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2010年12月17日 (金)

タミヤ ストームタイガー その18 <フィルター塗装1>

車体にデカールを貼り、ラッカーのツヤありクリアを吹いておきました。
それでは仕上げ塗装に移っていきます。

フィルター塗装には油絵具を使うことにしました。
油絵具は、伸びが良く透明色が多いので、フィルターには最適な色材といえます。ただ、難点は乾燥時間が長いことです。
一般的なプラモデル用塗料は丸2日もあればほぼ乾きますが、油絵具はほとんどが3日以上、長いものになると5日もかかります。フィルターは色を重ねて効果に深みを出すので、何回も重ね塗りをするとすべて終わるのに何週間もかかってしまうのです。
タミヤ・エナメル塗料を使うことも考えましたが、クレーテのときにうまくいったので、今回も油絵具を選びました。
Img_4416
ただ、いたずらに作業時間を浪費したくないので、乾燥促進剤(シッカチーフ)を併用します。


さて、ここでフィルター塗装のおさらいをしておきましょう。
私の中では、「フィルタリング」と混同しやすい「ウォッシング」という言葉は使わないことにしました。
「ウォッシング」とは技法(方法)、「フィルター」とは効果のことです。フィルターに「ing」を付けて動名詞にしてしまったために技法と解釈されて、ややこしくなったのだと思います。

「ウォッシング」とは、ごく薄めに溶いた塗料(一般的にはエナメル塗料や油絵具のような、石油系溶剤を使う塗料)を塗り、場合によっては拭き取る技法です。
また、「フィルター」とは、字のごとく半透明の色の膜を張って、下地の色に変化を与えることです。
つまり、要するに「フィルター塗装」とは、「ウォッシング」という技法で「フィルター」という効果をかけることなのです。
今まで「ウォッシング」というと、「こげ茶色の塗料薄く溶いて塗って拭き取ること」というふうに、色と方法の両方を指定されていたわけです。そのため、「こげ茶以外の、赤とか青の色を使うとフィルタリング?」みたいに解釈されて、わけが分からなくなってきたんだと思います。

では、例えば「ドライブラシ」はどうでしょう。色の指定までされているでしょうか。そうではなく、単に「塗料を含ませず半乾きの筆を、こすりつけるようにして塗装する」という技法ですよね。色は何でもよいわけです。
ですから、「ドライブラシ」ではなく「ドライブラッシング」と表記したほうが、統一感が出るように思います。

Img_4418 
さて、まずは、ブラウン系のフィルターをかけました。ホルベインのブラウンピンク透明ブラックを使いました。
ブラウンピンクは、名前から想像するほど茶色でもピンクでもなく、薄めるとブラウンからほとんど黄色に変わってきます。そこで黒を混ぜて整えます。
ポイントは、どちらも透明色、つまりクリアカラーだということです。不透明色でフィルター塗装をすると、乾くと顔料が粉を吹いたように見えることがあります。

Img_4419
良し悪しは別として、レモンティーのようなフィルターがかかりました。これで、いったん乾燥待ちです。

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コメント

こんにちは。
今回のテーマとても大事なお話だと思います。
カタカナ&和製英語でサッパリ判らなくなっている事が上手に解説・整理して下さっていて助かります。
仕上げの方法と一緒に詳しく教えて下さいネ!!

投稿: コウ | 2010年12月17日 (金) 09時58分

コウさん、こんにちは。
私も、つい最近まで「フィルタリング」ってどういうことを指すのか分からず、うなっていました。
でも、尊敬するミゲル・ヒメネスさんのDVDを見てこういう理解にたどり着きました。実は、とっても単純なことだったのです。
これが正解かどうかは分かりませんが、正しいかどうかではなく、この方法でフィルター塗装は間違いなく誰にでもできます。やりだすといろいろ試行錯誤しますが、それもまた楽しいですよ。

投稿: Bluebell | 2010年12月17日 (金) 12時59分

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