っています。

リス毛筆は少しデリケートなので、大切に扱ってください。






Img_0508001
マングース点付け筆

リス毛より少し硬めの筆です。

コリンスキー筆に比べ安価でお求めやすいです。







Img_0510001
アルテージュ
アクアレリスト筆
天然リス毛以上の含みの良さを実現した人工毛の筆です。
上記リス毛筆にはない平筆がラインナップされています。
また、穂先のまとまりの良さは、ナイロン毛ならではです。





Img_0513001
インターロン
長穂筆

普及価格帯のナイロン毛ではもっとも扱いやすく、穂先が広がりにくい筆です。
高価な獣毛筆はちょっと…というかたにもオススメ。

写真のこちらは、穂が長いタイプで、細くてもたくさんの塗料を含むことができるので、一気に長い線を引いたりするのに向いています。
特に、ミリタリー系塗装ではスミ入れを多用しますが、何度も筆に塗料を含ませる手間が省けて作業効率がよくなります。

今回ご紹介しているものは、エアーブラシのアネスト岩田と同じく、どれもあまり耳馴染みのないものかと思いますが、模型界は模型業界にしかアンテナが向いていないことが多いですから、雑誌やネットで取り上げられることもなく、ご存じないのももっとも。
個人的に、開業前から良さを実感している商品です。ぜひ一度お試しください。

| | コメント (2)

2018年8月 8日 (水)

これは、効果絶大です

Img_0490001
クレオス
プレミアムトップコート ツヤ消し

先日発売になった、水性トップコートの新製品。
缶スプレータイプに加え、ビン入りも仲間入りしました。

これ、使ってみるとすぐに分かるのですが、従来品とは明らかに違います。
とにかく、ツヤ消し効果が強いことと、それにも関らず色の白けがほとんどない点が素晴らしいです。

Img_0483001
しっかりツヤが消えてほしい、ドイツ戦車兵の黒服で試してみましょう。

タミヤエナメル塗料のフラットブラック等で色入れしたところです。陰影表現はしていますが、あまり分かりませんよね。


Img_0484001
ツヤ消し色ですが、光を当てると、それなりにテカリが出ます。これぐらいは普通です。
斜めから見ると、テカリ具合がよく分かりますね。





Img_0485001
こちらが、その後このトップコートを吹いたところ。使ったのはビンタイプのほうをエアーブラシで吹いていますが、缶スプレーでも同様の効果が得られます。

見事にツヤが消えて、色入れで入れたハイライト表現がハッキリ分かるようになりました(ヘタなのは置いといて…)

Img_0486001
黒は、ツヤ消しトップコートで白化してほしくない代表格ですが、見事に真っ黒。ほとんど白化はありません。
布地らしく、しっかりツヤが消えるのは嬉しいです。

従来のツヤ消しトップコートでは、ツヤが消えないからといって重ねて厚塗りするのは、かえってツヤが消えなくなるのでご法度でしたが、このプレミアムは、表面がジトッと濡れる程度の2回吹きくらいで仕上げてあげると、程よくツヤが消えるので、扱いもラクです。

ただ、缶スプレーのほうは、吹いた後は必ずノズルに溜まった塗料を拭き取ってください。
でないと、次に使う時の1発目に、溜まって乾いたツヤ消し材の塊が吹きつけられ、白いマダラ模様になってしまいます。こうなったら修正は効きませんので、塗り直すしかありません。
また、内容液の残りが少なくなってきた時も、霧が粗くなって同様の失敗をしやすくなります。思い切って新品に替えましょう。

Img_0482001
とても気に入りました。たいへんオススメです。

| | コメント (4)

« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »