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2012年7月31日 (火)

迷い

最近、ちょっと気分が落ち込み気味なので、心から模型を作りたい気になりません。ただ、友達に作ってプレゼントすると以前に約束をしたまま手つかずのモノがあるので、ウソつきにならないよう細々と制作をしています。
ブログに制作記を上げてしまうとタネ明かしになってしまうので、内容は内緒なのです。

さて、このブログを訪れてくださっている方なら、私が模型店主をしているというのはご存知かとは思います。何を落ち込んでいるかと言いますと、そのやり方が果たして正しかったのかと激しく自問中で、その答えが見つからないんです。

インターネットがずいぶん普及していますから、モデラーさんでもネット環境にある方は多いことでしょう。すると、商品の購入から情報の収集まで、ほとんどネットで事足りてしまいます。実際、私も活用していますから、その便利さに疑う余地はありません。
ただ、商品の購入はともかく、情報収集については必ずしも便利とは限りません。模型に限らず、ネット上に氾らんする情報はすべてが正しいとは限らないからです。これは雑誌のようなメディアにもいくらかは当てはまることです。

その内容について、自己流の主観的な持論が多くなるのは当然ですが(ブログなんてそういうもんですよね)、裏付けがとれていないのにも関わらずまるで一般論のような書き方をされている場合があります。特にツイッターなんかは、たまに見ていると知ったかぶりした無責任なものがありますし、個人のツイッターやブログ等ならまだしも、プロのライターさんやお店の発信する情報ですら、誤った内容のものをまれに見かけます。どちらにしても、読んだ人は信じますよね、普通。

だから、業界にいる人間として、明らかに間違っていると分かっていることについては「それは違いますよ、そんなこと書いちゃマズイですよ」と教えてあげたくなるのですが、見知らぬ人たちに向かってそんなおこがましいこと、恐れ多くてとてもできませんし、ネットでそんなことを語ろうもんなら「オマエは何様だ」と逆にやり返されかねません。でも、放っておけばそれを信じてしまう人がいるかもしれない…それがもどかしいというか歯がゆくてたまらないのです。

そういう私も、何でも知っているわけではもちろんありませんし、そこまで思い上がってもいません。模型制作が特に達者なわけでもありません。ですから、なるべく勉強して、せめて「製品についての正しい情報」だけは伝えたいと思っています(プラモには正しい情報も何もありません。見たまま、感じたままがすべてですから)。むしろ、そう思って店を始めました。例えばエアブラシ講習会もそのような思いから企画していますし、そのためにエアブラシメーカーさんの製品を取り扱っています。
ですが、実際にはそんなことより、やはり安さやマニアックな知識と品揃えを期待される方のほうがはるかに多いように思えるのです。

そんな店にしたほうが、やっぱりモデラーさんにはシアワセなんだろうか…、そんなことを考え出したら、夜も眠れなくなっちゃいましたよ…。あ、今は夜中にオリンピック中継を見ているからか…。

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あれこれ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
例え間違った情報であっても、個人であれ法人であれ情報発信するのは自由。そして、その情報が間違っていようと自分のモノにするのも自由。
何が正しいか、情報の受け手に真贋を見極める能力が一層必要とされる時代ですよね。

サラリーマンが偉そうに・・ってなってしまうかも知れませんが、自分が幸せがに思うお店でないとお客さんも「このお店に来て良かった」ってならないのでは?
アレコレ悩まず、自分が信じた道を突き進むべし!!

投稿: コウ | 2012年7月31日 (火) 20時29分

模型に限らず情報が簡単に手に入るこの時代にはその情報が正しいのかどうかを判断することを課せられてますね。

ただ、模型に関しては自分で手を動かせば
正解かどうか確かめるのが比較的容易であるという点では
まだ恵まれた世界なのかもしれません。

一人ができることは身近な人に自分が正しいと思う情報
を発信するということ以上のことはできないのでは
と思います。ただ、それが伝わっていけば
多くの人に伝わっていくことにはなるとは思います。

求める人が多かろうが少なかろうが自分の思うように
できるのが経営者の特権ではないでしょうか?

