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2010年6月21日 (月)

タミヤ ベーシックエアブラシ その3

それでは、いよいよ実際に吹いてみます。
比較対象がないと分かりにくいので、愛用のイワタ・エクリプスと比べてみることにします。

Img_3020
とりあえず、いらない紙にタミヤ・アクリルを吹いてみました。
右半分がタミヤ、左半分がイワタです。



Img_3028
まず、細吹き。左の黒い線は、一般的な0.5のシャープペンで書きました。 目安になるかと思います。

点々となっているのは、コンプレッサーの脈動のせいです。私のコンプレッサーはタンク付きですので本来脈動は出ないのですが、十分に圧が上がる前に吹いてしまったのでこうなっちゃいました。

線の細さとしてはこれくらいが限度でしょうか。説明書にも「約2ミリから~」と書いてあります。ただ、気になるのは塗料ミストの荒さと飛び散りです。プツプツと大きい粒が飛んでいます。
写真上のほうのグルグルは、後でもう少し塗料を薄めて吹いたものですが、こちらはキレイに吹けてますね。

Img_3030
それに対してイワタですが、タミヤのを吹いた後にカップの塗料をそのまま移して吹いた結果がこれです。
結論から言って、正直、勝負になりませんね。これほど差があるとは自分でも思いませんでした。
細く吹けるのはともかくとして、それよりもミストの細かさと飛沫の飛び散り具合が全然違うのです。
まあ、価格が3倍くらい違うのですから当然なのかもしれませんが。

Img_3023_3
今度は太吹きを試してみます。
トリガー全開の状態でかなり違いますね。これはタミヤのほうがよくて、広い面積を塗りつぶすのは大変ラクです。

とまあ、こんな感じとなりました。ベーシックエアブラシをレビューするつもりが、逆にイワタの良さをアピールする結果になってしまったようで、ちょっと不本意です。こんなつもりではなく、「3,000円のハンドピースだって十分イケルで!!」というハナシになるはずだったのですが・・・。

う~ん、これで終わってしまったのでは何だか消化不良です。「やっぱり道具ってのは値段なりのモンなのさ」という、分かりきった話で終わってしまうのか・・・庶民の味方ベーシックくん、お前の実力はこんなものなのか!?
そこで、ちょっとあることにトライすることにしました。
しかし、実はこれが想像以上にタイヘンなことになろうとは、思ってもみなかったのです。(もうちょっと続く)

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コメント

はじめまして
エアブラシデビューしてみたいのですが…
プラモデルは3カ月にひとつくらいなのであまり高いエアブラシは購入したくありません。
主に、というか35分の1の戦車しかつくりません。
そこでタミヤ ベーシックエアブラシ(中古で一式8000円でした)を候補に挙げているのですが3色迷彩は描けますか?
クレオスのプチコンセットも考えてますが、できるだけベーシックがいいです。
実際どうでしょうか?

投稿: あい | 2010年8月 7日 (土) 00時04分

あいさん、いらっしゃいませ。
エアブラシ購入をご検討とのこと、ワタシごときのアドバイスがよいお買い物の一助になるなら幸いです。
さて、ご質問の「ベーシックエアブラシで3色迷彩が描けるか」についてですが、「YesかNoか」で答えるなら「Yes」です。現に「タミヤプラモデル製作ガイドブック」の中でもこのエアブラシを使った迷彩塗装の実演が掲載されています。
ただ、確かに可能ですが、ブログでも書いた通りこのエアブラシは細かい塗装には向いておらず、ある程度エアブラシの経験がある方ならともかく、初心者の方にとってはかえって難しくて途中でイヤになってしまうのではないかと心配です。この本の実演も、エアブラシを使い慣れた人がかなり苦心してやっているように思えます。
むしろ、エアブラシ導入の際の費用面でのネックはエアー源のほうなんですね。エアー缶は、単価は安いですがたくさん必要になる(塗装作業以外にもエアーを消費する)ため大変高くつきますのでお勧めしません。また、コンプレッサーはというと、いわゆる模型用と称して販売されているものはどれも異様に高価です。
もし差し支えなければ、一度ご予算を教えていただけませんか。そのうえで生意気ながら私に出来る範囲でアドバイスさせていただければと思います。

投稿: Bluebell | 2010年8月 7日 (土) 17時55分

ご回答ありがとうございます。
予算は二万です。
プチコンセットもいいのですがベーシックのほうが安いので…
あまり制作はしないのでエア缶の使用も考えております。
エア缶の場合、35分の1戦車に缶は何本くらい必要ですか?

投稿: あい | 2010年8月 7日 (土) 23時13分

あいさん、こんばんは。

実は私もエアブラシデビューのときはエア缶を使いました。理由は単にコンプレッサーが高価でもったいなく、いきなりコンプレッサーを買うよりもまずはエア缶で試してみようと思ったからです。
でも、結局1作塗り終えるまでもなく、すぐにコンプレッサーを買いました。
ご存知かもしれませんがエア缶についてのご説明をしておきます。エア缶には液化ガスが充填されており、バルブを開けるとこれが気化して噴射される仕組みです。そのため、吹き始めてしばらくすると気化熱で缶が冷やされて(缶が凍りつくほど冷えます)気化しにくくなり、エア圧がどんどん下がってきてしまいます。つまり、エア圧が一定せず作業しにくいのです。経済性よりもまずはこれがエア缶の最大の欠点なのです。これを防ぐには缶を温めなければいけませんが、作業しながらでは面倒ですし何より温めすぎると缶が破裂するので危険です。
ご質問の「戦車1台あたりのエア缶の消費量」については、途中でエア缶の使用をやめてしまったのでお答えすることができません。お役に立てず申し訳ありません。また、エアブラシは作業後の清掃が不可欠で、塗装作業以外にここでも「うがい洗浄」や「シンナーだけでの捨て吹き」にエアを消費します。これがなかなかバカにできないのです。単色で中断せずにすべて塗ってしまえれば洗浄は1回で済みますが、迷彩の場合は色替えが発生するのでその都度洗浄が必要になります。
ですので、エア缶は想像以上に消費が激しく、1/35の戦車でも1本程度では済まないと思っていただいてよいかと思います。私も、あっという間に1本なくなって慌てて数本買い足しに行ったほどです。
1本の値段も数百円はしますから、あまり作らないとはいっても10本買えば7,000円ぐらいにはなってしまいますので、少し長い目で見ればコンプレッサーを購入されたほうがお得だと思います。

二万円のご予算でしたら、私個人としてはベーシックエアブラシはお勧めしません。何も高いものを買わせたいわけではありませんよ。ただ、「安物買いのなんとやら」にならないかと心配です。
ただ、そうかといってやたら高いものを買われる必要もまったくありません。これについてはまた後ほど。

投稿: Bluebell | 2010年8月 8日 (日) 01時16分

度々すみません。
タミヤ スプレーワークHG シングルエアーブラシをベーシックエアブラシのコンプレッサーに接続しようと考えました。どうでしょうか?エアブラシ自体の性能は良さそうですが…

投稿: あい | 2010年8月 8日 (日) 14時31分

すみません。

「タミヤ スプレーワークHG シングルエアーブラシ」ではなく、「スプレーワーク HG エアーブラシIII」の間違いです。

投稿: あい | 2010年8月 8日 (日) 15時06分

あいさん、こんにちは。
結論から書くと、タミヤの「HGシングルエアブラシ」は残念ながらベーシックエアブラシのコンプレッサーには接続できません。
これはちょっと難しい理屈なのでうまく説明できるか分かりませんが、せっかくなのでご説明しますね。

一般的なエアブラシのハンドピース(手で持つ部分です)にはエアバルブが入っていて、ここでエアの流れをせき止めています。つまり、ボタンを押すことでバルブを開けて任意に噴射し、ボタンを離して噴射を止めるという操作をするわけです。缶スプレーの塗料や殺虫剤と同じですね。
ところで、このコンプレッサーにはエアの流れが止まったときに、それを感知して自動で止まる機能やエアの逃がし弁がついていません。つまりエアを常に送りっぱなしなのです。この類のコンプレッサーにエアバルブ付きのハンドピースを接続すると、噴射していない時でもエアを送っていますからエアの行き場がなくなって逆流するような状況になります。そのためコンプレッサーのモーターに強い負荷がかかり、最悪の場合は壊れてしまいます。そこで、エアブラシからエアバルブを外して接続することになります。
ところが、「シングルアクションのハンドピース」というはエアバルブの開閉のみの操作(缶スプレーと同じ要領です)なので、シングルアクションのハンドピースからエアバルブを外すということはあり得ないのです。缶スプレーからバルブを外したらどうなるか想像してみてください。

また、シングルアクションのハンドピースでは迷彩塗装はできません(厳密にいえば、できなくはないのですが)。言い方を変えれば、シングルアクションは塗る対象全体を1色で塗ってしまうときしか使えず、迷彩のように対象物の中から塗り始めるようなことは無理なのです。実はこれも実体験済みなのです。
したがって、迷彩塗装をするのであれば、ハンドピースは「ダブルアクション」を選んでください。

ややこしい話でしたがお分かりいただけたでしょうか。また分からないことがありましたら、遠慮なくどうぞ。
また、後ほど私の個人的なお勧めも紹介したいと思います。

投稿: Bluebell | 2010年8月 8日 (日) 15時44分

あいさん、こんにちは。
コメントが行き違いになってしまいましたね。トンチンカンな返答で申し訳ありませんでした。
タミヤの「HGエアブラシ3」でしたら、ダブルアクションですしメーカーも信頼できますから申し分ないでしょう。またベーシックコンプレッサーへの接続も可能です。
ただし、先ほどのコメントにも記したようにエアバルブを外して接続することになりますので、コンプレッサーが動いている間はエアが出っぱなしになります。エアの操作はコンプレッサーの電源で行うことになるので、少しわずらわしいかもしれませんね。
タミヤのエアブラシは使ったことがないので、使い勝手等はコメントできません。どうか悪しからず。