10年程前にマックスファクトリーという会社の
開発担当者がイベントで強殖装甲ガイバーの
フィギュア(漫画原作のクリーチャー系あまり
売れてなかったみたい)を発売するために
美少女フィギュアを頑張って売りますと言っていました。
(最近はそんな気持ちはないようですが)
やりたいことをやるためにもお店が繁盛することを
お祈りしております。

ここまでなんだか偉そうな内容で恐縮ですが、
このようなお店が存続してくれることが
一番のサービスと私は思います。

投稿: tako | 2012年7月31日 (火) 23時18分

私がまだ小学生だった頃、作るものと言えば戦車、戦闘機、軍艦ばかりでした…
通っていた模型店に完成品を展示してもらった時のことです。
その店の常連の大人に散々薀蓄を聞かされ、私の作品を全否定されて以来、スケールモデルを作ることを止め、オレ流設定が自由なガンプラに流れて行ったことを今でも鮮明に思い出します。
心無い大人の無責任な自己満足な発言で一人のスケールモデルファンが製作の意欲を削がれ、封印することとなりました。

数十年後…何気なく本屋で手に取ったAM誌のコラム欄を読み、その方の気概に心打たれて再び戦車モデルを作ることを決意。今の私に至るわけです。

その方は歯に衣着せぬ辛辣な製品評価で、業界の中でも煙たがられている存在と私は感じています。
しかし、本当にユーザーサイドに立った物言いは、メーカーに媚びる業界の常識に一石を投じていると思うのです。

何度倒れても不死鳥のように立ち上がるその姿勢に心打たれるからこそ、私はその方のお店に通い続けるのだと思います。

手もろくに動かさないくせに薀蓄ばかりで他人の作品を批判したり、知ったかぶりしていい加減な情報を垂れ流す輩はどの業界にも存在します。
模型店経営を生活の糧としている以上、信念のみで経営が成り立つとは思っていません。
そこには迷いもあると思います。
でも、無責任な発言を敢えて承知で言わせていただければ、ぶれて欲しくないです。

大儲けは出来ないかもしれませんが、Bluebellさんの心意気に共感されているお客様は必ずおられる筈です。
我々の世代が去った後、この趣味を受け継いでくれる世代が残ってくれるのか?危機感は募りますが、だからこそ「本物」な小売店には残っていただきたいのです。

生意気言って申し訳ありません。
私は「趣味」で模型に携わっている分際です。

投稿: 夜鴉 | 2012年8月 1日 (水) 01時10分

こんばんわ。

店主様のご心労、拝読いたしました。
正直、そんなに肩肘を張ることは必要ないのでは?と思います。

模型という趣味はその嗜好や技巧はあまりにも千差万別となっています。結果、
方や「こうすべし」といった主張がもう一方では「こうしてはならない」と
いう事もよくあります。

送り手となる業界の方々(メーカー/流通/販売店や専門誌も)は冷静に
「こう言ったやり方もあるし、簡単にこう済ませても良いし」
とユーザーさんのスキルや欲求度、使える予算に対して種々の情報を柔軟に提案出来る事が重要なのではないでしょうか?
「ネットに出ている情報を鵜呑みにしてはイカン!」などと声高に言うのも
またそれは「1個人の決め付け」的な発言にはなるのではとも思います。
その反面、皆さん最新の情報は欲しいのですよね。でもそこから選択ができない。ネットからの知識なんてその程度です。
最終的に判断するのはお客様です。送り手側が提供するのは『松・竹・梅』程度の選択肢で充分なのではないでしょうか?

正直、私には高価なアネスト岩田のエアブラシは必要ないし、コンプレッサーも往年のワークさんが出されていた水槽用のエアポンプ(苦笑)とL5です。水抜きは安価な物から試し、結果として今はオリンポスのレギュレータを使ってますが今の所これで充分です。
要は金銭的負担にならない程度に順次システムを構築して行くのも、趣味としての模型の楽しみだと思います。

キットの構成にしても、田宮さんのエレファントは私にとってパーツ構成の簡略化は好印象でした。だってドラゴンのこれでもかというパーツ分割にはウンザリしていたのですから。子供も小さく中々時間を割けない者にとって最近の分割し過ぎな中華系ミリタリーキットは「組み立てモデル」の楽しみを苦痛へと変える物です。
店主様はご不満のようですが、私はこのキットを手に取り『ああ、さすがタミヤは解ってくれている!』と思いました。

エントリーからハイエンドまでのお品揃えは難しい事は想像します。ですがエントリー層にはいきなりハイエンドなお話はついていけないのですよ。単純に「エアブラシを使う」「エポキシパテを使ってコーティングをする」と
言うのも、日本から万里の長城を眺めるほどに途方も無い感覚なのですから。

お客様商売って、お客様の情報をそれとなく聞き出してその情報を基に持てる知識のウチから相手サマの相応分を提案する。これが大事かと。

業種は違えどおなじお客様あっての商売から思う事です。大上段からスミマセン。

投稿: とおりすがり | 2012年8月 1日 (水) 01時34分

コウさん、こんにちは。
誤解を生まないよう言葉は選んだつもりですが、それでも誤解があるといけないので申し開きをさせてくださいね。

例えば「オレはこうして模型を作っている」「こんなやり方をしてみた」といったことは、正しいも間違いもありません。だから、主観論がすべていけないなんてことはもちろんなくて、バンバン発信してもらえばいいと思うんですよ。ユニークなやり方は見ていて楽しいですし、実際参考になりますしね。

ただ、道具や素材の使い方には「基本」というものがあります。それを理解したうえで「変則的」な使い方を紹介するならいいと思うんですが、明らかな考え違いをされている場合があると、それに影響される方が気の毒に思えてしまうのですよ。私ゃ単なるお節介オヤジなのかもしれませんね。

自分のスタイルに自信は持っているつもりなんですが、それがお客さんに対するただの押しつけなのかなあとちょっと思う面もありまして。私が感じる中では、モデラーさんが重宝されるお店のスタイルは私とはずいぶん違うようなので、ちょっと自信をなくしています…。

投稿: Bluebell | 2012年8月 1日 (水) 09時05分

takoさん、こんにちは。
私はもしかしたら他人のすることを気にしすぎなのでしょうかねぇ。もう少し自分に自信が持てればいいのでしょうけど。
私にも、商品以外で「売り」になるものがあるといいんですけどね。

投稿: Bluebell | 2012年8月 1日 (水) 09時27分

夜鴉さん、こんにちは。
私も、一モデラーとしては今のスケールモデル界のありかたは好きではありません。スケールモデルを作るからと言って、皆が実物に忠実にすることのみを追い求める必要はないと思うんですよ。
例えば、私が尊敬するMIGさんの最近の作品を見ても、工作はほぼストレートで、あえて塗装で魅せることを優先していますよね。装備品も整然と付いていてダメージ表現の一つもないのに、泥だらけで塗装ハガレ表現をふんだんに盛り込み、「実物に忠実に」という点では明らかに矛盾しています。
でも、彼の作品の素晴らしさを疑う人はあまりいないだろうと思うのです。

きっと彼は、塗装が楽しくてしょうがないんでしょうね。そんな風に、楽しく、でも少しでも上手に作りたい…そんなモデラーさんを応援したいと思っています。
だから、模型屋がマニアックなウンチクを語る必要はもうないと思っているのですが、そう思っているのはもしかして私だけなのかなとも感じています…。

投稿: Bluebell | 2012年8月 1日 (水) 11時05分

とおりすがりさん、こんにちは。
いろいろと参考になるお話、ありがとうございます。
私も、あまりレベルの高い話には付いていけませんし、おっしゃるように必要性を感じない面もあります。
ですから、エアブラシも迷彩塗装をしないのであれば必要とは思いません。現に缶スプレーも使用します。また、エアブラシについてもハイエンド機は置いていませんし、お客様から指名がない限りおすすめもしていません。
タミヤのキットも、私は本来大好きなんですよ。このブログの制作記でもタミヤ製品が大半です。それだけに期待も大きいんです。
今回のエレファントも、箱の立派さと価格から期待したものと、箱を開けた瞬間の実際の中身がちょっとかけ離れていたのでガッカリした、というのが正直なところで、もう少し定価設定さえ低ければよかったのにと思いました。また、いたずらに部品数を増やすのは私も反対なのですが、戦闘室あたりはもう少し組み上げる余地を残してくれてもよかったんじゃないかなあというのが、ぱっと見た感想です。
でも、これから作ってみようと思っていますよ!