投稿: Bluebell | 2010年8月 8日 (日) 15時56分

ご丁寧にありがとうございます。
エアブラシとコンプレッサー決めました。
スプレーワーク HG エアーブラシIII とタミヤのスプレーワーク コンパクトコンプレッサーにしました。
多くのアドバイス、ありがとうございます。

投稿: あい | 2010年8月 8日 (日) 22時47分

あいさん、こんばんは。
だいたい決まったようで、何よりです。
最後にひとつだけおせっかいを。
このコンプレッサーは定格エア圧0.07Mpaとなっていますが、オールマイティに使うのならできれば0.1Mpaは欲しいところです。
ですので、個人的には私が使っているものがご予算的にもお勧めです。ヤフオクで「TC-20T」か「AS-186」で検索してみてください。タンク・水抜き兼用レギュレータ付きで出力も申し分なしです。ただ中国製のノーブランド品ですので、それがご心配なら無理にはお勧めしません。
買って2年ほど経ちますが、調子よく働いてくれてますよ。

それでは、よいお買い物をされることを願っております。

投稿: Bluebell | 2010年8月 8日 (日) 23時26分

はじめまして、広島県在住のモデラーです。突然の質問ですみません、長年使ってきたコンプレッサー(jun-air)がとうとう成仏してしまいました。再度jun-airを装備するにはしばらく小遣いを貯めないと厳しいので、つなぎ的な廉価コンプレッサーを検討しています。ヤフオクの「TC-20T」や「AS-186」はとても良さそうに見えるのですが、連続運転(可能)時間はどんな感じでしょうか?迷彩などやっていると、1~2時間程度は連続運転が出来ないと厳しいと思いますが、ヤフオクの他の機種では、2~30分と記載されているものが多く見受けられます。「TC-20T」や「AS-186」の出品者にも質問をしていますが、まだ回答がないのと、実際にご使用になっている方のご感想を是非お伺いしたく、質問させて頂きました。どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: plastic-wings | 2012年4月15日 (日) 22時48分

plastic-wingsさん、こんにちは。
「jun-air」とは初めて聞くメーカー(模型屋やってながらお恥ずかしい)で、すごいよさそうなコンプですね!? 
さて、ご質問のコンプについてですが、まずお断りしておかなければならないのは、私が使っているのは「ES-186MC」というもので、輸入元が倒産してしまったため今は入手できないということです。その代わり、見る限りでは「TC-20T」「AS186」と同型品なので、参考としていただければ幸いです。

まず運転時間についてですが、説明書を見ても定格時間が書いてありません。おそらく20~30分といったところでしょう。ただし、定格時間とはモーターを連続運転できる時間のことで、作業時間のことではありません。このコンプにはエアタンクが付いており、タンク内の圧力が設定以下になったときしかモーターは動きませんので、モーターが回りっぱなしになることはほぼありません。ですので、半日でも平気で作業できます。
ただし、これは接続するエアブラシの性能等の使用条件によって変わってきますので注意してください。口径が大きく風量を多く消費するエアブラシでは当然タンクへの充填が追い付かずにモーターが回りっぱなしになります。
ちなみに私の場合、20L/分という風量を多めに消費するエアブラシを繋いでいましたが、特に問題なく今でも現役で使えています。だいたい、20分以上も吹きっぱなしにするなんて使い方はまずしないですよね。最大圧力も0.4Mpaですから模型のエアブラシ塗装には十分です。
2万円ぐらいのコンプと遜色ない性能ですので、おそらく1万円前後ではないかという価格からみればお買い得だと思いますよ。

投稿: Bluebell | 2012年4月16日 (月) 00時12分

こんばんは。お忙しいところ早々のご回答ありがとうございます。とても詳しく解説していただいてよく解りました。「つなぎ」どころか、メインで十分使える性能ですね!!タンクがあることで、連続運転の軽減と節電にもなる優れた設計ですね。偶然、AS186の出品者のお店が、車で30分ほどの場所にあるようなので、直接行ってみようと思います。jun-airは、以前「レトラ」という名称で輸入販売されていたデンマーク製のもので、15年ほど前に奮発して購入しました。冷蔵庫程度の物凄い静かな作動音、というか、ほとんど音がしないです。当時はまだあまり静音タイプの物がなく、とても画期的でした。調べてみると、今では「ウェーブ」から「コンプレッサー517」として同系のモデルが販売されているようで、値段も当時と同じ位です。非常にタフなコンプレッサーで、本当によく働いてくれました。プラモデル用としては相当高価な代物ですが、またいつか導入したいですね。最近はキットも塗料も随分高くなった反面、コンプレッサーやエアブラシが安く入手出来るのは助かりますね。この度は有益な情報、本当にありがとうございました。ブログの御作品群素晴らしいですね、これからも楽しみに拝見させて頂きます。

投稿: plastic-wings | 2012年4月16日 (月) 01時36分

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