余り余計なことを考えすぎずに、今私にできることをやっていくのがいいのかもしれませんね。

投稿: Bluebell | 2012年8月 1日 (水) 13時16分

こんばんわ。心が折れそうになっていますね(苦笑)
覚えてますかね?アネスト岩田のエアブラシ試し吹きで静岡からそちらへ行って、エアブラシを買ったあげく、痛飛行機その他完成品を放置していった者です。
その時はずいぶんお世話になりました。
店長に薦めてもらったエアブラシその他、筆やブラシクリーナ、ホワイトスピリットは大変重宝していますよ。他では聞けない本音のアドバイスも良かったです。これらを使って制作したボークスの1/32 Ta152H-1はSWSコンテストで入賞もしました。
自分はこの時、制作スキルをステップアップしたいと思っていたし、良い工具、マテリアルに巡り合えた結果だと思います。
「くだらない、つまらないことだと思えたものも。本当は、その根っこには、とても純粋な綺麗なものがあるかもしれない。
時を過ぎればそういうことに、気づくのかもしれない。
前に進んで振り返ってみたときこそ、当時は何かに曇っていた風景がやっと、明晰に眺めることが出来るのかもしれない。
だから進んで、やり通して・・・その時こそ、振り返ることが大切なんだよ。」
店長の背中を子供達が見ていますよ。世間の情報に惑わされずに、自分がプラモデルを完成させた時に感じた「できたー!格好イイー!!」をお客さんに伝えて下さい。

投稿: nori | 2012年8月 1日 (水) 23時35分

noriさん、こんにちは。
もちろん覚えておりますよ。その節はお世話になりました。また、素晴らしい作品をいただき、ありがとうございました。ちゃんと飾らせていただいておりますよ。
心が折れるというほどではありませんが、少々自信をなくしているのは事実です。
でも、周りを気にしても仕方ないですね。やはり自分の進むべき道を頑張って探すことにしたほうがよさそうです。

投稿: Bluebell | 2012年8月 2日 (木) 00時51分

こんばんわ。
連投申し訳ございません。

例のパイロット版、本日拝見して来ました。
その場に居合わせた面々は口々に「凄い…」「目からウロコだ!」「オレもやってみよう」etc…
大絶賛の嵐でした。
失うことなんてありません。自信を持ってください。

因みに、タ○ヤのエ○ファン○ですが…
確かにあの価格であの内容はあんまりだと思います。
サスの肉抜きなんか転輪にダメージ表現出来ませんし、照準器を「振れ」ないので砲身を動かすこともできない。
ヤクトティーガーから確実に「退化」しちゃっていますよね。

良く、○ミ○のキットは初心者から上級者まで云々と言われますが、これはとてもそんな表現の出来ない間口の狭い商品だと思います。(敢えて「製品」とは言いません)
この出来でコーティングはシートで別売りって…
マイクロソフトばりの抱き合わせ商法の旨味にハマッてしまったのでしょうか?
1/35を世界のスタンダードにした企業とは思えない姿勢に、日本人として情けなさしか感じ得ません。

投稿: 夜鴉 | 2012年8月 2日 (木) 01時22分

夜鴉さん、こんにちは。
ご覧になりましたか? 私も送っていただいたのを見ましたが、やはりプロが手掛けるとうまいもんだなあ(映像が、ですよ)と感心しきりでした。
ということはたぶん完成品もご覧になりましたよね? いや~、あんな拙いモノ、まったくお恥ずかしいですよ…。
送った後で「あ、アレ忘れてた」というところをいろいろ思い出してしまいました。あんなんでいいんでしょうかねぇ。心配になって電話しちゃいましたよ。軽~く「OKですヨ!」とのことでしたが、ホンマかいなって感じです。

投稿: Bluebell | 2012年8月 2日 (木) 11時08分

こんばんわ。
完成品、勿論拝見しましたよ。
ご謙遜されることはないと思います。
やはり本家本元、コーティングの質感は私のようなイミテーションは足元にも及びません。素晴しいです。
薄さといい自然な剥がれ具合といい…目指すはこれだよなぁ~とつくづく感じた次第です。
塗装は個人での感性が大きく影響しますので、これが正解というものは無いのではないでしょうか?
同じような塗り方をしても製作者の「味」というものは出るものだと思います。充分に素晴しい完成品と思いました。

私はオリーブグリーンとレッドブラウンの飛び散りを必要以上に気にする性質なので、いつもは最後にダークイエローの上掛けをやりますが、今回は迷彩色を極力薄くして何度も重ね吹きする代わりに上掛けを省略しています。
師曰く、「汚しを怖がっているね。もっと大胆に汚してごらんよ。」なのですが、単品ありきで製作しているのでそうそう泥や埃まみれにするのもねぇ。
アースやバフも薄々吹きですし、部位毎の色味替えは油彩の隠ぺい力の弱さを逆手に取った反則技です。
まぁ、だから半年に1作程度しか作れない遅作モデラーなのですが。(苦笑)

投稿: 夜鴉 | 2012年8月 3日 (金) 01時50分

夜鴉さん、こんにちは。
そうですか。そう言っていただけると助かります(笑)。
私としては、足周りのウェザリングが仕上がり切らず不満が残りました。もう少し時間があればという気持ちです。
ハードなウェザリングは非常に大胆さが求められるので、自分では攻めているつもりだけど思っているようにならないものですね。
普段使っていないマテリアルを試してみるのもいいと思いますよ。特に「体積」を増やせる素材(石こう、パテ、地塗り材など)は、ハードなウェザリングに特に有効です。もしお使いでなかったら試してみてはいかがでしょうか。

投稿: Bluebell | 2012年8月 3日 (金) 09時45分

BlueBellさんへ

店主様のお人柄に惚れて、度々足を運んで
いるおっさんです。

いつも長時間粘り、お仕事の邪魔をして
申し訳ございません。
(コンプレッサー、今月中には購入いたしたいと
思っています。)

店主様のお悩みを拝読し、大いに考えさせられ
ました。

私の意見を少し。

私は小学生の頃から戦車模型を作り始めました。
その頃はただ組み立てるだけで、塗装などない
に等しいくらいでした。
塗料や塗装用品を揃えるのは、小学生の私には
とても無理でした。
でも、ストレート組みだけですごく楽しかったです。

今の模型を取り巻く環境は、あまりに
「大人の世界」に特化しているように思います。
専門誌には、意味を理解する事から始めなければ
ならない専門用語?のオンパレード。
エッチングパーツやらウエザリングやら、それを
しないと話にならないような状況が作り出されて
いると思います。

でも考えてみてください。
模型って、キット一箱と接着剤があれば、本来それで
十分なはずです。
そして、作り手が自由に作って楽しければ
いい世界のはずです。

塗装テクニック論が幅をきかせていますが、
極端な事を言えば、真っ赤な戦車があっても全く
かまわないと思う。
それに、エッチングパーツなど使わなくても、
格好いい戦車はいくらでも作れる。

ただでさえ戦車模型は高価です。
その上更にパーツを買わねばならないのなら、
小学生はもちろん、大人にも金銭的な負担が大きく、
模型ファンはどんどん減ってしまいます。

超絶技巧も結構ですが、そうでないファンも沢山
いるし、そうしたファンを蔑ろにする業界に
未来はないと思います。

こうした風潮に疑問を呈し、自ら一模型ファンとして
市井のファンを大切に考えている店主に共鳴します。

生意気ですが店主様、お悩み自体が貴重なのです。
店主には多くのファンがついています。
持論を貫いてください。

実は、私は塗装にすごく関心があり、店主様のように
上手くなりたいと思っています。
エッチングパーツにも関心があります。

でも、「基本は素組み、塗装はお好み、
模型は自由に作る」の考えは始終持っています。


投稿: 戦車模型大好き | 2012年8月 5日 (日) 12時14分

戦車模型大好きさん、こんにちは(HN最高っすね)。

私も、戦車模型大好きさんの意見に同意見です。ですから、追加工作も、あくまで自分がしたいと思ったことしかしません。そうでないとただ苦痛なだけで、何をしているのか分かりませんからね。本人さんが楽しいと感じることが何よりですね。
ただ、一方で上達するのもまた楽しいもので、それには新しいことへのチャレンジがいります。私も、少年の頃ドライブラシを初めて試したときは、オモシロくて止まらなくなったほどです。
要は、「やる」か「やらされる」かの違いだと思います。ですから、雑誌に書いてあったり私などがブログで紹介することを「やらなければならない」なんてことはありませんよね。興味のある方の参考になればいいと思って書いています。

プラモデルは、製品として箱の中のモノだけで完結するようにできているのが大前提だと思っています。説明図が分かりづらくて、部品の付き方が分からないとかどの部品を使うのか分からないから資料がいるなんていうのも箱の中だけでは完結できているとは言えず、そんなのもってのほかです。
でも、最近のスケールモデラーさんは、資料を集めるのが当たり前みたいな感覚になりつつあるので、そんな製品があっても「どうせ資料本は買うから、説明図の精度なんて気にしない」というような風潮があります。これでは製品もよくなりませんし、そういう考えのないユーザーさんは、「プラモデルってこんなワケ分からんモノなのか」とプラモから離れていってしまいます。ましてや新規ユーザーの導入なんて見込みなしです。制作テクニック論も同様ですね。私はこれを危惧しています。
私は模型屋の店主という肩書き上、お客さんから聞かれたときに分からないと困るのでいろんなテクニックを勉強したり試したりもしていますが、本当のところはやたら難しい(センスの問われる)技法や特殊な素材は使いたくないものです。

「ファンがいる」と言っていただけるのは本当にありがたいです。少しでも模型作りを楽しんでいただけるお手伝いができればと思います。


投稿: Bluebell | 2012年8月 5日 (日) 18時59分

こんばんわ。
アドバイスありがとうございます。
真摯に受け止め、精進に努めたいと思います。

しかし、昔はディテールは勿論のこと、全体的な形がおかしなキットなんか当たり前のようにあって、手を入れないと完成品にならなかったものですよね。
スケールモデルもキャラクターモデルも自分の理想に近づけるために自然とパテを盛り削りしたり、プラ板を切った貼ったしたり…でもそれが楽しかったものです。

今やそれが箱の中身をフツーに組めば、昔の「パチッ」に掲載されていたレベルの完成品が目の前に。
恐ろしくもつまらない時代になったものです

工作で差が出せないのであれば、おのずと製作者の個性発揮は塗装に移行してゆくわけで…
究極は高石氏の作品のようになってゆくのでしょうが、あのレベルの作品を仮に作れたとしても、一生にいくつ完成させられるのかと溜息が出てしまいます。

でも、そういった意味でも「エアブラシ講座」いいと思いますよ。
我が師もよく指導されていますが、あんな面倒くさいこと手取り足取りやってくれる模型店は普通ありませんからね。

末永くお客様に愛されるお店と店長であり続けていただきたいと切に願うばかりです。

投稿: 夜鴉 | 2012年8月 8日 (水) 23時33分

夜鴉さん、こんにちは。
たしかに、ベテランモデラーさんや工作の達者の方からみれば、出来すぎたキットは手の入れる余地がなく、つまらないものに見えるかもしれませんね。
でも、合いの悪いキットをよくしていくのは当然の企業努力ですから、まんざら悪いことではないと思いますよ。

あとは、「人に見てもらうために作るのかそうでないのか」も作風に大きく影響しますね。例えばコンテストで入賞狙いでしたらやはり目立つような作りが求められるでしょうし、そうでなければ自分で満足できればいいだけですし。
私は、人に見せるために作ったのはあれが初めてでしたので、あまり目を引くほどの出来ではないのが残念でした。

投稿: Bluebell | 2012年8月 9日 (木) 17時57分

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